ジビエ料理&ハンティングのシェフブログ

ジビエ料理専門店「アレコ・レーノ」のシェフブログ。

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驚愕の味、ヌートリア

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ここのところヌートリアのことをぼかして書き込みをしていたら、数名の方からEメールで「ぜひ本当のことが知りたい」との連絡を頂いた。


このようなモノの味を知りたいのは私だけかと思ったら、世の中には実に物好きな人が居るものです(笑)



実は骨を焼いて食べたのと相前後して、私はヌートリア君のヒレも試食をしていました。
ヒレ・・。
正式には「フィレ」と言います。
フィレがなまってヒレになったのでしょうが、「話しに尾フィレが付いた」とは言いません。
あれはあくまでも「尾ヒレ」でございます。
決してお間違えの無いように(~~)


さてまんまネズミ君にクリソツなヌートリア君なのでありますが、はたしてその実像は?


岡山の川ガニさんから送って頂いたヌートリア君、受け取ってみるとその内臓処理の仕方は完璧。
実に鮮やかな手際で処理されたことが一目瞭然で伺い知れます。


腹腔部を両手で広げ、鼻を近づけて臭いを確認。

嫌な臭いや不審な香りはまったくしません。
かえってリンゴのような香ばしいフルーツ香が漂っているのには驚きでした。

しかし顔付きや姿カタチはまんま巨大なネズミ。
特に尻尾。
シッポはドブネズミのそれにそっくりです。
違うとすれば太くて長いことだけ。


まず最初の作業は、高級な毛皮を脱がせることから始めます。
毛皮獣としてのヌートリアの剥皮は、鹿などと同じ程度の難易度。
取り立てて難しいと言うものではありません。


巨大な頭のわりには意外に目が小さく、シッポはやはり皮を剥いても長いまま。
剥かれた尻尾のイメージは、皮を剥いたヘビと色カタチ共にとても良く似ています。

猪や鹿などの大型獣と比較して違うところはフィレの付き方。
上手く説明出来ませんが、体の後方にわずかに付いていると言うイメージです。

フィレを上手に取り、塩コショウだけを振って早速フライパンに。


出来上がったフィレをナイフでカットして口へ。

な、な、な、な、な〜んとっ!
うっま〜〜


そうです。
巨大なネズミ君はとっても美味しいんです。
見かけなんかで判断してはいけません。
とっても上質でとっても上品な味のお肉です。
しかもその食感は抜群!の絶賛モノ。


信じられないかも知れませんがこれは真実です(^^)v。


先のボーンローストも絶品。

年末の話題としてはとってもサプライズな結末ですが、真実は真実なのでウソは書けません。
しかしあの姿形は一般人にはちょっとキツイかも(笑)。
この私とてアメリカや南米大陸で食用とされていると言う情報が無ければ、やはり調理するにはためらいがあったと思います。

でも食べられると知ればそれは最早食材。
食材ならば一度はテイストしてみたい。
これはごく自然の摂理ですね。


と言うわけでヌートリア君ですが、お肉のクオリティとしては文句無く三ツ星です!(^^)v

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