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先日、あるお客様より一本の電話が入った。
「お宅でアカシヤハチミツを購入したが、本物ではないのではないか?」
「いつも買っているものは寒くなったら白く固まるが、お宅のはそうならない。
固まらないのは変だ。水飴か何かを混ぜているのではないか?」と。
実のところ、私もアカシヤハチミツに対する認識を深めたのはつい10年くらい前の事である。
その年は確かアカシヤハチミツの当たり年で、いつも取引している蜂蜜屋さんから届けられた
アカシヤハチミツの色がナントほぼ無色透明。
それはまるで水に近いような透明度であった。
更に純粋なアカシアハチミツは寒くなっても乳白色にもならなければ、固まりもしない。
何故そうなるのかを聞いてみると、アカシヤの花から採れたハチミツはブドウ糖が少ないために
固まりにくいのだそうだ。
しかし、無色透明のようなアカシヤハチミツは何年に1度…いや10何年に1度しか採れない。
またブーンブーンと飛んでいるハチさんがアカシヤの花の蜜だけを吸い、そのミツだけを出す
ということも稀な事だそうだ。
普通の年は、アカシヤの花のみならず、他の花の密もいくらか吸ってきて混ざってしまうため、
その度合いにより幾分か黄色みが強かったり、幾分か固まりやすい、という事もあるとのこと。
変な話しだが、お客様から疑問を頂いた事で、ウチのアカシア蜂蜜が純粋に近いモノである
という事が逆に証明されてしまったのである。
その事をしっかりと私からお客様にご説明させてもらいたかったのだが、連絡先を教えて
頂くが出来なかったようで、それが今とても心残りである。
なので、この場を借りてちょっとご説明させて頂きました。
それにしても様々なモノや情報が溢れているこの現代で、本当のことを知るということは
難しい事なのかもしれませんね。
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