jack のヴァイオリン練習室

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ワークショップ・マスタークラス

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受講・聴講したマスタークラス、プライヴェート・レッスン、ワークショップの記録です。プライヴァシー保護のためファン限定記事が多いです。
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今夏は国内2箇所のワークショップ(WS)に参加予定です。それぞれ課題曲が決まりました。
 

オフィスN 志賀高原WS

06年から毎年春・夏信州で行われているWSです。私は初回から連続参加です。
 
 
課題曲
ベートーヴェン作曲 ピアノトリオ第4番 変ロ長調 Op.11「街の歌」
ヘンデル作曲 ヴァイオリンとコントラバスのためのデュオ
 
 

ABチェンバーミュージック 原村WS

ACMP 助成のWSです。今回初参加です。指導はカントゥス・カルテット  メンバー。
 
 
課題曲
モーツァルト作曲 弦楽五重奏曲 ト短調 K.516         第1楽章 (1stVn)
モーツァルト作曲 弦楽四重奏曲 ト長調 K.387 「春」 第3楽章 (1stVn)
 
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前の記事 からの続きです。 ベートーヴェンの第8ソナタはその第1主題のはじけるような音形から「シャンパン・ソナタ」のニックネームを持っています。Vnは最高音が6ポジまでで技巧的には易しい方ですが、フォームや奏法の欠陥が音楽に表れやすく、とても勉強になりました。ありがとうございました。
 
 
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m1:ピアノへの合図は小さな動作と息で、音楽に影響を与えない程度に。大きな合図はアクセントがついたりピアノと合わない原因となる。16分音符はコンパクトな弓で密度高く、弓を返す前の3つの音をはっきり出す。弓毛1〜2本のつもりで。
m1〜m3:進行性・方向性がわかるように(cresc気味が良い)。
m2:8分音符スタッカートは長めに、鋭くなく、エネルギーと方向性を持って。
m3:最高音Gは次のピアノへ繋げて方向性を示す。
m4:16分音符は慌てずD音の後処理をきちっとしてから。弓がブレないこと。
m5:fだが弓を大きく使いすぎないこと。
 
 
イメージ 2
 m8:Gの後処理は、ここで一旦終わるのと、ピアノへ繋げる両方の意味がある。
 m13:スビト・ピアノは萎縮しないように。ダウンボウの弓先で弓が浮かないよう。気持ちよく弾く。ヴィブラートは楽器を揺らす大きなものではなく、ドリルのように中心を掘り下げるように。
 
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 m21:sfの後、弓先でコントロールを失わないよう、16分音符までテンションを保つ。16分音符は流れずはっきりと、弓を使い過ぎない。
 
 
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m28〜:16分音符、Vnとピアノが交互に主役 
 
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 m42:長い音に流れを感じる。(弾き手が意識しないと伝わらない)
 
 
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 m50:ゴツゴツしたエネルギッシュなベートーヴェンを表現する
m53:スタッカートは長めに
 
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 m61:ピアノの動きに合わす。アップボウで遅れない。
m65:弓毛は離れても弓棹のコントロールを失わないように。
 
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m69:タイの音の後処理に方向性を付ける。弓の制御。長めがよい。 
m77:fは乱暴でなく、肉厚に。(弓速でなく、弓圧で)
 
 
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 m81:sfの意味・・・単純なリズムの中の瞬間的アクセントによる変化で喜びを表現する。
 
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m92にはsfがあるが、m94,95にはそれが無いことに注意(Vn)
 
 
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 m107:ピアノからの流れに乗り遅れないこと。弓をぶつけず、1〜4指全部押さえポジション確定してから弾き始めること。
以下は再現部につき省略します。
 
おススメ音源
 
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3月末から4月初めにかけた2週間ほどの間に、 奈良 及び 軽井沢 で5人の先生方から個別にパッサカリアを見て頂く機会を得ました。指導内容は共通するところもあれば真逆の解釈もありました。共通するのは楽譜通り、様式通りに弾けてないところ、楽譜に書かれていない行間では解釈が分かれました。自分なりの統一した解釈が必要になります。スキル、フォーム、フィンガリング、ボーイング、練習方法への助言も沢山頂きました。ありがとうございます。 軽井沢での演奏 は指導受けた内容の半分も反映されていませんが、これを起点としてさらに磨きを掛けたいと思います。以下はレッスン記録です。
 
尚、原曲はヘンデル作曲「ハープシコードのための組曲 第7番 パッサカリア」です。ハルボルセン(1864-1935)がヴァイオリンとヴィオラのデュオ用に編曲しました。ヴァイオリンとチェロ向けにアレンジされた楽譜もありますが、演奏者自身が編曲することも多いです。
 
イメージ 1m1:最初から熱くならない。王宮の儀礼兵の行進のファンファーレのうよに。
   フレーズに前進感をつける(m1,m2でcresc. m4はdim.)。VcはA線で。
   Vnは付点8分にアクセントだが、16分音符にはアクセントつけない
m5:Vcが主役。Vnはハーモニー。Vnは音量的に負けないように。
m9:Vn、山はGではなくEに。急いだ印象を与えない。装飾音符を入れても良い。
 
 
イメージ 2
m17
:Vcの
pizzは親指と中指でギターのように。
m21:Vc、4拍目重く。
 
 
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m25:Vn、8分音符長めに歌う(2回目はpで短め)、1小節の中でcresc.(音が低く      なっていくから)。
m28:2回目はcresc.で次へ繋ぐ。Vcはデタシェで。Vn急がない。
m29:テヌート長めに。 (アップボウスタッカートでもよい)
 
