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ほぼ独断で経営をしようとする人間は、短気では駄目だ。
誰もついていけない。
そういう人に限って、鬼の首とったように、周りの努力を自分の才能と勘違いする。
本人は直そうとしない。
経営が下手な人間が、あれこれ手を出すと、雇われている側は大変困る。
散々振り回し、人の話を聞かず、人のせいにする。
病む程、悩む必要はない。と優しい言葉をもらっても、私は毎日苛々している。
売上、時間、とにかく数字。
いくら売れと言われても、じゃあ買います、なんて客は言う訳がないんだよ。
八百屋だってさ、新鮮なネギ仕入れても、キュウリばっかり売れる時もあるだろうしさ。
客のニーズが分からないのに、ましてやアパレルなんて経営出来る訳がないだろう。
「この売上じゃぁ、あなたの給料払うので精一杯なんだよね」
その言葉は繰り返すくせに、売上をよくする話し合いは持ちかけないなんて、鈍い。
「あなたは胸元がさみしいから、あなたに似合う店の服も限られてくる。」
では、スタッフ募集の所に
―Cカップ以上ある方に限ります―
と記入しておいて欲しかった。
おかげで、私はしばらく外を出歩けない。
誰も私を責めないのは分かっているのに。
あなたには、本当に苛々する。
私には実力も才能もないから余計に。
私にそっくりなあなたに苛々する。
てめぇを自覚していないから余計に。
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