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先日、我が家で合奏&ワイン会&jack鮨を催しました。メンバーは7名、Vn or Va:6、Vc:1です。
まずは合奏。
カルテットとクインテットを中心にメンバー交代で楽しみました。
夕刻からはワイン会&jack鮨です。
ワインはこれ。昨秋に米国から持ち帰った日本では入手困難な逸品です。
それに私のにぎるjack鮨。ネタは学園前の魚屋へ特注。すきやばし次郎級と好評でした(笑)。
食後も余興が続きました。
皆さん良く弾き、よく飲み、よく食べ、よく喋りました。 |
カルテット・クインテット
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弦楽四重奏、五重奏などの譜読み・練習記録です。
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英国雑誌"the Strad"に掲載された"Scientists reveal secrets of string quartet synchrony"「科学者が明らかにした弦楽四重奏の同期性の秘密」の記事で、弦楽四重奏のメンバーがどのように縦の線を合わせようとしているかを科学的に究明した論文の要約が紹介されていました。
英国の王立音楽院と英独の大学の共同研究で、国際的に有名な二つの弦楽四重奏団(匿名)が実験に協力しました。各楽器にマイクロフォンを仕込み、個別に音をピックアップしメンバー相互の発音タイミングを比較検討したものです。曲はハイドン作曲弦楽四重奏Op.74−1、第4楽章の12小節から24小節までです。
指揮者なしの小規模室内楽では通常リーダー役・コンマスが合図をし、全員のタイミング(縦線)が合うようジェスチャーや目線で絶え間なく補正指示しています。一方弦楽四重奏では内声・外声の差はあるものの4人対等な場合が多くなります。例題の曲は4人が全て同じリズムを刻んでおり、熟達した奏者の場合でも、国籍や流派等の違いによるテンポ感、アゴーギク感、フレージング感等の相違によりタイミング(縦線)に乱れを生じることがあります。一般的に乱れに気付いた奏者がジェスチャーや目線で補正の合図を発信し、他がそれに従うという主従関係によりタイミングが是正されていくと推定されます。本実験は奏者がタイミングをどのように補正しているかを発音タイミングの比較精査により究明しようとしたものです。
解析手法にも興味ありますが、この記事では結果のみ紹介されています。弦楽四重奏の合わせ方、タイミング補正の戦略には"autocracy"(独裁的)と "democracy"(民主的)二つのタイプがあるという結論です。
実験台となったQuartet Aはファーストヴァイオリンがリードする「独裁的」でした。下図における矢印の幅が発信奏者(矢の根本)から受ける奏者(矢の先)への影響の大きさを表しています。確かにファーストヴァイオリンから他の三者へ発信されている青の矢印が太くなっており、ファーストヴァイオリンが主、他の3人が従であることが分かります。個別に見ると、他の三者は互いにほぼ対等の関係にあることが分かります。
もう一つのQuartet Bは「民主的」でした。各奏者間の矢印の太さはほぼ均一で、四奏者がそれぞれ対等で民主的に是正がなされていることが示されています。
この二つのタイプの戦略によって音楽的にどのように異なるかを聴きたいところですが、公表はされていないようです。研究者はこの解析手法が弦楽四重奏を勉強する音楽学生がどのように合わせのスキルをアップしていくかといった教育分野への応用を考えているそうです。
さて、 Jim宅のカルテット はどうでしょうか。ファーストヴァイオリンとセカンドヴァイオリンが曲ごとに変わります。Jimがファーストヴァイオリンの時は彼による「独裁型」、私がファーストヴァイオリンの時はどちらかというと「民主型」になるような気がします。みなさんの場合は如何ですか? |
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12月6日(金)午後7時、定例メンバーによるSQセッション。私は明後日帰国するので今季の最終回(6回目)となります。
初回は大会議室でオープンリハ(公開練習)形式でしたが、最終回は小会議室を借りてのオープン・リハになりました。会議室はマンションの一階玄関の傍にあるので、音を聞き付けて聴きに来る人も多いのです.