 
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m32:4拍目はルバート
m33:fantasicに。スケールは自由に最初遅く後半に速く、1拍目と3拍目さえあわ      せればよい。練習はメトロノームを使い、最初は拍通り4/4、次に2/2で。
m36、37:16分音符の発音はっきり
 
 
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m37
: 原曲チェンバロの様式を想起し優雅に。頭の16分音符は別物と考え長め     でもよい。フレーズは2音目から始まる。ダイナミクスは1、2拍目f、3、4拍目    pにするか1小節ごとにcrescを繰り返し、各小節後半をはっきりさせる。
    Vc、原譜通りだと弓が逆になるので最初ダウン2回が良い。Vcの場合、移弦    は低い弦がアップの方が自然。バロック時代(ガンバ等のバロックボウ)は強    拍をアップで弾く慣わしがあったが、現代弓の出現でダウンになった。
m41:pp、柔らかい長めのスピッカートで。テンポ速めが良い
 
 
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m45:Vc、スタッカート(又はテヌートスラー)は重たく。 1小節の中でcresc. dim.
 
 
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m49〜:コラール又はパイプオルガンのように、切れ目無く、音の変わり目を
   はっきり、雑音を入れない。 2小節のフレーズでcresc. dimが良い。
   ヴィブラート少な目に。2回目のエコーは淡白になりすぎないこと。
m53:Vn、1拍目アクセントつけず弓節約し2拍目へ余力を残しチェロへ引き継ぐ。
m55:Vc後半の3度重音は6度重音に変えたほうが響きよく次へ繋がり易い。
m57:piu mossoは速過ぎないこと。次変奏では更に速くする必要があるので。 
    Vnのpizzは歯切れ良く、ソプラノを出す。練習はarcoで。
 
 
 
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m65〜
:スピッカートではなく、短く速いデタシェで弾くと弓が自然に跳ねる。          フィンガリングとボウイングは各塊りを同じにすると弾きやすくなる。          ダイナミクスは1回目p、2回目f。又はその逆でも可。                  スピッカートは
1拍目の裏から始まる意識を持つ。
 
 
 
イメージ 13
m69〜:四分音符のハーモニーを省略することもあるが、この譜面通り入れた方   が良い。カプリス風の意味は、ゴツくなく、鋭すぎず、軽くハッピーに弾くと良い。
   装飾音符の発音ははっきり。主音が分散和音を形成する。弓幅コンパクトに。 
m73〜:1回目スルタスト、2回目スルポン。スルポンは駒側でガラスを擦るような
  鋭い金属音を容赦なく最後まで続ける(m75スタッカートを除く)。16分音符2個
  のスラーの後の音を短めに。最初は頭にアクセントをつけて練習し、あとから
  それを取る。
 
 
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m76
:Vc 4拍目はト短調のG/Dハーモニクスでもよい
m77:楽譜に書かれた譜割り通りに弾くこと。1回目デタシェの時も軽快に。
   (私の聴いた全ての演奏は・・・ハイフェッツ、パールマン含めて、この部分を
    4./4拍子でとり、16分音符で書かれたリコッシェは32分音符のように弾いて
    います。目から鱗の助言でした)
 
 
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m81
:チェロのテーマもしっかり弾く
m82:スケールは前半に弓を使いすぎず後半に残す。スケールは譜割り通りで
    なく、最初は速く、後半4つの音をゆっくり正確に発音、最高音の手前で
    スペースを入れても良い。
 
 
イメージ 5
m88
:フレーズの終わりを丁寧に
m89〜:mfだが小さすぎず。常に鳴り響くGを聴く。スピッカートは鋭く無く、
      弓を「バナナ」のように(弓を弦にsoft landing)。
      難所だが、ゆっくりから正確に弾く練習。
m95:ここで音量を一旦落とすとcresc.が効果的になる。ここからデタシェで弾く。
m96:最高音E/CisはE線をしっかり鳴らす。最高音の手前では跳ねない。
m96〜:8分音符全てにアクセントを。
 
  
(参考音源・・・ハイフェッツ&ピァティゴルスキー) 

軽井沢WSの音源

 -
 
春の軽井沢室内楽ワークショップ の音源をyoutubeに限定公開中です。
 

1. ヘンデル作曲・ハルヴォルセン編曲                ヴァイオリとチェロのためのパッサカリア

 
Vn: jack, Vc: naoko
 

2. ベートーヴェン作曲                          ヴァイオリンソナタ No.8 ト長調 Op.30-3

 
Vn: jack, Piano: mio
 
-- 
6日(金)夜は来日中のプラハ音楽院チェロ・室内楽教授K先生父娘によるコンサートがあり、プログラム最後にはハルボルセンのパッサカリアを弾いて下さいました。そして7日(土)朝にはそのレッスンを受けることができました。
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レッスン風景
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パッサカリアは先週の室内楽WSでの指摘と共通部分も多くありましたが、実践的なノウハウも沢山ご指導頂き、予定を大幅にオーバーした1時間半の充実したレッスンでした

実はこの前夜、寝返りが出来ないほどの右肩の痛みで目が覚めたのです。嫌な予感がしました。WSで弾きすぎによる腱鞘炎と思います。トプリシン塗って、ロキソニン飲んで大分楽になりましたが、朝起きるとマウスも動かせない、キーボードも叩けないほどの痛みでした。
ためしにヴァイオリン弾いてみると右腕を充分上げることができず、弓元1/3まで来ると痛みが走ります。レッスン直前に再度ロキソンンを頓服して右肩を庇いながら何とか乗り切りました。完治するまでヴァイオリンは当分お休みします。
レッスン内容は こちら にアップしました。

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