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今の季節は新緑が本当にキレイ。
展望台に上がるとひばりが「ピーチクパーチク」一気に空へと昇り、そして急降下。
毎年観ている光景なのに感動してしまう。
そしてこのような環境で過ごせる幸せを思うと感謝でいっぱいになる。
今年も近所の渡辺さんと菅原さんが展望台横の「木漏れ日の散歩道」の手入れに来てくれた。
2人は小学生時代からの同級生で息がピッタリあっている。
冬の間、風雪に耐え切れず落とした小枝の始末(ささ刈り)や、枯れてしまい生きていけなく
なってしまった数本の樹木の伐採をしてくれていた。
樹木が枯れてしまった原因について本人達が言うには、
「間伐の時に傷つけたのではないか」と。
それに携わった森林の専門家に聞いてみると
「いや、これはネズミだよ。間伐は冬の間にするので雪がかなり積もっている」
「その上しばれて雪が堅くなってから作業するのでこんなに下を傷付けることはないよ」と。
さらに小学校からの同級生のお二人が言うには
「ネズミだとしたらこんなにぐるりと反対側まで傷つかないよ。反対もえぐれてしまって
いるからね」と。
こんな会話を聞かされると、何故か感動してしまう。
この辺りは小・中学校の教員の「僻地手当て」が一級だと聞くが、二人は麓郷に生まれて
麓郷に育ち、子どもの頃から自然と共に生きてきた、いわばガキン子達。
そして大きくなって今では孫がいてもおかしくない年齢。
彼等の言葉には、大自然の中で育まれた知恵が詰まっている。
そんな彼等の他愛ない会話に感動してしまう。
グリーンツーリズムという言葉を耳にするようになって久しいが、都会の喧噪の中で育った
多くの若者達は我が社にも結構いるが、私も含め、間伐時の傷なのか、ネズミなのかなど
まったく分からないし、おそらくこの会話を耳にしなければ関心すら持たなかったであろう。
今年の秋はとりもなおさず、まず雪降る前にネズミ駆除のための薬を撒かねばならないと
肝に銘じた訳であった。
「木漏れ日の散歩道」は新しいチップも敷き直したので散策も快適。
暑い日はベンチに腰掛けてゆっくり読書でもしたいなぁと思いながら下りてきた。
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