会場の小会議室
1曲目
ハイドン作曲 弦楽四重奏曲 Op.64-11stVn: Jim, 2ndVn: jack, Va: Diane, Vc: naoko
外は零下の寒さ。中は暖房が効いていて弾いていると暑いくらい。湿度制御はされていないようで、室内の空気はからから。冷えていた楽器は弾くうちにどんどん温まってピッチが下がります。また、弓の毛は乾燥で縮み、竿が知らない間にパンパンに張ってきます。ハイドンはウオームアップに丁度良い曲です。
2曲目
ベートーヴェン作曲 弦楽四重奏曲 Op.18-11stVn: jack, 2ndVn: Jim, Va: Diane, Vc: naoko
聴衆が10人ほどに増えました。漸く楽器が環境に馴染んで来ました。会場の音響条件も良好で良い響きです。第2楽章アダージョが終わると拍手が来ました。緩徐楽章で拍手を貰ったのは初めて。うれしかったです。第4楽章アレグロは快調のテンポで弾きました。
2曲終わって通常はここで休憩に入るのですが、聴衆が立ち去りそうにないので、Jimがもう一曲と断って、「毎年この曲をやらないとクリスマスが来ないんだ」と言いながら楽譜を配ります。クリスマスに相応しい曲です。
3曲目
コレルリ作曲 「クリスマス協奏曲」1stVn: Jim, 2ndVn: jack, Va: Diane, Vc: naoko
合奏協奏曲Op.6-8を弦楽四重奏に編曲したもので、ネットで無料ダウンロードできます。先の 軽井沢室内楽ワークショップ でも同じ版で2ndVnを弾きました。この編曲版はソロとリピエノが入り組んで出てくるので、とても弾きにくく、おススメできません。
休憩に入り、弓の毛を緩めようとナットを回しますが、毛はピンとは張ったまま。Jimの弓もそうでした。
Jim「この夏ベニントンのワークショップへ行く前に毛替えをしてもらった時、現地の高温多湿の気候に合わせ毛を短めに張ってもらったのが悪かった。こんなに湿度が低いと螺子を幾ら回しても毛を緩めることができない」
jack「私も先週毛替えして貰ったとき、日本はこちらより湿度が高いので少し張り気味にしてもらいました。でもこんなに湿度が下がるとは思っていなかった。」
Jim「年に2回も毛替えしたくないなぁ」
jack「チェロには夏用と冬用も駒があるそうです」
お茶は4階にあるJimの部屋で。Judyがアイスクリームを分けてくれます
judyが聴衆の一人をお茶に招待しました。マンションの居住者でクラシックファンです。日本贔屓のようで私が持参したおかきを旨そうに食べていました。
jack「今日はこの冬6回目のセッションです」
Jim「普段なら1ヵ月半の分量を1週間でやった訳だね」
Judy「出来るだけ多く合奏出来るようアレンジしました。」
Diane「楽しかったわ。また来てね」
jack「今回はオケには一度も顔をださず、こちらの室内楽に集中しました。楽しい音楽をありがとうございました」
再び会議室へ戻り、後半のスタートです。
4曲目
モーツァルト作曲 弦楽四重奏曲 KV3871stVn: jack, 2ndVn: Jim, Va: Diane, Vc: naoko
4曲終わって9時半過ぎ。普段はここでお開きですが、Jimが「もう1曲やる?」と尋ねます。今日がこのグループ今年最後のセッションなのでもう1曲やることになりました。Judyのリクエストで
5曲目
メンデルスゾーン作曲 弦楽四重奏曲 Op.44-11stVn: Jim, 2ndVn: jack, Va: Diane, Vc: naoko
Jimのお得意の曲のようです。とても難しい曲なのですがJimは高齢にも関わらず(私より7〜8才上のはず)平気でスラスラとしかも若々しく弾きました。学生時代はチャイコンを弾いたというだけあって老いても衰えは見せません。終演後聴衆の拍手喝采と浴びていました。
午後10時半 再会を約して解散。 |
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ポートランドは雪が降っています。天気予報は最高気温−1℃ 最低気温は−8℃。記録的寒さだそうです。私もポートランドの冬は十数年経験していますが、最高気温が零下というのは初めてです。
昨夜、12月5日(木)午後7時、リコーダのJudyとチェンバロのLindaを加えたカルテットでした。
Jim宅の居間にはチェンバロがセットされていました。
1曲目
テレマン作曲 カルテット へ長調Recorder: Judy, 1stVn: jack, 2ndVn: Jim, Vc: naoko, Cemb: Linda
『ゲオルク・フィリップ・テレマン(Georg Philipp Telemann, 1681年3月14日 - 1767年6月25日) は、ドイツの作曲家。』 2曲目
スカルラッティ作曲 コンチェルトRecorder: Judy, 1stVn: jack, 2ndVn: Jim, Vc: naoko, Cemb: Linda
『アレッサンドロ・スカルラッティ(Alessandro Scarlatti, 1660年5月2日 - 1725年10月24日)はバロック期のイタリアの作曲家。特にオペラとカンタータで著名である。オペラにおけるナポリ楽派の始祖と考えられている。また、同じくバロック期の作曲家であるドメニコ・スカルラッティとピエトロ・フィリッポ・スカルラッティの父でもある。』 3曲目
テレマン作曲 カルテット 二短調 TWV 43:d1Recorder: Judy, 1stVn: jack, 2ndVn: Jim, Vc: naoko, Cemb: Linda
