jack のヴァイオリン練習室

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私の楽器、弓、弦、その他アクセサリー類、メンテ、試奏
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弦のメーカは10社以上、銘柄は30種類以上あり、価格的には楽器本体の1/100〜1/1000ですが、メーカー・銘柄によって音色が大幅に変化することがあります。楽器にぴったりマッチする弦を張るとワンランク上の楽器の音に変貌することがありますし、逆にマッチしない弦ですと楽器の力を十分出し切れず、勿体無い使い方になってしまします。それほど弦の選択は重要なのです。技術の進歩も著しく毎年のように新製品が発売されますので常にアンテナを張っておく必要があります。


オリーヴ

私は学生時代からずっとピラスト社のオリーヴを使っていました。オリーヴはガット弦の定番で、柔らかいが強靭な音色と経年変化が少ないということで愛用者が多いのですが、欠点は温湿度の変化の影響を受けやすくピッチが変わりやすいのです。私はコンマスをしておりますのでオケのピッチには責任があるので、基準ピッチが変化すると本番中に何度もチューニングしなければならないので困るわけです。


ドミナント、オブリガート

それで5年程前から、温湿度の変化にも安定な合成弦であるピラスト社のオブリガートやトマスティック社のドミナントに張り替えて試してきました。ピッチは安定しますが音量と音色がイマ一で不満が残りました。私の楽器はG/D線は比較的良く鳴るのですがA/E線が出ないほうでして、どちらかと言えば内向的な楽器で、師からよく「風邪をひいたような」とか「隣の部屋で弾いているような」音と言われており楽器をアップグレードしないと腕も上がらないといわれ続けてきたのです。

そこで一念発起し楽器を買い換えるつもりで師のおすすめ工房へ相談に行きました。工房の主Bさんは○一商会を経て独立されたかたで腕には定評があります。Bさんは私の楽器を見て「この楽器を鳴るようにしてやるから、買い替えはそのあとでも良いのでは」と言われて、調整をお願いして2ヶ月、見(聴き)違えるほど鳴る楽器に変貌しました。

ところがE線についてはまだ満足できず、E線は1本数百円と安価なので10種類くらいの銘柄を試行錯誤しましたが、最終的にはBさんお勧めのワンダートーンにおちつきました。


ワーチャル・ブリリアントに大満足

その後、スロヴァキアの ワーチャル社(Warchal)の合成弦の新製品 ブリリアント(Brilliant)の評判が良いのを海外のサイトの掲示板で知り、半信半疑で使って見たところ、これが私の楽器にぴったりだったのです。E線に輝きが増し楽器が超明るくなりました。E線ハイポジにパワーがありかなりの弓圧にも音がつぶれません。、

楽器の鳴りのよさは弾いている弦に加え他の弦の共鳴が強く関与しますが、この弦は共鳴が凄くフォルテの4重音などでは響きが長く残ります。特にG線の倍音が豊富と思います。D線はシルバーとアルミ2種ありますが私の楽器ではアルミが相性良いです。

ピッチは他の合成弦と同じく3日、10時間くらい弾くと安定します。賞味期限は100-150時間(1−2ヶ月)くらいと思います。張替え前後の音の響きで判断していますが、へたってくると倍音成分が減りくすんだ、かすれたような音になってきます。張替えますと急に輝きが増しますので劣化していたことが分かります。開放弦を鳴らすと2,3倍音あたりがかなりの音量で聴けます。尚、E線は安価なので50-100時間で替えます。

もともと明るい楽器にブリリアントの効果は分かりにくいかもしれませんが、私の楽器とは相性が良く一桁上の価格帯の楽器に生まれ変わった感じです。



パッショーネはどうか?

前置きが長くなりました。以上がこれまでの経過で一応ワーチャル・ブリリアントで満足しておりますが、先月ピラストラ社から新しい銘柄の弦パッショーネが発売されたという ある掲示板の記事 を見ました。それによるとオリーブの音色に合成弦のピッチ安定性を兼ね備えたというものです。一応試す価値はありそうなので買って見ました。但し先月は演奏会が混んでいた事もありそのままにしておりましたが、昨日レッスンも終わり当分演奏会も無いのでパッショーネに張り替えてみようと思います。

その結果は別途レポします。
引き出しを整理していたら昨年某所で開催されたクレモナ楽器展示会の資料とメモが出てきたので紹介します。そこは良く使う店で、1昨年弓をそこで買ったときには在庫品を20本ほど持ってきてもらって、1時間ほどかけて品定めをしたので店主や従業員とは顔見知りになっています。今回は展示会の招待状が来ていたので毛替えのついでに覗きに行きました。買うつもりは毛頭ありません。

展示室に入る前に手持ちの楽器は預け、住所と名前を記入してチェックイン(盗難防止)。クレモナのヴァイオリンが50台ほど並べられていました。価格表を見ますとUS$10k-20k、06年の新作です。展示品は自由に試奏できますが弓は1本しか置いありません。即ち試奏は一人だけ、その人が弓を置くまで順番を待つわけです。運よくほかに客は入っていなかったので顔の良さそうなのを5−6本弾いてみました。気に入ったのはありませんでした。

しばらくすると店主があらわれて、おすすめを2本教えてくれます。
Quaranta,Ada
Villa, Vittorio
確かに音が大きいですが、深みがありません。(新作だから仕方ありませんが)。

私の不満顔を察知したのか、3階にもうちょっとマシなのがあるから来いというのです。買うつもりはないのですが、上がって見ることにしました。2階は作業場になっており数名の人が忙しそうに楽器を手に仕事をしています。3階には店主のオフィスがあり、そこにもヴァイオリンが展示されていました。展示品のリストを見ると、イタリアのオールドからモダンまで25本です。
イメージ 1

