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先日、レジに小さい女の子を連れた母親が、髪ゴムを持ってきた。 レジからやっと顔の出る程の女の子も、ピンク色のレースの付いた鏡を持ってきた。 「こら〜、もう買わないよ」と母親が言った途端、少女は魂の抜けたような顔から、 大粒の涙を流し始めた。 その瞬間、エビ反りになりながら「嫌だ、嫌だ、嫌だ!」と叫び出す。 物欲があるからじゃない。自分が一番素敵だと思った、(少女は店にいる間中、それを持ち続けていた。)お姫様みたいな手鏡は、恐らくもう、手に入らない事を察したからであろう。 「今度ね、今度買おうね」と 母親が慰めた所で、大人の嘘の決まり文句には耳を傾けない。 「今度何か買ってあげるから」 付け足す母親の話など聞かない。そんなモノの問題ではない。 お金で何でも買えるようになった大人達。 ここまで夢中に、自分だけの価値観でいとおしく感ずるモノは無いのではなかろうか。 ブランド、ヴィンテージ…そんなモノサシが無ければ動けないだろう。 少女よ、その気持ちを忘れないで。
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