jack のヴァイオリン練習室

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ワークショップ・マスタークラス

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受講・聴講したマスタークラス、プライヴェート・レッスン、ワークショップの記録です。プライヴァシー保護のためファン限定記事が多いです。
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4月29日〜4月1日まで、軽井沢室内楽ワークショップ(WS)に参加しました。2006年夏から毎年信州にて春夏開催されるWSで、私は連続参加12回目になります。
 
前夜の28日はいつもの通り、名古屋のmejiroさん宅でお世話になり、WS終了後は所沢の次男宅に一泊、下諏訪温泉に一泊して4月3日の暴風雨と濃霧の中、奈良へ無事戻って来ました。
 

3月28日(水) 名古屋泊

以前、奈良から軽井沢まで500kmを一気に運転して、首・肩・腰が痛くなりWSに影響したことがあるので、最近は一緒に受講する名古屋のmejiroさん宅でお世話になっています。夕食は手造り料理ご馳走になりました。
 
生ハムサラダ前菜にスパークリングワイン、    海鮮パスタにドイツワイン
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主菜はブリ(?)のソテー                        デザートは奈良土産のイチゴ大福
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 ご馳走様でした。超美味しかったです。
 

3月29日(木) 軽井沢WS第1日

朝7時45分、名古屋を車で出発。
 
9時15分、恵那峡SA。
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 11時、梓川SAポカポカ陽気でソフトクリーム旨かった。
 
午後12時半、軽井沢「きこり」で山菜おろし蕎麦。本場はやはり旨い。
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午後1時半、合宿所「友愛山荘」到着。午後2時オリエンテーション。
 
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20名の受講生が様々な組み合わせで16の課題曲のレッスンを受けます。
 
第1日目の日程。
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私の受講曲は
ヘンデル作曲・ハルヴォルセン編曲 「パッサカリア」 (Vn, Vc)
ベートーヴェン作曲 ヴァイオリンソナタ第8番 ト長調 Op.30-3 (Pf, Vn)
バッハ作曲 ピアノ・フルート・ヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 BWV1044 (Tutti, コンマス)
 
第1日目は午後バッハとヘンデルの2セッション、夕食後は自習しました。セッション終了後は食堂で講師を交えた反省会(飲み会とも言う)があったようですが、私は運転の疲れには勝てず、風呂に入って早めに寝ました。
 

3月30日(金) 軽井沢WS第2日

 昨日はポカポカ陽気のため、まだその名残で朝は軽井沢とは思えない穏やかな陽気でした。
 
8時朝食
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9時からレッスンが始まりました。
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朝、バッハ、ヘンデル、ベートーヴェンと3セッション連続受講。
 
昼食は各自、付近のレストラン等で摂ります。 イメージ 12イメージ 13
 
昼はベートーヴェン1セッションのみ。空き時間は自習、聴講、昼寝等。
 
友愛山荘食堂でのレッスン風景   軽井沢教会でのレッスン風景
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夕食は食べきれない位のボリュームで味も良い。
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夕食後に1セッション受講のあと、K村典子先生による公開レッスンがありました。受講生は私とT島さん。二人ともバッハで私は無伴奏ソナタ第1番より「フーガ」、Tさんは無伴奏パルティータ第3番より「プレリュード」、各30分のレッスンでした。
 
レッスン風景
 
レッスンではフーガ・テーマを浮き彫りにさせ方向性を持たせる重音の弾き方から、基本に戻って、弓のグリップ、肘の高さ、棹の角度、圧力の掛け方等・・・所謂「吸い付く運弓法」を習いました。正にワークショップです。開放弦で辛うじて出来るようになりましたが、楽曲の中で常に維持するのは並大抵のことではありません。日々の練習に取り入れて長年の錆びを落とす必要がありそうです。K村先生、お疲れの所、ご指導ありがとうございました。
 
運転の疲れは漸く回復したので、今夜は反省会に参加しました。
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  奥のテーブルでは講師を囲んで、手前の我々のグループは女性メインで、mejiroさんによる手相観会(笑)がありました。
 
 

3月31日(土) 軽井沢WS第3日

又、寒気が戻り、朝の気温は零下3度。午後から雨模様です。
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通常のレッスンのあと、夕食後に山荘食堂にて第1回目のサロンコンサート(受講生による成果発表会)がありました。
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私はヘンデル=ハルヴォルセンのパッサカリアを弾きました。naokoはシューベルト「セレナーデ」
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終演後は若い方に交じって再び連夜の反省会に参加(笑)。寝たのは1時頃です。普段は8時半就寝なので徹夜の気分でした。 
 