左が作者、右が地名と製作年です。価格はもちろん営業上のマル秘。

買うつもりはないので、というか家でも売らない限り買えないので、試奏は気が引けますが、折角の好意を無にしてはいけないとばかり、10本ほど弾きました。どうも価格順に並べて番号を付けているらしい。で、一番良かったのが、やはり一番高いと思われる1本。
No.78 Giovanni Baptista Rogeri Cremona 1671
音は大きくありませんが、上品な音。室内楽向きと思いました。健康状態は分かりません。

3週間の展示会の2日目というのに次の3本はもう売約済みでした。というかお得意さんは展示会の前に購入を決めているようです。ですからこれらはサクラと思います。
No.75 Carlo Oddone Turin 1926
No.76 Stefano Scarampella Mantova 1917
No.77 Santo Seraphin Venice 1734
このあたりになると大きなコンサートホールでも十分響きそうです。

私が第1印象でつけた順位は
1. No.78 iovanni Baptista Rogeri, Cremona 1671
2. No.66 Giorgio Ullman, Turin 1918
3. No.77 Santo Seraphin, Venice 1734
4. No.73 Ferdinand Garimberti, Milan 1921
それぞれ特長があります。G線が深い音で良く鳴るかと思えばD線がイマイチとか。使っている弦とか調整ひとつでバランスは変わりますので、本当に買う気になれば色々注文をつけることになりますが、第1印象は大事です。

次の3本は店主のお勧めでポピュラーな作家だそうです。
No.70 Marino Capicchioni, Rimini 1961
No.72 Ferdinand Garimberti, Milan 1921
No.73 Giuseppe Ornati, Milan 1928


価格は推定ですがNo.60あたりでUS$30k-50k, No.70あたりでUS$70k-100kのようです。店主によると日本で買うとその2−3倍するので旅費を払ってでもここに買いにきたほうがお得と勧めるのですが、日本へ持ち帰った場合の問題は日本は湿度が高い事とメンテナンスではないでしょうか。木は生きていて呼吸するそうなので湿度によって歪んだり、駒の下が凹んだり、ネックが下がってきたりとか色々問題が出る場合があるそうです。楽器店・工房によってはそのような楽器はメンテナンスを断ることがあるそうです。海外で購入して、メンテも海外という覚悟があれば別ですが。

私が日本でお世話になっている工房はもと○一の方で、海外で仕入れた楽器は一度全部分解し、日本の気候にあうよう組み立て調整し直すそうです。ですから2−3倍のコストがかかるのかもしれません。この方は自分の手がけた楽器以外は一切相手にしてくれません。ところが師から紹介頂いて楽器購入の相談に行ったことがあるのですが、私が中学のときから使っている古い楽器に興味を示され、その楽器を診てあげるので購入はその後でも良いのではと言われたのでリストアをお願いしました。今は調整いただいた楽器に大変満足しておりますので他の楽器へ浮気するつもりはありません。

ということで気に入った楽器は無かったということにして丁重にお断りしました。一緒に行った友人は顎当てと弦、駒をfixしてもらい、私はお礼にStrad誌発行のカレンダーを買いました。確かUS$25くらいしたと思いますが、楽器の写真が満載だったので。

1階に下りますと別室にチェロを展示しておりました。今度は同居人Nの出番です。30分ほど弾いていたでしょうか。
No.80 Giulio Degani, Venice 1927
No.81 Orsolo Gotti, Pieve deCento 1888
No.83 Carlo Antonio Testore, Milan 1721

 先日、日本でお会いした ミハル・カニュカさん が最近手に入れたのはCarlo Antonio Testore, Milan 1741です。やはりTestoreは音が違います。軽く弾いてもガンガン響きます。Testoreもいろいろありますが昨年英国のオークションで£100k くらいしておりましたので売値は察しがつくと思います。

Reverse mortgage(住んでいる家を抵当に受ける融資)でもすれば買えるのかも知れませんが、息子や娘が何というか。

フランス現代弓

1月14日のコンサートに備え、いつもお世話になっている工房のBさんへ先週毛替えに出したのですが替え弓を貸して下さいました。Bさんは名弓をいくつかお持ちで、毛替え時とか、コンサート、コンクール、オーディション、入試などで演奏する顧客へ貸し出しされます。

上がチェロ、下がヴァイオリンです。
イメージ 1


チェロ弓の銘を見ますと
イメージ 2

E.GRANDCHAMP



ヴァイオリン弓の銘は
イメージ 3
な、な、なんと、銘が逆さに入っている。

S.THOMACHOT A PARIS


両方ともフランスの現代弓です。我々の持っている弓より2ランクも3ランクも上の弓です。
良い弓というのは音に透明感と輝きがでて倍音が豊富、フラジオも鳴り易いです。操作性も抜群です。スピッカートや一弓連続スタッカートなどがやり易く腕前が一枚上がったように感じます。

それでこの弓をコンサートでを使って良いというのです。我々にとって大きなお年玉になりました。
コンサートではヴィヴァルディーの4台ヴァイオリンとチェロのための協奏曲の1stVnとVcのソロを弾きます。ホルベルク組曲終曲のVnソロも。又、米国から友人の作曲家・指揮者のアパート教授が来日し彼が我々の弦オケのために作曲し、全米作曲家賞を受賞した「弦楽のためのエレジー」の棒を振ることになっています。足をお運び下されば幸いです。

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