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 ソニカ・ダックは,ハイエンド・ダックに使用されている先端的な部品を使って手ごろな価格としたため,価格破壊ともいわれ,爆発的に売れた。


 ところが,販売後,1年?くらいで昨年生産中止となってしまった。

 その理由は分からないが,採算が合わなかったのかもしれない。

 まさかと思ったのだが,もう手に入れるのは,難しくなってしまった。

 オーディオ誌でも評判は良く,ネット・ユーザーの声も比較的評判はよかったが,すぐに飛びつくのはどうかと思って,様子見していた。

 現在は中古でも当時の販売価格を大きく上回って値付けされており,ユーザーの足元を見ているみたいだ。

 ところが,昨年,あるところで,新品のものが一つだけ当時と同じくらいの価格で出ていたので,思い切ってゲットしてしまった。

 当時,ネット・ユーザーの使用感は,高域の方にメリハリがあり,低域に力強さがあるという印象で共通していた。

 使ってみたら,確かにそういう感じがした。

 ソニカ・ダックはUSB-DACとしてPCオーディオで使う予定だったが,現在使っているPCは32ビット・マシンなので,64ビットでないとドライバをインストールできなかった。

 まあ,しょうがないか。将来的には64ビット・マシンでやろうと思っているが,今のところ,ソニカ・ダックでのPCオーディオは諦め,DVDプレーヤーの光出力とCDプレーヤーのRCAデジタル出力に接続して,専らCD再生で聴いている。


 ラインナップは以下のとおりで,TP-60のボリュームは12時の位置なので,かなりの大音量となってるが,ウルサイ感じはしない。


PIONEER DV-600AV SONICA DAC Topping TP-60 HS-500


KENWOOD DPF-7002 SONICA DAC Topping TP-60 HS-500


 まず,600AVの光と7002の同軸の違いだが,同軸の方はカッチリとした音で,光はよくいえば柔らかいが,同軸に比べファジー。

 だから,正確さでは同軸といった感じだが,600AVの同軸接続ではどういう感じがするかということもある。

 しかし,この確認は行っていないので,何ともいえないが,いずれも声楽の声の感じがより正確となった。

 いずれにせよ,大差はないので,好みというか,その時の気分で切り替えたりして使っている。

 因みに,「ESOTERICX25 Topping TP-60 HS-500」と比べて,X25はパワフルだが,アナログ的,SONICA  DACを使った方が解像度がよく,オケの内声部の描写で,X25は負けている。


 SONICA  DACを導入したことにより,これまでよりもCDの録音の違いがよく分かるようになった。

 特に満足しているのは,オケのピアニッシモでのティンパニの音がくっきりして,それらしく聴こえるようになったことと,音の前後感覚の描写やスケール感,声楽の自然さで,大満足であった。

 これをPCオーディオでやったらどうなるか,将来が楽しみである。

 ただ,これだけの音が出ちゃうと,ブルックナーのシンフォニーのような圧倒的な迫力という点で,HS-500の限界を感じなくもない。

 しかし,X25の同軸出力をSONICA  DACに繋いだらどういう音になるのか,まだまだやってみたいところはある。

 というわけで,安物のプレーヤーでもSONICA  DACに繋ぐと,高級な音になるので,DACの重要度は大きい。

 因みに,SONICA  DACに否定的な記事もあり,確かに使い始めは噂ほどではないので,そういう評価となったのだろう。

 しかし,OPPOでは100時間のエイジングを主張していたようで,何時間使ったかわからないが,まちがいなくエイジング効果はあった。

 まあ,これだけ音がよくなっちゃうと,今まで聴いてきたCDの印象が変わっちゃうとともに,曲自体の印象も変わるというほどのものがあった。

CDは本当に大丈夫?

 最近,CDをリッピングしてると,読み取りエラーを生じるトラックが多い。
 読み取りエラーのあるトラックをCDPでかけてみると,滲んだような音になってよくないことが分かった。


 数年前,CDには寿命があると,ネット記事で読んだことがあったが,その寿命とは,こういうことかと思った。


 最近は,LPCDの音の比較で,CDの音がよくないということは,ことさら話題となっていないようだが,CDの音の悪さは,CDPの読み取りエラーという主張?に端を発し,PCオーディオという分野が脚光を浴び,今日の主流?ともなっている。


 確かに,CDPで再生するよりも,CPからの方が音がいいというのは,自分自身試みて実感しているが,CDの音の悪さという一つの要因に,CDの劣化(リッピングでの読み取りエラー)ということもあったのではないかと思う。