4月1日(日) 軽井沢WS第4日

雨はあがりましたが、朝の気温は零下8度とメチャ寒かったです。最終日は朝10時半より大賀ホールで成果発表会(その2)です。 
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私はベートーヴェンソナタ8番と、バッハトリプル協にコンマスで出演しました。
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終演後の講評でO野崎先生から「よく勉強していますね」とお褒めの言葉を頂きました。S土先生からは「随分良くなった。音程、リズム、フレージング、音楽性は全く問題ない。」との嬉しいコメント。しかし「課題は右手です!」と鋭いご指摘も頂きました。昨夜のK村先生からも右手のご指導がありましたので、これは本気で取り組まないといけません。先生方、ご指導ありがとうございました。
 
午後1時解散、昼食は旧軽銀座の「黒うどん山長」で山菜鍋焼きうどん。実に旨かった。
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いつもはここから、下諏訪温泉へ向かうのですが、今回はその前に所沢の孫達の顔を見にいくことにしました。そのあたりは別途記事にアップします。
 
また、レッスン内容は整理出来次第アップしたいと思います。
 
次回WSは2012年8月23日(木)〜26日(日)、場所は志賀高原です。受講に興味ある方はコメント頂ければ、詳細決まり次第連絡差し上げます。
 
(追記)
音源はこちらにアップしました。→ http://blogs.yahoo.co.jp/jack_violin1945/33597510.html
レッスン内容はこちらにアップしました。→ http://blogs.yahoo.co.jp/jack_violin1945/33604039.html
                                                      http://blogs.yahoo.co.jp/jack_violin1945/33606687.html
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先日、弦楽教室がスペインより招聘したヴァイオリンのM先生のレッスンがありました。M先生にはこれまでバッハのシャコンヌを2回見てもらっており、前回は 2年前 でした。米国で音楽教育を受けられたようで、レッスンは英語、私も米国でのオケ経験が長いので通訳なしです。時々分かり難い単語や表現が飛び出すのですが、お手本も弾いて下さるし、その都度問い直すと時間のロスですので、後日録音を聴きなおし確認することにしています。どうしても分からない単語がいくつかありますが、大意は理解しているつもりです。
 
今回はフーガ。持ち時間は1時間です。
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↑J.Sバッハ自筆譜より
 
M先生 「おや、曲を変えたね!」
jack 「はい、シャコンヌは6年もやったので」
M先生 「バッハは一生ものなんだけどね。」
jack 「はい、一生かかっても弾けそうにないのでフーガに変えました(笑)」
 
早速通しで聴いて頂きました。 さらさらコンサート で弾いた時と同じく5分50秒でした。
M先生「音楽的表現は非常に良い。多くの発見が盛り込まれている。しかし、一つだけ間違いがある。それはテーマの弾き方。何回も形を変えて出てくるが、いつも緊張を保って一つのフレーズとして弾かなければならない。」
 
バッハの自筆譜(上の写真)では、ボーイング・フィンガリングは勿論のこと、強弱指定もありません。当時、伝統的・慣例的に行われていた奏法は楽譜に書かなかったこともあるのですが、ある程度、奏者の裁量になっています。高名なヴァイオリン教師、学者、巨匠達が詳細に書き加えた校訂版も多々あり、演奏スタイルは100人100様と言われます。
 
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9つの音符からなるテーマ。これが4声で展開するフーガです。基本的には
タン/タン/タン/ター/タ・タ/タン/タン/タン
なのですが、
 
 
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 ボーイングは二通り、
 
 
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 ダイナミクスも二通り考えられます。
 
 
 
私はこれまで赤(A)でスタッカート気味に弾いてきましたが、M先生は緑(B)でテヌート気味でした。この解釈は曲全体に亘る根本的な奏法の違いですので、もし私の奏法を主張したらレッスンはあちこちでストップし時間の無駄になることは目に見えています。その場でM先生の奏法に変えなければなりませんでした。弾いてみると、確かに(B)でテヌート気味に弾く方がテンションをキープし易いのですが慣れるのに大分時間が掛かりました。
 
