日本再生研究会SC

海外在住の日本人からの発言

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The Last Empress-Madame Chiang Kai Shek
and the Birth of Modern China (その5)
by Hanna Pakula, Simon & Schuster, 2009
報告者:目良浩一
 
第六部       1943−1945
 
194311月末にカイロでルーズベルトとチャーチルの会議があり、蒋介石が招かれた。チャーチルは蒋介石の参加を望まなかったが、ルーズベルトの強い主張によって、彼が招かれた。May-ling も参加した。中国の専門家のFairbankは、ルーズベルトは、中国に対して非現実的な愛着を持っていたとし、それは母方のDelano家が中国貿易をして財をなし、中国の装飾品の中で育ったからであろうとしている。そして、大統領は中国が日本に代わって、東アジアの盟主になることを望み、そのためには、資金を投じるのを厭わない傾向があったとしている。この会議で、日本が降参した暁には、日本は本土だけに押し込めることが合意された。カイロを出発したときに、May-ling は、ルーズベルトの協力にに深い感謝の意を表明した。
 
1943年に中国へ帰ってからは、May-ling to蒋介石との仲についていろいろな噂が飛び交った。1944年7月1日には、May-ling Ai-ling などと一緒にブラジルへ、体調を整えるために出発した。その後、9月に米国に入り、ニューヨークに居住した。
 
ヤルタ会議が194524日から11日まで、行われた。出席者はルーズベルト、チャーチルとスターリンで、蒋介石は招かれたいなかった。中国に関する秘密協定については、ルーズベルトが、蒋介石に話すことになった。ルーズベルトは412日に死去し、トルーマンが大統領に昇格した。8月14日には、日本が降伏した。その数時間後に、May-lingは声明を発表し、この勝利をキリストの神に感謝し、キリスト教の平和を希求していると述べた。829日には、アメリカを離れ中国に向かった。
 
第7部      から第9部まで 省略
May-ling は、20031023日、マンハッタンで他界した。106歳であった。
 
読後感
 
この本は2009年に発行された800ページに近い図書である。この本は 美齢ついての本であるが、中国の内戦を含む政治状況も詳しく記載されている。この本によると、アメリカが蒋介石の中国に加担したのは、主に、宋美齢の努力によるものであるという印象を受ける。もちろん、Pearl BuckHenry Luceなどの米国人の報道もあったが、彼女は、腐敗した、無能力で、独裁的な蒋介石政権を、見事に美化し、英語による能弁とキリスト教徒である共通性を強調して、米国政府、特にルーズベルト大統領を説得して、多大な資金・物資の供給をさせ、それでもって日本軍の攻撃に抵抗し、ついには、米国に石油などの必要物資の日本への禁輸に踏み切らせ、日本を敗退に導いた。一億の日本人は、この小さい美貌な一人の中国女性に負けたのである。いかに言論が重要であるかを知らされる図書である。しかも、アメリカの援助のかなりの部分は、蒋、宋、孔家などの少数の家族に吸収されていて、国民党政権は全く腐敗していたという事実を無視して、または知らずに、支援が続けられた。(このようなアメリカの支援は今も続いている)少なくとも、彼女は世界を情勢の判断する能力が優れていたといえる。
 
注目すべきことは、国民党の軍隊は、主に上海の財界の資金でまかなわれていたことである。これは当時の上海の経済力の強さを示すと同時に、分断された中国の政治状況を示したいる。
 
この図書は、日本が中国で行ったことに対して、かなり批判的な記述が多い。真実であるかどうかは、不明である。しかし、これは一般のアメリカ人の日中戦争に対する認識を代表しているといえよう。
 