4曲目
スカルラッティ作曲 カルテット へ長調Recorder: Judy, 1stVn: jack, 2ndVn: Jim, Vc: naoko, Cemb: Linda
Judyの傍に積んであった楽譜の山が無くなり、休憩となりました。外は極寒ですが、部屋の中は暖かく、アイスクリームがすぐに溶けだしました。
5曲目
ノード作曲 フルート協奏曲 Op.17-5Recorder: Judy, 1stVn: Jim, 2ndVn: jack, Vc: naoko, Cemb: Linda
『ジャック=クリストフ・ノード(Jacques-Christophe Naudot, 1690年頃 - 1762年11月25日)は、フランスの作曲家、フルート奏者。』 6曲目
ウッドコック作曲 フルート協奏曲No.2Recorder: Judy, 1stVn: Jim, 2ndVn: jack, Vc: naoko, Cemb: Linda
『クレメント・ウッドコック(Clement Woodcock, c1540-1590)は、イギリス人の作曲家、オルガン奏者、および歌手。ケンブリッジのキングズ・カレッジの事務員だった。1565年に カンタベリー大聖堂の歌手となり、1570年にはチチェスター大聖堂の聖歌隊長およびオルガン奏者となった。1574年からはチチェスター大聖堂の聖職者の教区牧師となった。彼は専ら声楽曲にい洗練されたエリザベス王朝時代のコンソート音楽を書いた。 彼の作った "Browning my dear" は、"The leaves be green" として知られている流行曲に基づいた数片の作品の一つである。』 これでJudyが用意したリコーダを含む曲は全て終わりました。楽器を仕舞おうとすると
Judy「あ!ちょっと待って。もう1曲リコーダ無しのソナタがあるから弾いてみて。」
7曲目
カルダーラ作曲 2Vnの為のソナタ Op.1-41stVn: Jim, 2ndVn: jack, Vc: naoko, Cemb: Linda
『アントニオ・カルダーラ(Antonio Caldara, 1670年 ヴェネツィア - 1736年12月28日 ウィーン)はイタリア・バロック音楽の作曲家。歌劇と宗教曲の両面において重要。』 Judyは吹きづめで、ちょっとお疲れ気味。Jimは演奏中度々あくびが出てました(笑)。弦楽器は楽々なのですが、リコーダと合わせると弱音の良い鍛錬になります。またチェンバロ(電子ピアノ)と合わせるので平均律で音程を取る練習にもなります。しかし、速いパッセージやハイポジが殆ど出てこないので全く疲れず、リコーダやチェンバロの音色に癒されます。
午後10時 解散。
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こちらに来て最初の4日間は曇り・雨が多かったのですが、ここ2〜3日間は晴れ、とても寒いです。今日は最低−3℃、最高1℃。明日は雪の予報も。
12月4日(水)午後2時半、定例メンバーによるJim宅でカルテット。私は道を間違えて10分遅刻。今日は私の都合で4時半までです。早速スタート。
1曲目
ハイドン作曲 弦楽四重奏曲 Op.77-11stVn: jack, 2ndVn: Jim, Va: Diane, Vc: naoko
今日は全集の第1巻が譜面台に置かれていました。Volume 1はFamous 14 Quartetsと副題が付いています。
Jim「jack! 前回は私の1stVnで終わったので、今日は君が1stVnを弾かなければならない。」。交代で弾くきまりになっています。
目次のサムネイルを見ると、知らない曲ばかり。漸く聴いたことのありそうなのは2〜3曲。結局Op.77-1を選びました。日本では車にハイドンSQ全集のCDを積んでおり、旅行時にはまとめて聞くようにしています。この曲は印象が強く耳に残っていたお陰で、初見でも落ちずに弾けました。
残念なのは第4楽章プレストのこの部分;
16分音符がキチンと弾けず誤魔化したので、終わってから弾きなおしてみると、
Jim「そこは難しいね。ずっと6ポジで弾くといいよ」
さすがはJim.その通りです。速いテンポの初見では2小節先が私には見えず、せいぜい一拍先までなのです。6ポジから3ポジへ降りてしまったのが敗因。2小節目は6ポジに止まったままバリオラージュ風に2弦で弾いて(21214141-31414131)音色の違いを出すほうが面白い。修行不足です。
2曲目
ベートーヴェン作曲 弦楽四重奏曲 Op.18-51stVn: Jim, 2ndVn: jack, Va: Diane, Vc: naoko
私の好きな曲。何度も弾いたことがありますが、2ndVnは多分初めて。テーマがいきなり回って来て面食らいます。 Jimはこの難しい曲を難なくこなしました。
ベートーヴェンの変奏曲はリピートありで弾いたので時間がかかり、2曲終わって既に4時。普通ならここで休憩とお茶になりますが、既に4時。あと30分しかありません。休憩なしで続けました。従い、写真は無しです(笑)。
3曲目
モーツアルト作曲 弦楽四重奏曲 K.4211stVn: jack, 2ndVn: Jim, Va: Diane, Vc: naoko
モーツアルトにしてはちょっと風変わりな曲です。
午後4時半、解散。
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