そしてこのパターンが3回繰り返されます。弓のどの部分を使うか、弓幅、弓圧なども問題です。
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 M先生の解釈は
① 中間声部 sweet に  弓先で crescに伴い弓幅を増やす 強さは最初p
② 低音声部 deep に  弓中央付近で 弓圧を増す 強さは mf
③  高音声部 brightに  圧力強く、弓幅大きく    強さは f
④ comma(句読点、接続詞) 強さは f のまま
加えて、それぞれに最初のテーマの緑(B)で示されるボーイング及びダイナミクス変化をつけなければなりません。
 
 
難しいのは3回目の③
イメージ 5高声部のG(ソ)が4回出てきますが、これらは徐々に大きくしなければなりません。即ち、
(a) < (b) < (c) < (d)  これが往々にして、
(a) < (b) > (c) < (d) となり勝ちです。
弓の圧力で音量が
(down) > (up) と なり易いからです。
 
 
 
次に④の「句読点」部分
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G, Cは緊張を保ちたっぷりと、32分音符HDがきちっと聴こえて、フレーズの最後を収める必要があります。
 
 
 
たった4小節、弾いて約10秒ですが、これだけの指示がありました。奥が深いですね。あちらが立てばコチラが立たずです。消化してOKがでるまでに20分かかりました(汗)。
 
この後も厳しいレッスンが続きます。私の間違い、欠点等を指摘しながら、時にはお手本を交えて熱心に教えて頂きました。やはり目の前で弾いて頂くと弓遣いや左指の押さえ方、息遣いなどとても勉強になり、今までどうしても弾けなかったところがすらりと弾けるようになりました。
 
丁度半分ほど進んだ46小節で時間切れ。
M先生 「もう一回レッスンに来ますか?」
jack 「いえ、残念ながら今回だけです」
M先生 「ideaとしては後半も同じです。voiceをtrackするようにして下さい」
 
レッスンは予定を20分もオーバーし昼休みに割り込んでしまいました。ありがとうございました。
 
来年早々のミニコンサートではこの曲を弾くことになります。ミニコンで弾けば一応「あがり」と見做され、次の曲へ進んでも良いのですが、この期に及んで奏法上の大きな改造が必要になりました(泣)。奏法を変えた積りでも油断すると1年も慣れ親しんだボーイングが顔を出し慌てます。しかし、これまで何となく納得行かないままぎこちなく弾いていたフレーズがきちっと流れに嵌るようになった面もあります。正月休み含めてあと2週間しかありませんが、早くこの奏法に慣れてあがりたいものです。
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この記事は こちら からの続きです。
 
このマスタークラス(公開レッスン)の主眼はヴァイオリンソナタのピアノ奏法です。課題曲はモーツアルトとベートーヴェンのヴァイオリンソナタ。講師はピアニストの Alena Cherny 先生、Violinは講師の典子先生が弾き、3人の受講生がピアノパートを弾きます。
 
レッスン開始前、C先生はピアノの蓋を全開しました。
C先生「何故全開にしたと思いますか?」
受講生「・・・・・」
C先生「答えは楽譜に書いてあります。表紙にはSonaten fur Klavier und Violineと書いてるでしょ。Mozart もBeethovenもそしてBrahmsのピアノトリオもKlavierが真っ先に書かれています。」
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モーツアルト作曲 ヴァイオリンソナタ G-dur K.301

 
C先生「作曲家が書いた速度・演奏標語を良く見て下さい。第1楽章はAllegro con spirito(元気良く活き活きと)です。この曲は第2楽章もAllegroですがcon spiritoは付いていません。違いをはっきり表現してください」
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「問と答です。(赤と緑)」
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「2拍目から3拍目へ向けておさめる。3拍目を強調するとVnへ繋がりません」
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「モーツアルトのシンコペのアクセントはon the beatです」
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「同じ音形が何度も続く時は方向性を持って(この場合はcrescendo)」
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第2楽章
C先生「第2楽章は3/8拍子です。何故6/8で書かなかったか分かりますか?」
受講生「・・・・」
C先生「オーストリーに古くからある3拍子の踊り レントラー です。ビールのジョッキを片手に踊るのですよ。」
といいながら聴講生を相手に踊りだしました(笑)
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「3拍子ですから各小節の頭にアクセントを忘れずに」
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モーツアルト作曲 ヴァイオリンソナタ B-dur K.454

C先生「Largoです。意味分かりますね。」
受講生「はい。遅くです」
C先生「Largoには『引き伸ばす』という意味があります。『幅広く』とか『ゆったり』とした感じです」