下記の点について、検討して頂きたい。
 
1.世界情勢を洞察し、適切な判断力を持つ人を作り出すために、財閥的な家族を温存することが望ましいか。
2.家族の、そして国家の繁栄のためには、政略結婚が効果的か。
3.世界的な政治家を養成するためには、若くして米国に留学すべきか、またはさせるべきか。
4.その当時の世界の情勢からすると、日本のような民主制よりも、中国的な独裁制のほうが国家目的の遂行には適していたか。
5.日中戦争における、中国への米国の支援は、多大であった。日本は、それを覚悟していたのか、または意外な展開であったのか。
6.May-lingの効果を除いても、米国の中国への傾倒ははなはだしかった。何が米国を中国寄りとしたのか。
7.日本人は、日本人らしく、実直に行動し、宋 美齢の真似をしようとしない。たとえそのために戦争に負けても、誠実に発言し、行動したことを誇りとするという方が、日本に合っているか。
 
 

閉じる コメント(21)

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たつやさん
ご意見ありがとうございます。貴兄の見解に賛同します。
その点が、普通の歴史の本には、なかなか出てこないのが問題です。
目良

2011/1/18(火) 午前 0:51 [ Kintaro ]

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傍証,追伸
1945年8月,日本のポツダム宣言受諾を知ったニューヨーク・タイムズは「太平洋の覇権を我が手に」の見出しで,「我々は初めて,ペリー以来の野望を達した。もはや太平洋に邪魔者はいない。これでアジア大陸の市場と覇権は我が物になったのだ」との記事を載せた。日本の降伏調印式で,ミズーリ号上に二つの星条旗が揚げられた。一つはペリー来航時に,旗艦ミシシッピ号に掲げられていたもの。二つ目は,F.ルーズベルトが日本の挑発に成功した12月7日にホワイトハウスに揚がっていたもの。
こうしてみると,ポーツマス条約直後のオレンジ計画(1905年)が起点ではなく,
黒船来航時(1853年)の初めから,日本侵略の野望があったと見るべきであろう。

2011/1/18(火) 午前 2:52 tatsuya11147

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たつやさん
アメリカは、根気がありますね。100年前の国旗を持ってくるとは、組織としての連続性が、ありますね。この粘り強さは、今の日本人にもほしいですね。
目良

2011/1/18(火) 午後 2:27 [ Kintaro ]

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たつやさんに質問です、その記事のコピーってありますか?
ネットで同じ事を言っている人を何人か見掛けたので気になって
8月14日のNYTの記事を見てみましたが、
そんな事は一言も書いてありませんよ。それとも、日付けが違うのかな??
もし原文ソースがあるのなら、是非後学の為ご教授下さい。
万が一それが嘘だった場合、間違いでは済まされませんよね。
お返事お待ちしています。

2011/2/17(木) 午後 6:00 [ モンブラン ]

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上、出典。

清水馨ケイ八郎(2006)「大東亜戦争の正体―それはアメリカの侵略戦争だった―」祥伝社

p.82-83.

8月何日かは、書いていません。
著者にお聞き下さい。

2011/2/17(木) 午後 10:43 tatsuya11147

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たつやさん、お返事あいがとうございます。
日付も載せないとは、とんでもない学者もいたものですね。
取り敢えずソースが不明確な以上、これは怖くてとても使えたものではありませんね・・・。
何はともあれありがとうございました。

2011/2/18(金) 午前 5:54 [ モンブラン ]

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エラク臆病な人だ。
そんなことでは、
事の真相に迫るなんてできはしない。

著者は「大見出しで出ている」と書いている。
8月13日〜20日あたりまでの間じゃあるまいか。
その気になって調べまくる気もないとは・・・。

あなたは、他人の価値観に乗って
気楽に生きて行くのを選んでいる。

2011/2/18(金) 午前 7:12 tatsuya11147

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何を言っているんですかあなたは?
私はアメリカ人との議論に耐え得る資料を探しているんです。
捏造記事なんて使える訳ないでしょう?
それとも捏造記事を論拠にした意見を押し通す事が勇気だとでも思っているのですか?
あなたは日本にとって都合のいい論説なら何も調べもせずに受け入れるのですか?
この程度の認識では、相手にもされませんよ。
お気楽なのはあなたの方でしょう。
因みに13日にはまだ日本はポツダム宣言を受諾すらしていません。
まったく呆れ果てた人です。

2011/2/18(金) 午前 8:01 [ モンブラン ]