 同じ読み取りエラーといっても,エラーの程度の違いというのもあって,リッピングにはエラーを修正しながら行うので,そうしたトラックがある場合は,リッピングの速度が落ちるが,正確にコピーされる場合もあれば,読み取りエラーの表示がされなくても,ログを見ると,そのコピーの品位が落ちている場合もある。


 だから,CDの経年変化が一気にくるというよりも,徐々に変質してきているという感じがする。


 したがって,新品CDであれば,変質する前に,電子データ化すればいいが,中古だと,そのへんのことが全く分からないので,リスクが伴う。


 エラーのあるCDでも,CDPはスルー?して再生するので,全くかからなくなるということはないが,音質劣化は覚悟しなければならないだろう。


 まあ,これをいったら,LPはどうなんじゃいということになるが,まあ,カビをはやさないようにといったところか?(笑)


 しかしよくわからないけど,CDがなかった頃は,ワタクシのダイヤトーン(DS-301)のイモ・スピーカーでも,録音のいいLPは,指揮者が譜面をめくる音まで聴こえたりしていたが,そのCD化したものでは,聴けないということになっている。


 これは,ワタクシの再生装置に問題があるのかもしれないが,気になるところではあります。


 何しろ,HS-500などという骨董品?を使っているということもあるのかもしれません(笑)


CDの読み込みエラー

 EACで音楽CDをリッピングしていると,読み込みエラーのあるトラックに出会うことがある。
 EACは読み込みエラーとなる前に,入念にエラー訂正をしながらデータの取り込みを行なっているが,訂正しきれなかったものは,読み込みエラーとして表示される。
 当然のことながら,訂正中は,取り込み速度が落ちる。エラーとなった場合は,読み込み速度がゼロとなることが多い。
 ゼロになると,読み込んではいるのだが,遅々として進まなくなる。そのときは,リッピングを中止することにしている。
 読み込みエラーは,概して最外周に多く,次は最内周といったところだが,エラーのあるCDの割合は,少ない。
 中古でゲットしたCDが殆どなのだが,新品未開封のものは,エラーが出ない。だから,ファースト・オーナーなどがゾンザイに扱ったものにエラーの起きる可能性があるのではないかと推測している。
 つまり,CDの表面に指を触れてかけていたと思われるのだが,はっきりしたことは分からない。
 いずれにせよ,経年変化ということもあるかも知れないので,ゲットしたCDは,早めにリッピングしておいたほうがベターと思われる。
 因みに,エラーとなった個所をCDPでかけてみたら,どうも音が濁る(ジャリジャリっとするような)感じがする。
 また,エラーとならなくても,読み込み速度が低下する箇所は,コピーそのものの結果には,影響を与えない(あるていど正確に?コピーされる)が,CDPで再生するときには,読み取りを瞬時にスルー(補完しつつも)するわけだから,音質に何らかの影響があると思われる。
 だから,そこにPCオーディオの存在価値があるといえるのかも知れない。
 中には,外付けディスク・ドライブでも読まないCDも何枚かあったが,それらはCDPでもかからないものもあれば,かかるものもあったりして,どうなってるの?,という感じなのだが・・・・(笑)
 まあ,新品CDのゲットと即リッピングというのがデータ保存にはベストなのだが,ケチな性分で,どうしても中古となってしまう(笑)ので,リスクも伴うのは,覚悟しなければならない。
 また,長年聴いていないものの中には,カビの生えたものもあり,こりゃ〜ダメかと思ったが,程度によっては,水洗いしたら問題なかった(コピーOK)ものもあった。
 いずれにせよ,CDの保管(LPもそうだが)にも,注意しなければならない。


