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今回も「その他の音楽」にBRIAN ENOのアルバムをとりあげてみました。
中古CDを物色していますと,ENOを見つけることがあり,値段と懐具合で買うかどうか決めています。
これは,前回の Thursday Afternoon のような一つのトラックではなく,12曲が入ったアルバムとなっています。
Thursday Afternoon は,明らかに環境音楽だというのがわかりますが,これはボーカル入りなので,環境音楽とは違うのだろうと思います。
しかし,ボーカルとはいってもポップスで聴かれるものとは異なり,変調されています。
ライナーを見ても,ボーカルの対訳があるわけではありませんので,何をいっているのか意味不明です。
しかも,12曲あるといっても,この分野は全く無知なので,ライナーを読んでも理解できません。
ポップスに歌詞があって,その意味を理解して聴くというよりも,ボーカルそのものが主体となって聴かれるべきものではないかも知れません。
ENOによれば,「実際に音楽で自分がやっていることは二つ。一つは自分が聴いてみたいと思える音楽,そして二つめは今まで自分が聴いたこともない音楽を作ることなんだ」ということが,ライナーに書かれています。
そのことを踏まえると,このアルバムでやっている音楽は,それまでにない音楽なのかも知れません。
流行音楽だって,それが出てきたときは,誰もが聴いたことがない音楽じゃないかという意見があるかも知れません。
しかし,音楽にジャンルというものがあり,ジャンルゆえにスタイルというものがあるので,聴いたことがないといっても,これはロックだとか,シャンソンだとかがわかるわけで,ENOがいう「自分が聴いたこともない音楽」とは,ジャンル分けできないような,独自の音楽だという意味ではないかと思います。
DUあたりでは,ENOはテクノに分類されていますが,テクノというジャンルがどういうものなのかわからないので,何ともいえません。
しかし,ENOがいう「自分が聴いたこともない音楽」ということを思うと,このアルバムの音楽は,何とも不思議な感じがしますし,こういう音楽はこのスタイルだから,このジャンルだと分類できるのかも知れませんが,音楽そのものは,クリエイティブで,前衛的という個人的な感想を抱きました。
まあ,アナザァ・デイというよりも,私にとっては,アナザァ・ワールドという感じでした。
中身的には,クラシック音楽でよく体験するような,曲の展開についていけないということではなく,誰もが容易に聴くことができるものですが,どこか不思議と安らいで落ち着ける音楽で,ながら族としても聴けるし,腰を入れて鑑賞するというような音楽でもないと思います。その点では,環境音楽的だともいえるかも知れません。
えっ,「それって,そんなにENO?」。ENO,ENO,ジャンルはどうでもENOよー。
01. This
02. And Then So Clear
03. A Long Way Down
04. Going Unconscious
05. Caught Between
06. Passing Over
07. How Many Worlds
08. Bottomliners
09. Just Another day
10. Under
11. Bone Bomb
12. The Demon Of The Mines
BRC-128 Beat Records 2005
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