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モンブラン さん
あなたの言ってることは、理解できます。NYTの15日から一週間くらいの間の記事を調べて見ましょう。

たつや さんもがんばりましょう。
協力して、崩壊しようとしている日本国を立て直しましょう。

目良 日本再生研究会

2011/2/19(土) 午前 9:59 [ Kintaro ]

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この件に関して、いくつか言わせて下さい。

ネットで疑わしい論説が流布していたので注意しなくてはと思いましたが、
とあるサイトは昨日、私のコメントを削除し、更にアクセス制限を加えました。
ただ、「当時の新聞にそのような記述はありませんでした。どういう事でしょう?」と書き込んだだけですよ?

たつやさんに至っては、日本の名誉を守る為、
誠意を持って多くの外国の方と議論を重ねて来た私を臆病者呼ばわりです。
何だか同じ日本人として非常に情けなく、やり切れない気持ちになりました。

何はともあれせっかくなので、私が見付けた非常に疑わしい論説を1つ紹介させて下さい。
それは、ローマ法王が日中戦争において、旧日本軍を支持していたというものです。

1937 年 10 月、日本軍の平和的理念を理解したローマ法王ビオ 11 世は
「日本の行動は侵略ではない。日本は中国を守ろうとしているのである。
日本は共産主義を排除する為に戦っている。共産主義が存在する限り、
全世界のカトリック教会、信徒は、遠慮なく日本軍に協力せよ」といった内容の声明を発表した

2011/2/19(土) 午後 4:29 [ モンブラン ]

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このような事が朝日新聞に掲載されたようですが、
海外のメディアでそのような発言をローマ法王がしたという記録はいまのところ見付けておりません。

是非お時間があればお仲間とこの件についても検証してみて下さい。
ネット上での愛国は素晴らしいと思いますが、妄想と希望的観測に凝り固まった、
現実と乖離した独り善がりで事を終わらせないよう注意してもらいたものとも思います。

追記:恐らく清水馨八郎氏の著作の元ネタである村松剛氏の著作では(テキトーで申し訳ありません)、
NYTの記事は昭和20年8月14日付で掲載されているとの事なので、
私のチェックした記事で間違いないと思うのですが、機会があれば調べてみようと思います。

追記の追記:オレンジ計画はアメリカのアジアでの野心の証明にはなりません。
どの国もcontingency plan(不測の事態が発生した時への備え)は必ず用意するものです。
何かが起きてからでは遅いのですから。
ただ、フィリピンは戦場になるべくしてなったのだと証明する事は出来るかな?と私は考えています。

2011/2/19(土) 午後 4:30 [ モンブラン ]

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モンブランさん

誠実に外国人の理解を得ようとしているあなたに敬意を表します。
ただ、ネットでは、簡単に発言できます。根拠なしに、または、薄弱で発言するケースもままあります。注意しましょう。

ローマ法王の声明の件、ありうることですが、証拠がはっきりしないと明言できませんね。しかし、日中戦争は、中国から売られた戦争ですよ。カール・カワカミのほかに数冊の本があります。

目良

2011/2/21(月) 午後 2:17 [ Kintaro ]

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お心遣い感謝いたします。アメリカや中国、またそれらの国の影響の強い国の人とこの手の議論をするのは中々骨が折れます。私が一番恐れているのはいわゆるデマがネットに広がって、それを信じる人が出て来てしまうという事です。まぁネットでもソースを明確にする事はごく普通に行われているようなので、そこまで心配する必要もないのでしょうけど・・・。

ローマ法王の声明に関しては、恐らくバチカンが日本政府に戦争被災者救済の為の義捐金を送ったところを見て、朝日新聞がでっち上げたのだろうと思います。英語でのソースが見付からないのはあまりに不自然です。

日中戦争に関してはまだまだ不勉強で、お恥かしい限りですが、中国から売られた戦争と断言出来るほどの知識はまだありません。しばらくこちらのサイトで勉強させていただきます。

2011/2/21(月) 午後 4:05 [ モンブラン ]

