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p { margin-bottom: 0.25cm; line-height: 120%; } コルトレーンのブルー・ノート盤での唯一のリーダー・アルバム。また大名盤でもある。1999年5月臨時増刊の「ジャズ名門レーベル大事典」によれば,ブルーノート歴代ベストセラー・トップ20中4位に入っている。
因みに,キャノンボールとマイルスによる「サムシン・エルス」が第1位。ソニー・クラークの「クール・ストラッティン」が第2位。第3位がブレーキー&メッセンジャーズの「モーニン」というわけだから,正しく大名盤というべきものだろう。
大名盤とは名盤中の名盤ということなのだろう。この大名盤に異論をはさむ向きはないと思われるが,そもそも名盤とは何だろう。その定義のことだが,よくわからない。
このブルー・トレインが大名盤であったとしても,これがコルトレーンの最高傑作かといえば,そうだという人はどれほどいるだろうか。
たとえば,「トランジッション」とか「ジャイアント・ステップス」に比べて,本でとりあげられている頻度は「ブルー・トレイン」の方が高いのではないかと思う。
そのことがベストセラーとなって,大名盤ということになっているのかも知れない。つまり大名盤=最高傑作とは限らないといいたいのだが,そういうと,誰もそうはいっていないと反論されそうだ。
まあ,あまりこんなことを詮索しても意味がないが,わたくしは最初これのどこがいいのか,サッパリわからなかった。
まず,最初のブルー・トレインという曲のテーマに続くコルトレーンのテナーの音がやけに圧迫感があって閉口,ウルセーなーと思ったのが最初の印象だった。
ウルセーなーといえば,「トランジッション」もそうだった。今ではそう思わないけど,慣れとは恐ろしい?
「そんなことないよ。」
どうして?
「損(そん)なことじゃなくて,とくでしょ。」
ナルホドー。
しかし,どうなんでしょう。このブルー・トレイン。ブルー・ノートの売上No4というわけでしたから,人気盤であることは否定できませんが・・・・・・・・
ところで,これが演奏されたのが1957年ですが,日本ではブルー・ノートといえばジャズの権威みたいな印象がありますけど,ジャズのミュージシャンにとってはブルー・ノートに対するインパクトがどれほどのものだったのかは,知る由もありません。
というわけで,ブルー・ノートに録音できるという,しかもリーダーでという嬉しさがコルトレーンにあったかどうか知りませんが,このアルバムでの意気込みといいましょうか,はりきりようが演奏に表れており,リー・モーガンもそうとうなものです。
ケニー・ドリューのピアノもいい演奏をしております。5曲中4トラックを除く4曲がコルトレーンの曲だということもその表れかも知れません。
まあ,マイルス・コンボに入った頃のコルトレーンに比べれば,驚くほどの上達ではないかと思います。
このアルバムでは,1曲目がいいという人もいれば,2曲目がいいという人もいます。何れにせよ,コルトレーンの演奏においては,技術的にも優劣の差はないと思います。
YouTubeではアルバム全曲を収めたものがあるので,これを聴くことができますが,一括収録よりも,各曲毎になっているほうがいいですね。しかも,5曲以外にボーナス・トラック?を最後に2曲入っているというご親切さです。
わたくしは,ひねくれているわけではありませんが,4曲目のバラードに注目し,元気のよい3曲を聴いたあとにホッとするところであります。
このバラードはバッキングしているピアノが何ともいえない雰囲気を醸し出しているようで,このチャーミングなピアノを意識して聴くようにしたらいいかも知れません。
なお,この曲だけのYouTubeもありましたので,アップしておきます。
1. Blue Train (10:41)
2. Moment's Notice (9:09)
3. Locomotion (7:13)
4. I'm Old Fashioned (7:56)
5. Lazy Bird (7:05)
John Coltrane ( ts ) Recordedon September 15, 1957.