 このテーマについてはきわめて個人的な次元で話をすすめるしかありません。
 オーディオにせよオリジナル盤にせよ,一般性に欠ける,しかも「選ばれた人たち」の世界であるように思えるからです。
 というわけで,自分の体験でお話ししますが,ぼくがジャズを聴くようになって,まっさきに切り捨てた,いや切り捨てざるをえなかったものが,じつはオーディオとオリジナル盤の収集です。
 もちろん,いい音で聴きたい,手にもったときの感触がまるっきりちがう高価なオリジナル盤というものもほしくてたまらないわけですが,なんといっても「お金がすべて」の世界,ない袖はふれません。かりに「ふった」ところで,どこまで「ふれ」ばいいのか,天井知らずの世界でもあります。ようするに,きりがない。
 さて,ここで登場願うのが、岩手県・一関にあるジャズ喫茶『ベイシー』です。
 ぼくは過去二回このお店に行ったことがありますが,いやあ驚いたのなんの,オトが「みえてくる」,演奏しているミュージシャンが,「せりあがってくる」。
 そのとき思いました,オーディオに手を出さなくてよかった,こんなすごいオト,絶対に出せるわけがない,と。
 理由はほかにもあります。
 『ベイシー』というお店,じつは「店」ではなく,なんと「土蔵」,つまり「土蔵」の内部をいささか強引に改装してジャズ喫茶にしてしまったのでした。
 つまり,これこそが前述した「きりがない」の究極だと思いますが,オーディオ/サウンドというものを追求していくとするなら,『ベイシー』のように「器」も含めて改めなければならない。
 それは,いいかえればこういうことだと思います。
 どんな高級なウイスキーであっても,いかなる特選のコーヒーであっても,肝心の「水」がまずければ,そのウイスキーやコーヒーの真価を味わうことはできない。
 まさにオーディオとは,そのような覚悟を必要とするものかもしれません。そしてぼくにとっては,そういうことも含めて,「本物のオト」というものを教えてくれたのが,『ベイシー』というジャズ喫茶だったというわけです。
 それはそうとして,オーディオという世界は危険地帯です。
 どんなひどい演奏でも,そこそこ良く聞こえてしまいます。
 ジャズ喫茶に通ったことのある人なら経験があると思いますが,つまりはこういうことです。
 ある日ジャズ喫茶で,これはいい,これはすごいとコーフンを覚えるようなレコードを聴いたとします(まだCDがないころです)。
 当然そのレコードがほしくなる。で,買います。
 それを家にもって帰って,さあいよいよ聴こう,はい聴いた,そのときです。
 イントロのオトが流れてくる。
 あれっおかしいなあ,こんなはずでは・・・・・。
 ジャズ喫茶で聴いたときのようなコーフンもカンドーも,そこにはありません。
 説明は無用でしょう,はい,ジャズ喫茶の大音量にごまかされていたわけです。
 こうした経験からいえば,「音量」は,よほどのものでないかぎり,その音楽のランクを何段階かアップさせます。ときには「よほどのもの」でさえ「それなり」のところまで運んでいきます。
 誤解のないようにくりかえしておきますが,「音質」ではありません,あくまで「音量」です。
 しかし,これもまた経験からいえば,音楽の本質とは,オーディオと無縁のところにあります。
 音楽を聴くということとオーディオに凝るということは,またしても近いようで遠い,まったく次元を異にするものです。
 いいオトで聴いたからといって,そうした本質が,スピーカーの震えとともに揺れるようなことはありません。
 オリジナル盤も,まったくもってしかりです。
 その演奏がいまだCDになっていない,しかもオリジナル盤でしか聴くことのできないものであれば理解できます。
 そして,ここがオリジナル盤最大の魅力とされている点ですが,最初にプレスされただけあってオトもリアルで,この完成度は今後いかに技術が発達したとしても,おそらくは超えることができないものと思われます。
 そういうオトを聴くためにオリジナル盤にこだわる人の気持ちも,よくわかります。
 しかし,「それはそれ」「これはこれ」です。詳細は次章にゆずりますが,そうして集めたところで,ではそれを聴く時間がどれだけあるのかという,きわめて現実的な問題が浮上してきます。
 もちろん「集める」ことも楽しみかたのひとつではありますが,本書では一貫して「聴く」ことを優先したいと思います。
 いずれにせよぼくは,音楽の本質とオーディオに相関関係はない,三十万円のオリジナル盤であろうが二百円のバーゲンCDであろうが音楽に変わりはないと思っていますが,リッチな人からみれば,たんなる「負け惜しみ」にしか映らないかもしれません。
 最後にあえて加えれば,大音量にだまされるな,でしょうか。