C先生「モーツアルトのオペラを観たことありますか?」
受講生「はい、ドンジョヴァンニを」
C先生「この曲は小さなオペラです。冒頭はさしずめ序曲。最初のフレーズはバリトンが歌い(赤)、ソプラノが応えます(緑)。あなたはこのソプラノに何を感じますか?」
受講生「風」
C先生「独逸人は音楽を表現する時は『喜怒哀楽』のような『感情』の表現なのです。『風のように』といった表現はありません。日本人って『感情』より『風景』で音楽を考えるのね!日本に来るまで分からなかった。」
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「ここでrit.したのでは曲が終わってしまします。次のAllegroへつなぐ意識で・・・」
 
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「突然のsf・・・オペラですよ。ここから急にシーンが変わるのです。」
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第2楽章
「メロディーではないので歌ってはいけません。感情を抑えてヴァイオリンに寄り沿ってください」
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 時間切れでした。
 
 

ベートーヴェン作曲 ヴァイオリンソナタ F-dur Op.24 「春」

 
「左手はアクセントを付けずに。右手はヴァイオリンの16分音符に揃える」
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「ritしてはいけません。フィンガリングはこの方が良いです。・・・(聴講席からは見えませんでした)」
 
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「ここも縦の線を揃えて!」
「モーツアルトではペダルを殆ど使いません。ベートーヴェンもごく僅かです。必要なら左手Fを弾いた後スグにペダルを踏み、右手の16分音符が始まる前に離して下さい。」
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「縦を揃えて」
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「fからffへ」
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「C−durの単純なコードです。リズムが生命。」
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「縦」
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「左手を強調。」
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「ピアノ左手とVnの受け渡し。左手だけでVnと合わせる練習をして下さい」
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「ここも左手が重要。音楽の流れは左手が作ります。」
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「譜割り。特に3拍目の頭を意識」
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第2楽章
「rit.してはいけません。目的音まで一気に行って下さい。」
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「ここも同じくritしてはいけない。流れが止まってしまいます」
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「和音の変化を感じて、強調して」
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「左手の動きが大事」
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忙しいときの練習方法は?

 クラスの最後にQ&Aの時間が設けら、忙しいときの練習方法についての質問がありました。C先生は2週間に6回の演奏会をこなしたことがあるそうです。しかも異なるプログラムで。ポイントは譜読みの仕方です。
 
「譜読みで大事なことは難所(弾けないところ)から練習を始めるのではなく、まず骨格を掴むcharacterを考えます。時間が無い時は細部を捨てる。聴衆は音が1つくらい抜けても気が付きませんが、音楽が退屈になると寝てしまいます。無難にソツなくこなそうとするよりも、その音楽を好きになることです。」
 
 
C先生の指導は室内楽奏者としての長年の経験に裏打ちされたもので説得力があり、言語や文化の違いから日本人には気がつきにくく含蓄のあるものでした。この記事では指導の全てを紹介できませんでしたが、ピアノに限らずどの楽器にも通ずる内容で充実したレッスンでした
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10月9日(日)、大阪のとある音楽大学でマスタークラス(公開レッスン)を受講・聴講してきました。
 
当日の時間割。私は午後1番にブラームスのピアノトリオで受講しました。
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講師の先生方のプロフィール。
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モーツアルトとベートーヴェンのヴァイオリンソナタは講師の典子先生(以下N先生と略記)がヴァイオリンを弾かれ、3人のピアニストが受講生として演奏します。ブラームスは講師のCherny先生(以下C先生と略記)がピアノを弾いて下さいました。
 
クラスの風景
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午前のクラスのあとは、校庭のパティオで講師交えての昼食でした。
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談笑の途中でC先生が立ち上がり
C先生「ブラームスは殆ど初見に近いので、これからちょっと練習してきます」
C先生は先週はクレモナでコンサートがあり、直後に大阪入り、このクラスの前日は 吹田でコンサート があったりで、譜読みが殆ど出来ていないとの事です。あの難曲を初見で弾くってことは大変なことだと思います。
 
 
 
ブラームスは午後1時半から始まりました。冒頭C先生のコメント。
C先生「N先生から『ブラームスの第4楽章あなたが弾くのよ』と告げられたのはたった2週間前でした。ブラームスは好きなのですがこのトリオは初めてなので慌てて譜読みを始めました。しばらくして、『第1楽章に変更になりました』との連絡を受けたのですが、移動と演奏会の準備で忙しく、殆ど楽譜見てません。もし弾けなかったとしたら、悪いのは私じゃなくて難しい楽譜を書いたブラームスと思って下さいね。」(笑)
N先生「C先生は最近ブラームスのヴァイオリンソナタで受賞されました。」
jack「そういえばCDも出されてましたね」
そうなんです。実は当初別のピアニストと事前練習の上、第4楽章で受講する予定だったのですが、そのピアニストの都合が悪くなり、C先生が弾いてくださることになったのです。それでぶっつけ本番で第4楽章は私たちには苦しいところがあるので何度も経験のある第1楽章に変更してもらったのでした。
 

