|
虚空蔵山
空がどんよりしている雨が落ちてきそうなのだが、寸前で止まっている感じだ。 低くても、軽くてもいいから歩きたい気分である。 11時頃に家を出る、遅い出発だ。 軽く歩ける山リストのなかから 五頭山系の虚空蔵山に登ることにした。 2万5千図には この山からは山葵山〜松平山〜五頭山と 登山道があることになっている。 前から気になっていた山だ。 出湯温泉から国道290号を月岡温泉に向かい 湯沢の集落を過ぎたところから破線が続いている。 以前は土砂採取場だったようなところの入り口に車を止め 準備していると雨が落ちてきた。 雨足は弱い、長くは続かないだろうとの希望的観測で出発。 下草が濡れているので長靴、傘をストック代わりに歩き始める。 最初はよく手入れされた杉林を進む 10分ほどで神社跡に到着。 崩れかけたコンクリートの鳥居と石積みの基礎だけが残っていた。 基礎の大きさからすると神社は相当の大きさだっただろうに 何があったのだろう・・・ 神社の左側に道があり、虚空蔵歩道の看板がある。 この看板が唯一虚空蔵山の存在を知らせている。 ここから尾根に取り付くが 杉林から雑木林に変わり、しばらくは道が樋状で、 信仰の山だったと感じさせられるように深く掘れている。 道を迷うことはないのだが 倒れた木が行く手をさえぎり、笹をかき分け ところどころでは伸びた草や枝が邪魔をし、 くもの巣と格闘しながら進む。 雨はときどき落ちてくるのだが、頭上の木が受け止めてくれ ほとんど気にならない。 そうこうするうちに、右手に巨大な石が現れた。 さらに前方には社もある。 神社の名前は分からないが おそらく虚空蔵様なのであろう。 今ではすっかり朽ち果てるままになっている こんな社があるとは思わなかった。 麓の人たちがお参りに来なくなれば、 道も、いずれは自然に帰すだろう。 建物の周りをぐるっと一周し、 山頂と思われる所に向かって、左側の斜面に上がると 巨大なブナが2本立っていた。 まるで風神、雷神が 神社が朽ち果てていくのを静かに見ているように・・・ かき分けると三等三角点があった。 周りの木々が大きくなり展望はない。 気になっていた山葵山へのルートは踏み跡すら分からなかった。 もう藪に帰ってしまったのか? 冬なら山葵山経由の周遊も面白いかもしれない。 濡れた下草でビッショリ、くもの巣だらけだったが なぜかこういう山もいいんだなぁ・・・ 訪れる人もほとんどいない登山道を歩き
朽ち果てた神社に人々の暮らしを思う一日だった。 2006.9.17 五頭(ごず)山塊 虚空蔵山(こくぞうやま) 351.5m 新潟県阿賀野市 (旧笹神村) 単独 駐車地点12:00−13:00山頂−13:45駐車地点 |
過去の投稿日別表示
-
詳細
2006年09月17日
全1ページ
[1]
コメント(25)
全1ページ
[1]


きっと。