 以上は,中山康樹氏が,ある本に書かれていたオーディオに関する箇所を抜粋したものです。
 ワタクシは,ジャズ喫茶の大音量を経験したことはありませんが,DUのような広いスペースで,JBLの4312系スピーカーがいい音で鳴っているせいか,流されているジャズもよく聴こえてしまう印象をもっています。
 まあ,流されているジャズがよかったのかも知れませんが,音のよさが,心理的に影響するということは,あるのだろうと思います。
 また確かに,音楽の本質とオーディオは別次元のことだと思います。
 いくら高価な装置を使っていても,音楽そのものが分からなければ,猫に小判になってしまいます。
 音楽を理解する力があれば,高級なオーディオでなくても,感動することはできますので,今となっては,ゴミのような自分のオーディオでも充分音楽を楽しんでおります。
 だから,もうオーディオには以前ほど凝らなくなりましたし,興味も薄れました。
 「大音量にだまされるな」ということばかりでなく,音楽に感動する心を養うことが大切で,それは,音楽が分からない人の高級装置にも匹敵することにもなると思います。
 そういう意味でのコスパを高める努力をいたしましょう。
 オリジナル盤については,全く興味がありませんが,クラシックの分野でも最初にプレスされたLPの音がいいということは,クラシックの友人から聞いたことがあります。
 だからといって,音楽の違いがそこにでてくるわけではなく,物理的な音の違いしかないのでしょう。
 勿論,オーディオの趣味を否定するものではありません。
 ジャズの友人が彼の部屋で蚊の鳴くような音でジャズを聴いていたのを思い出しましたが,そのときは,よくもまあこんな小さな音で聴いてるなぁと思いました。
 隣への音漏れへの配慮だったのですが,それでもジャズが分かるから済ませられたことだったのだと思います。
 彼がかつて「ラジカセでも音楽は分かる」といったことは,その意味で本当のことだったのでしょう。
 さて,いくらお金があってもキリのないオーディオの世界をさまようか,あるいは,音楽を聴く耳を育てるか,どちらを優先させますか?

驚きの豪邸

 昨年2月頃に中国旅行した際,うかつにも電圧の違いから電子カメラを壊してしまった。
 色々と撮影したのだが,それがパーとなってしまったと思い込み,落胆していました。
 何しろ,カメラに関しては,全くの素人で,色々な設定というか,調整のようなことができない。
 そういう操作を覚える気もなかったし,それほど好きなことではないことは,面倒だという気持が先立ってしまうからです。
 5月の連休ということもあって,娘が帰り,その壊れたカメラから記憶媒体を取り出し,別のカメラでそれを見たところ,何と撮った映像が消えないでいたではないか。
 そもそも,電子カメラの記憶にそういう記憶媒体が使われ,取り外し可能だということも全く知らなかったからだが,あまりの無知さというか,内蔵ハード・ディスクのようなものがあって,取り出せないと,思い込んでいたのが,そういう事態を招いただけだった。
 とはいえ,写った写真の中には,横に線が入っているものもあるので,やはり,その影響だったかとも思うのだが・・・・
 さて,その中で,一人の中国の富裕層宅を訪ねたことがあった。
 この方の家はとても豪華で広く,庭もあり半端でない。田中角栄の鯉が一匹百万円ともいわれたような鯉がゴロゴロしていたし,本人自身,画家,陶芸家というように,それらを展示しているアトリエもあるなど,日本人の豪邸を知らないでいうのも何だが,とにかく凄いとしかいいようがない。
 その中で,オーディオ・ルームなるものを見せていただき,音も聴かせていただいた。
 音楽の趣味は違うようなので,ジャズとかクラシック(まがいのものはあった)がなかったのは残念だった。
 そんなわけで,もろ手を挙げて称賛するまでにはいかなかったので,今度来るときは,自分が聴いているCDを持ってきてくれといっていた。
 音がいいのは分かってるのだが,やはり自分の好きな音楽で聴いて,どう聴こえるのかということでないと,ある意味,判断できないところがあった。
 というわけで,聴かせていただいた部屋は,30畳くらい?のスペースで,聴き手側の席は,下から上という階段状になっており,ちょっとした小ホールのような感じだった。
 建物全体が堅牢なコンクリートだし,確か50センチ?くらいの厚さ(といっていた)で囲まれ,大音量でも全く振動が伝わってこない感じがした。
 設置されている機器は,全てハイ・エンドなのだろうと思う。
 幸いにして,写真が残っていたので,その一部をご紹介したい。

イメージ 1
SPはフォーカル,フランス製である。1本百万円以上するのではないか?

イメージ 2
アンプは管球式。中国製?

イメージ 3
上はDSDまで対応のDAコンバーターか。下はCDプレーヤー?

イメージ 4
イメージ 5
その下には,レビンソンのプレーヤー。

イメージ 6

レビンソンのパワー・サプライ


イメージ 7

2つは何だろう。もう1年以上も経つと,忘れる(笑)

下は,コントロール・アンプのようだ。

イメージ 8

上はチャンデバ。

マルチ・アンプ駆動だったか。
下はパワー・アンプ?

イメージ 9

スピーカーの下は,しっかりとした?振動対策がされている。


イメージ 10

こりゃー,何だったか? 笑


 というわけで,中国にも熱心なオーディオ・マニアがいるらしく,今度来たときには,オーディオ関係の店がたくさんあるから,案内してあげるとかいっていた。

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