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ご無沙汰してます。

その後、いくつか検索してみると、ネットでは
ニューヨーク・タイムス説と
ニューヨーク・ポスト説が出回っているようでした。
そこで、畏友にNYPを調べてもらったところ、
「該当の記事は見つからなかった」ということでした。

問題の表現は、ここに出ています。
http://www.history.gr.jp/~showa/234.html

2011/9/10(土) 午前 3:42 tatsuya11147

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この表現ですね。
>さらに村松剛氏によれば、日本のポツダム宣言受諾の報を受けたニューヨーク・タイムズが昭和20(1945)年8月14日付で「太平洋の覇権を我が手に」という見出しの下に「我々は初めてペリー以来の願望を達した。もはや太平洋に邪魔者はいない。これで支那大陸のマーケットは我々のものになるのだ」との記事を掲載したという。

2011/9/10(土) 午前 3:44 tatsuya11147

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アメリカはポーツマス会議以後、満洲をねらって一貫して「日本に嫌がらせ」をしてきています。
その動機は、これです。
http://www.history.gr.jp/~showa/112.html

2011/9/10(土) 午前 3:49 tatsuya11147

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ローマ法王の声明の件ですが、
バチカンは1934年4月に満州国を承認しています。欧米諸国とは別の視点があってもおかしくはありませんね。
http://www004.upp.so-net.ne.jp/teikoku-denmo/html/history/honbun/manchu7.html

ご存じでしょうが、

日本が真珠湾攻撃する前に、
蒋介石軍に偽装した米軍機が
支那から日本本土を空爆する計画があったCNNの動画をTBしておきます。
私は、日本が真珠湾攻撃しなくても、
すでに米ソが支那事変に介入していたので、日米開戦は避けられなかったと考えています。

2011/9/10(土) 午前 4:24 tatsuya11147

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ウィルソン政権が狙ったワシントン会議の主要な目的の一つは、中国や満州から日本を追い出してアメリカの権益を拡大することであり、
一方、米国立公文書館の公文書ナンバー「JB355」には、民主党ルーズベルト政権が開戦を欲して日本を挑発し続けた目的の一つは
「中国から日本を追い出して、将来の巨大な中国市場を独占的に確保するため」
でもあると明記されている。

上の出典と「マッキンレー構想(日米英同盟)」
http://mamorenihon.wordpress.com/2010/11/19/%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E4%BA%8C%E5%A4%A7%E6%94%BF%E5%85%9A%E3%81%AE%E7%95%B0%E3%81%AA%E3%82%8B%E5%AF%BE%E6%97%A5%E9%96%A2%E4%BF%82%E5%8F%B2part4%EF%BC%88%E8%BB%A2%E8%BC%89%EF%BC%89/

2011/9/11(日) 午後 8:59 tatsuya11147

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上と同じ内容です。

深田 匠(2004)『日本人が知らない「二つのアメリカ」の世界戦略』高木書房
日米関係
GHQの憲法草案、マッキンレー構想、
日米戦争への道程
http://jpn.yamato.omiki.com/documents/two_america/4-2.html

2011/9/11(日) 午後 11:11 tatsuya11147

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こんにちは。検索していてたどり着きました。
実は私も清水馨八郎著『大東亜戦争の正体』や勝岡寛次著『抹殺された大東亜戦争』で紹介されていた1945年8月14日付ニューヨークタイムズの記事とされるものを調べているのですが、国会図書館で8月14日と15日のニューヨークタイムズを見ても該当する記事がありません。
ニューヨークタイムズではなくニューヨークポストだとする記述もネット上にみられますが、ニューヨークポストの記事でアメリカの国家意思を示すことはできません。元が村松剛先生だとすれば、なおさらそんなことはしないはずです。
ということは、日付が違う(8月下旬か降伏文書調印のころ)か、ワシントンポストの間違いなのでしょうか。
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらご教授ください。
あるいは、村松剛先生のどの本に記述があるのかでも結構です。
よろしくお願いいたします。

2012/10/26(金) 午前 0:26 [ みしま ]

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