p { margin-bottom: 0.25cm; line-height: 120%; } I'm Old Fashioned
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私は渡辺香津美さんのアルバムで初めて「Moment's Notice」を知りまして(汗)、それから「Blue Train」を購入したのですが、初心者にも聴きやすい佳曲が揃ったアルバムですよね(^^)
確かに「I'm Old Fashioned」は味わい深くてホッとするバラードですね♪
2014/11/1(土) 午後 4:07 [ koic ]
koic さん
コメントをありがとうございます。
バラード以外では,「Moment's Notice」はいいと思っておりました。
こういう曲も多くのミュージシャンがジャズで取り上げられますと,スタンダードということになるようです。
ところで,やはりこれは初心者向けなのでしょうね。
わたくしはよくわかりませんでしたが・・ 汗)
このアルバムじゃ,「 Blue Train 」や「 Moment's Notice 」がいいという向きが多いように思いますが,「I'm Old Fashioned」もいいよといいたかったのです。
2014/11/1(土) 午後 7:02 [ ジャズ・ヒロシ ]
聴く回数が増えるほど、コルトレーンらしくないアルバムだと感じました。
それ故"大名盤"になっているのだと思います。
そう、ドルフィーのファイブスポットのライブもドルフィーカラーが薄いです。
個性の薄いハードバップが、初級向け=名盤だと、この頃は感じています。
TBします。
2014/11/1(土) 午後 8:56
東信さん
コメントをありがとうございます。
わたくしのイメージじゃ,このアルバムがジャケットのせいか,一般的にコルトレーンを象徴?しているようにも思えたのですが, 「コルトレーンらしくないアルバム」とは皮肉なものですね。
「初級向け=名盤」といわれてみますと,確かにそうかも知れません。
難しい問題だと思っておりましたが・・・・・
2014/11/1(土) 午後 11:16 [ ジャズ・ヒロシ ]
4位ですか!コルトレーン唯一のブルーノート盤だからですかね。
プレスティッジ盤のハードバップもよく聴いてますしアトランティック、インパルス盤も時代により変化があり面白いと思います。でも一番好きなのはマッコイ、エルヴィン、ギャリソンとやっている時期かな〜。
2014/11/2(日) 午後 2:49 [ 鷹 ]
たかさん
コメントをありがとうございます。
ブルーノート盤での4位ですので,全アルバム中では何位と位置付けられるのかわかりませんが,それにしても高順位ということの訳をもう少し明確に納得できればと思うのですけれども・・・・
2014/11/2(日) 午後 10:13 [ ジャズ・ヒロシ ]
太郎さん
ナイスをありがとうございます。
2014/11/2(日) 午後 10:16 [ ジャズ・ヒロシ ]
(^-^ゞこんばんは!
実は今回、敢えてこちらの記事のタイトルだけ拝読して記事を読まず(笑)久しぶりに引っ張り出して聴いてみました!
それからジャズヒロシさんの記事を拝読して答えあわせ!?…楽しいでしょ!?笑♪
なんと!「I'm Old Fashioned」が一番良いと思いました!同じ感想で嬉しかったです!
最近、マイブームでピアノばかり聴いているせいもありますが、このドリューの清真風なピアノが凄くいいなぁ〜♪と感激しました♪
ブルー・トレインはジャズに入った頃購入して聴いてますが(めくら滅法聴いていた頃ですね・・あ!今もだ…笑)
あの頃はトレーンのテクにひたすら感動していましたが、今聴くとちょっとしつこいんじゃないの?…(^-^;なんて生意気な感想を言っちゃったりして…笑←ココはジャズヒロシさんの昔の感想のレベルでした…笑♪
豪華メンバーでフロントが濃い、抑えてはいますがバッキングも濃いですから、ここは息抜きでピアノがドリューというのも流石!…と
またまた生意気を申しまして大変失礼しました!
m(._.)m
2014/11/2(日) 午後 10:52 [ マリア♪ ]
海凪さん
ナイスをありがとうございます。
2014/11/2(日) 午後 11:37 [ ジャズ・ヒロシ ]
名盤というのは内容の優劣というよりも、「ダメ」という評価が相対的に少ない作品の事を指すのだと思います。言うなれば、「最大公約数的作品群」。敢えてうがった見方をすれば、多くのファンが「ダメ」と言わないのをいい事に、名盤の既得権を甘受し続けている、という見方も出来るのかもしれません。
かと言って、「ブルー・トレインは名盤か?」と問われれば、「名盤です」としか答えようがないワケで(笑).これが名盤の長寿の秘訣なのかもしれませんね。
(^ ^)
2014/11/2(日) 午後 11:53 [ Soul of Jazz ]
マリア さん
こんばんは。
コメントをありがとうございます。
わたくしの記事が答えあわせになるとは思いもよりませんでした。
まあ,答えあわせというよりも,相性合わせといったほうがいいのかも知れません。
楽しいかといわれれば,そうかも知れませんが,外れたら冷や汗ものになるかも。
勿論,こちらがですよ。
でも,同感されてウレシイです。
ところで,わたくしもめくら滅法聴いていた時期がありました。
気がついたら,ジャズの耳が少しばかりできていたという感じです。
2014/11/2(日) 午後 11:57 [ ジャズ・ヒロシ ]
Soul Of Jazz さん
コメントをありがとうございます。
名盤は消去法によるものといったところですか。
東信さんのコメントも併せますと,何となく名盤のイメージがわかってきたような気がします。
「名盤や大名盤=最高」という思い込みがあったのだろうと思います。だから,悩ましかったんですね。
しかし,これからはブログで「これは名盤ですよ。」といいにくくなりました。(笑)
2014/11/3(月) 午前 0:09 [ ジャズ・ヒロシ ]