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ピアノトリオ・レッスンのはしご の前日は「お寺で室内楽」のはしごでした。日付けは前後し、
11月3日(土)奈良で室内楽コンサートを二つ聴きました。
一つ目は午後1時から、東大寺二月堂北の参籠所で河村典子先生のソロコンサート。「華の仏さま展」のイヴェントの一環です。
当日は秋晴れの文化の日、観光客で込み合い近鉄奈良駅から東大寺へ向かう道が大渋滞、市バスが大幅に遅れ、大仏殿前でバスを降りてからは走りました。二月堂の長い階段も2段飛びで(笑)。会場に着いたら、バッハ作曲無伴奏ヴァイオリンパルティータ第1番が丁度始まったところで、滑り込みセーフでした。
会場はご住職 吉田真誉氏の描いた仏画の展覧会を兼ねており、ところ狭しと展示されています。 (下記写真は同寺HPより)
2曲目は同じくバッハ作曲無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番。この曲の第2楽章フーガは 軽井沢室内楽ワークショップでレッスン して頂いた曲でもあり、現在第3、第4楽章にも取り組んでいるので、大変勉強になりました。ご住職の法話に拠ると、仏教の教えは宇宙的との事。バッハの音楽も宇宙的でぴったりの環境でした。 終演後、河村先生にご挨拶に伺うと、これから直ぐに次のコンサート会場へ行って準備とのこと。我々は比較的時間の余裕があったので、仏画展覧会を鑑賞したあと、公園内を散策しました。
会場の「北の参籠所」から見る二月堂。開演前はこの長い階段を駆け上がったのでした。
二月堂から見る「北の参籠所」
大仏殿を映す鏡池。紅葉も綺麗でした。
同日二つ目のコンサートは専念寺で4時からです。このチラシは出演者のピアニスト久保美緒さんの手造りで和紙に印刷されたものです。(スキャンで質感が薄れてしまいました。すみません)
専念寺は三条通りホテルフジタの向かいにありました。
門前と玄関前のポスター。いずれも描かれた方の署名と落款印が押されていました。
コンサートの舞台、仏壇の前にはグランドピアノが設置され、既にコントラバスが置かれていました。ピアノ、ヴァイオリン、コントラバス、による室内楽です
プログラム 出演者プロフィール
出演はオフィスN室内楽ワークショップでお世話になっている先生方です。プログラムもワークショップの課題曲に使われる等のお馴染みの曲が多く、模範演奏を愉ませて頂きました。
楽器編成上、オーケストラ曲の編曲モノが多くなるのですが、コントラバスの白土文雄先生自身が編曲もされますし、ご友人の作曲家から献呈された曲やその編曲モノも多いです。後半に演奏された前田智子氏の作曲「無明長夜」もその一つ、お寺での演奏に相応しい曲で、お経とコントラバスとのコラボレーションです。舞台後にある仏壇の扉が開け放たれ、ご住職が仏壇の前でお経を読み、それに合わせてコントラバスが演奏するという曲です。2年前、 京都のお寺で演奏 されたときは、読経は20名の若いお坊さん達との共演でしたが、今回の読経は専念寺のご住職のソロ(?)。合唱がお好きなようで、コントラバスとの即興のハーモニーがとても面白かったです。
後半2曲目も前田智子氏の作品で「ステラオブあかねMエンジェル」。作曲者自身も来られていて、曲の解説をされました。由来は下記参照下さい。
演奏を聴く前に作曲された由来や背景の解説を聞くと音楽の理解が深まり、より愉しむことができますね。私もこの曲をワークショップで弾かせて頂いたことがあり、弾いても聴いても感動する名曲です。今回はピアノ、ヴァイオリン、コントラバスの編成でしたが、前田智子氏は色んな編成のヴァージョンに編曲されており、11月17日、 八尾でのコンサート ではピアノの代わりにお琴が使われます。弦楽合奏版が出来れば私の所属する弦楽合奏団でも演奏したいと思っています。前田先生、宜しくお願いします。 |

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