春秋の薔薇園 −けんじゅろうのブログ−

亜紀子ちゃん、僕には設備も技術もセンスもないけれど、夢だけはあるよ。受け取ってね……。

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【曲のご紹介】
歌劇『道化師』第二幕フィナーレ
カニオ役:ルチアーノ・パヴァロッティ


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日本語字幕はありませんが、問答無用の迫力です! ゾクゾクっと来ること請け合いです(゚Д゚) これぞカタストロフ!

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やがて23時がやって来ました。劇場は娯楽に飢えた村の衆たちで大入り満員! 「早く始めろ〜! パチパチパチ……」

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ネッダ演じるコロンビーナが夫の留守をいいことに、恋人アルレッキーノを引き入れようとしています。

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下男タッデーオもスケベ心に駆られてちょっかいを出しますが……「いいじゃありませんか、奥さん!」

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勿論相手にしてもらえません。「あははは……(^O^)」仕方なく見張り役をすることに。おや? どこかで見た光景ですね……。

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アルレッキーノが忍んで来ました。

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早速逢瀬を楽しむラブラブの二人。おや? これもどこかで……。

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そこへ見張り役のタッデーオがご注進! なんとコロンビーナの夫パリアッチョ(道化師)が帰ってきたというではありませんか!

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慌てて逃げようとするアルレッキーノにコロンビーナが一言。「今夜からずっと、あたしはあんたのもの……」おや? この台詞もどこかで……。そう思ったのは、何も私たちだけではありませんでした。

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そうです、パリアッチョを演じるカニオもまた……!

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「今夜からずっと、あたしはあんたのもの……」

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あの時、ネッダが浮気相手の男に囁いていた台詞と瓜二つではありませんか! ここから、カニオの精神は錯乱をきたし始めます。今のは芝居? それとも現実……?

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「男の名を言え!」舞台上で、大勢の客の観ている目の前で、激しくネッダに詰め寄るカニオ。夫の異状さに気付きつつもここは舞台。何とか取り繕って芝居を続けようとするネッダ。「あのね、パリアッチョ、それはタッデーオが……」

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「いや! 俺はパリアッチョではない! さあ言え、男の名を! 言わないか!!」凄まじい剣幕でネッダに迫るカニオ。こんな状態の彼に幾ら台本の台詞を投げかけても、それは火に油を注ぐだけでしかありません。最早芝居は完全に破綻していました。しかし何も知らない観客たちは……。

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「こりゃ凄いぞ!(◎_◎;)」

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「迫真の演技だ!(≧∀≦)」と拍手喝采! いや迫真も何もガチですから……。

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遂にナイフを突きつけるカニオ。しかしそれでもネッダはシルヴィオを庇い続けます。

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最早限界でした。カニオはナイフを彼女に突き立てます。ネッダの断末魔の叫び……「助けてシルヴィオ!!」

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「ネッダ!!」こう叫んで舞台に上がってきた一人の青年……誰あろうシルヴィオその人でした。「そうか貴様か!!」カニオのナイフが容赦なく突き立てられます。

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うわぁーぁーぁー((((;゚Д゚))))))) 

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人殺しだぁーぁー((((;゚Д゚)))))))


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芝居の代りに凄惨な殺人現場を見せつけられ、パニックを起こす観客に向かい、カニオはこう呟きました。


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「芝居はこれで終わりです……」


作曲者が子供の頃実際に起きた事件をモデルにしているといわれていますが、真偽のほどは分かりません……。


(幕)


【おまけのカーテンコール】

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皆さんお疲れ様でした! またよろしく頼むよー(^O^)いや〜、カニオと違っていい座員を持てて、私は幸せな座長だなぁ^ ^

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【曲のご紹介】
『衣装をつけろ』(歌劇『道化師』第一幕フィナーレ)
カニオ役:マリオ・デル・モナコ


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カーテンコール時の割れんばかりの拍手喝采が凄い!



夢と現実、芝居と現実……その境界線を見失ったとき、人はどうなってしまうのか……? そんな決して他人事とは思えないことを描いたオペラがあります。

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それがこちら! はい亜紀子ちゃん、紹介よろしくヽ(*´∀`)


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亜紀子「はい! レオンカヴァルロ作曲の歌劇『道化師』で〜す♪」

よくできました^^ それではそのあらすじを我が劇団員たちに再現してもらいましょう。どうぞ〜(*゚▽゚)ノ

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舞台は1870年代の南イタリア、カラブリア地方のとある村。

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この村に皆が待ち焦がれていた旅回りの一座が帰ってきました。メンバーは……

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座長のカニオ。道化芝居が得意な超ベテラン。もう結構いい歳のおっちゃんです。

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カニオの妻兼主演女優のネッダ。若くて美しく、カニオから深く愛されています。子供の頃、飢え死にしそうだったところをカニオに拾ってもらったそうで、彼女にとって彼は夫であると同時に恩人でもあります。

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座員のペッペ(左)とトニオ(右)

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カニオ一座は以上の四人です(ネッダはトゥシューズなのでスタンドに乗ってます)。

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カニオ「公演は今晩23時からだよ! 村の衆、忘れずに観に来てくれよヽ(´▽`)/」


村の衆「OK! きっと観に行くから楽しい芝居を頼むよー(^O^)」

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芝居は今夜の23時。まだ時間があるので、カニオとペッペは村の男衆に誘われて居酒屋へ。

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好機到来! 

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残ったネッダにかねてから想いを寄せていたトニオが言い寄ります。「奥さん、好きだ!ヽ(´o`;」

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が、まったく相手にしてもらえませんT^T

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それもその筈、彼女はこの村の青年シルヴィオとラブラブで、この村に公演に来る度逢瀬を重ねていたのです!

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二人は今夜駆け落ちする約束をしますが、それを見ていたトニオはさっきの腹いせとばかり早速カニオへ御注進! 「座長、てえへんだ、てえへんだ! 奥さんが若い男とイチャついてますぜ!」( ̄Д ̄)ノ(←お前も狙ってたろ^^;)

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「なにぃ〜ぃ〜ぃ!!( *`ω´)」激怒したカニオが駆けつけると、ネッダの甘い囁きが聞こえてきました。

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「今夜からずっと、あたしはあんたのもの……」

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これにブチ切れたカニオが乱入したからさあ大変! シルヴィオは素早く現場から逃走します。

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カニオはネッダに浮気相手の名を問いますが、彼女は頑として口を割らぬどころか悪びれる様子もありません。妻とは名ばかり、もうとっくに気持ちはカニオから離れていたのです。「若い方がいいに決まってんでしょ(¬_¬)」

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愛妻の裏切りに逆上し、気も狂わんばかりのカニオ。あわや修羅場か! というところで、ペッペが戻ってきて芝居の準備を促し、ひとまずその場を収めます。

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各々準備に散り、独りぼっちになったカニオは遣る瀬無い心情を切々と吐露します。ここで歌われるアリア『衣装をつけろ』は、愛する妻に裏切られた哀しみ、憎しみ、嫉妬それらすべての苦悩を押し殺してまでおどけたピエロ役を演じなければならないカニオの心の内を見事に表現した傑作中の傑作です! マリオ・デル・モナコの圧倒的な歌唱力と鬼気迫る演技力は何度観ても心を打ってやみません(´;Д;`)

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笑え、道化師! 苦悩と涙をおどけに変えて……

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ああ笑うんだ、道化師よ! お前の愛の終焉に……
笑え、お前の心に毒を注ぎ込むその苦悩を!

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(第二幕へ続きます。)

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