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先回のブログで、石井依麻子さんがイギリスに渡った時に、
「イギリスではキャロットジャムが一番注目された」
という話しを聞かせてもらった事を書きましたが、
実はふらのジャム園が生まれる原点となったジャムが「キャロットジャム」なんです。
今から約30年も前のことです。
当農場の畑がある場所は、ナント標高500mのところ。
この環境下で農作業を行うことは並大抵のことではなく、47ヘクタールの開墾を進める中で、
少しずつ寒さに強い作物を作り始めました。その中に人参もありました。
一夏、どんなに苦労して作っても、農家は自分で作った作物に自分で値段をつける事は出来ません。
心血注いでおいしい人参が出来ても、豊作の年は値段が安い上に、少しでも形が悪ければ
畑に捨てていかれる運命にあります。
それが本当にもったいなくて「これを何とか生かす方法はないものか…」と。
そんな時に、冬の手が空いた時期に東京のデパートで、輸入物の人参ジャムを見つけたのです。
「これなら私にも出来るかもしれない」と富良野に帰り、早速試作に取り掛かりました。
ポイントは人参臭さを出さないようにすること。
「それ可能にするためには…」と色々試行錯誤を重ね、
その結果「りんご」と「レモン」に行き着きました。
自分でも満足出来るものが出来上がり、反応もとても好評でしたが、
最初に「にんじん」と聞いただけで躊躇してしまうお客さんの姿も目につき始めました。
「これだけではダメだ」と思い、そこから「パンプキン」「山ぶどう」「コクワ」でもジャムを
作り始めることになったのです。今では種類も37種類までに増えました。
あの頃は一次産業の農業だけで食べていく事は難しく、何とか加工の方で付加価値をつけて
農業の基盤をつくりたいと、ただ必死な思いでやっていた事を思い出します。
こうして「ふらのジャム」は誕生しました。
※写真は加工場のベテランスタッフの渡辺さん。
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長い歴史があるんですね。渡辺さんステキな笑顔です(´▽`*)
2007/4/12(木) 午後 6:59
そうでしょう!渡辺さんは笑い声も大きくて、加工場を明るくしてくれるムードメーカーなんです。
2007/4/19(木) 午後 2:46