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http://japanese.ruvr.ru/2011/12/12/62070553.html
米韓両政府は、北朝鮮用の「真空爆弾」を準備している。新聞「コリア・タイムス」は、150発の売却契約が先月11月に結ばれ、韓国側には2013年に供給される予定だと伝えた。
この兵器は、燃料気化爆弾の一種で、朝鮮半島に新たな戦争が勃発する場合に備え供給され、北朝鮮領内の地下に作られたミサイル発射基地や戦闘機用の格納庫、指導者達の避難壕などを殲滅する事を、その目的としている。
これは、韓国の防衛兵器買い付けを担当する省庁の匿名の情報として明らかにされたものだ。 米国はすでに、ベトナムやアフガニスタン、イラクでこの兵器を使用、イスラエルにはイランの核兵器対抗用として売却された。 なおこの兵器は、もっぱら攻撃のみを目的としたもので、拡大する北からの脅威と言うのは単なる口実だと見られている。
VOR記者は、極東研究所のコンスタンチン・アスモロフ研究員に話を聞いた―
「韓国の海軍及び空軍力は、北に対し完全な優位に立っている。南の対ミサイル防衛施設も、北の高射砲に比べるべくもなく優れている。おまけに韓国は、北にはない巡航ミサイルがあり、南の軍事的ポテンシャルは、完全に過剰と言えるレベルだ。
又、韓国政府が1979年の米韓合意の見直しを試みている事にも注意を向けるべきだろう。この合意は、ミサイル技術領域での制限を韓国政府に課している。現在韓国は、射程300キロ以下の弾道ミサイルを保有する可能性があるが、その射程を500から1000キロに拡大する許可を求めているのだ。 もちろんこれらすべての事柄は、北からの脅威によって説明付けられている。 しかし米国でさえ、こうした韓国の動きは、状況を急激に複雑化させる恐れがあると懸念している。 というのは、射程が長くなれば、北ばかりでなく中国やロシア極東にまで届いてしまうからだ。
韓国の若手軍人達の主張が、エスカレートしている。この国では現在、軍人の間で、はっきりした世代の交代が行われており、かなり多くの軍人がもはや朝鮮戦争を覚えていない。 彼らは北に対し、圧倒的に優位に立つ事になれ、軍事紛争は軽い散歩のようにしか捉えなくなっている。 弾道ミサイル実験やバンカー・バスターなど新型爆弾の出現が、当然の事ながら、北ばかりでなくロシアや中国の側からのリアクションを呼び起こすのを念頭に置いていない。」
北朝鮮当局は、あらゆる事から判断して、この問題を近く実施される北の核プログラムに関する6カ国協議再開に向けた米朝協議に持ち出すだろう。 今月15日にソウルでは、新型の中距離巡航ミサイルのプレゼンテーションが予定されているが、この催しは火に油を注ぐものとなるに違いない。 すでにその目的は、10キロから15キロ上空で北の弾道ミサイルを撃墜する事にあると発表されている。 同様のミサイルを北は保有していないし、近い将来、保有する事もないだろう。
一方中国は、韓国の軍事化を注意深く見守っている。対中国境近くに新しいタイプの攻撃兵器が出現すれば、中国政府からの対抗措置を招くであろう事は避けられない。
米国はいつものように、この件に対し懸念を表明し、被害アジアにおける軍事的政治的プレゼンス拡大の口実として使っている。 米国の「真空爆弾」が朝鮮半島に出現する理由は、まず第一にそこにあると言ってよいだろう。
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