第1主題

ということで、まず提示部を通してみました。第1主題がピアノで始まり、次いでチェロ、ヴァイオリンへと移っていきます。
C先生「冒頭から50小節までは長いひとつのフレーズと思ってください。一つのフレーズの中では休符や長い音符でエネルギーを失わないように」
N先生「小節の頭にアクセントが付くといくつもの山が出来ます。弓を使いすぎずに。」
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50小節のフレーズ・・・難しいですね。
 

第2主題

次に第2主題
C先生「テンポは落としても良いです。あとで秤のようにとりもどしますから」
N先生「天秤はかりのように片方に傾いたら錘でバランスをとるでしょう。」
C先生「弦はcresc. dim を忘れずに(赤マーク)。2小節は問と答えと思ってください(緑マーク)」
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展開部

展開部への推移部2番括弧115小節から
C先生「抑揚は一切付けずに。教会のコラールの響きです。シューマンのピアノ曲にもあります。xxx???xxx???」
   (突然英語から独逸語に変りました。皆目分からずN先生が通訳してくれました)
N先生「シューマンの『子供の・・・』という曲に『何もするな』という指示があるそうです。」
C先生「H・127小節でテンポを戻します」
 
Hからはこの曲の一番難しい(合わせ辛い)ところが始まります。
C先生「I'm sorry but・・・私はこの曲の楽譜を見るのは生涯で2回目だけど、あなたたちは何度も弾いているのでしょ。だったらもっとピッタリと合わなきゃぁ。」
 (痛いところを突かれました)
C先生「ピアノなしで二人で弾いてみて」
C先生「こんどはピアノと一緒にゆっくりと」
やっとOKが出てインテンポで弾きます。 
 
展開部終盤 162小節より
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当日の演奏より
 

再現部

 そのあとは若干の推移部のあと、再現部に入ります。ややもすると退屈な演奏になりがちな部分です。ここでのC先生の解釈と表現が秀逸でした。
「C先生「ここはとても難しい。185小節からは葬送行進曲のようです。」
jack「第1主題が短調で戻ってくるのですね。」
C先生「そう。そして197小節で第1主題が太陽の光のように再現するのです。(最初からピアノを弾きながら)このあたりの和音進行は普通なのですが・・・。その前の2小節で、ダイナミクスだけでなく自分達を変えないといけません。これから公衆の場に出るのですから。そこへ至るピアノの和音変化を感じてください。」
 
再現部 185小節より
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 当日の演奏より
 
「目から鱗」でした。予定をオーバーしてのレッスンで残念ながらコーダ部分は時間切れで入りませんでした。曲の構成を分析しながらアンサンブルを組み立てていく一連の手法が学べたと思います。
 
モツとベトのヴァイオリンソナタのレッスンは聴講席で楽譜を見ながら聴かせて頂きました。実はこのマスタークラスはピアニストのためのものだったのです。ピアノの技術的なことは専門外なのでよく分かりませんが、モツとベトの演奏スタイル、解釈、表現法については楽器によらず共通するものがあり、大変勉強になりました。また、多忙な時に演奏がやっつけ仕事にならないようにするにはどうすればよいかなど興味ある手法も伝授されました。
受講録(2) へ続く
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10月9日(日)大阪の某所で開催される室内楽マスタークラスを受講します。課題曲はヴァイオリンソナタがメインでピアニスト向けのクラスのようですが、ピアノトリオの弦での受講が可能か問い合わせたらOKとのこと。講師はスイスを拠点に活動されているヴァイオリニストとピアニストのお二人です。私はブラームスで受講予定ですが、ピアノは 講師のピアニスト に弾いて頂ける予定です。彼女はブラームスのヴァイオリンソナタ全曲のCDも出されているようなのでとても楽しみです。 
 
尚、受講申し込みは定員に達したため締め切られたそうですが、聴講のみは可能です(聴講料2000円)。受講生は皆さんプロ奏者なので、充実したマスタークラスになると思います。聴講希望の方はjack宛てお問い合わせ下さい。

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