|
8月22日に出たばかりの岩波新書『生きのびるマンション―〈二つの老い〉をこえて』(山岡淳一郎 著、780円+税)は、もし値段が10倍の7800円であっても買うに値すると読後に思うくらい、貴重なことがたくさん書いてある本だと感じました。読みにくい箇所は一切ありませんでした。
分譲マンションという比較的にまだ歴史の浅い高価な建築物(住まい)をめぐって、現在の関係者や将来の購入希望者が心得ておくべき事例や知識がいっぱい記されており、きらびやかでやたら魅力的な新築マンションの広告などとは対極に位置する1冊です。
三井、住友、野村等の大手不動産会社にとっては恐らく知られたくないはずの各マンションの管理組合の話が、こうして堂々と各物件の住民・区分所有者等の手に本の形で伝わることの社会的意義には極めて大きいものがあるでしょう(近年のハイテクなマンションなら物理的に、また築年数のかさんだ団地でさえも、管理組合の問題に関するチラシ文書―居住者・全組合員の意識を啓発―の投函、配布行為は管理人や住民に蛇蝎のごとく嫌われて不可能となりつつある→「第35期第1回臨時総会の議案書全文」「【速報】東京建物のマンションから電話」「横須賀のマンションから届いた封書」「厚木警察署の刑事2名が当宅で脅し」参照。https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/57709/res/752/ と https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/57709/res/760/ も参考になります)
この本は、マンションとは無縁という人にとっても、多数決、組織の会計、住居の資産価値等々、地域のひとつの共同体としてのマンションがどんな問題を抱えて解決してきたか、まだ解決できずにいるか、いろいろと教えてくれます。
本書を通じて1人でも多くの方に現状を知っていただきたいです。
【本書を紹介する出版社のホームページ】
|
全体表示
[ リスト ]





