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Joe Henderson

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 東信JAZZ研究所さんのところで,ジョー・ヘンダーソンのベスト・アイテムとして,4枚の次のアルバムがご紹介されていました。


An Evening With Joe Henderson / Charlie Haden / Al Foster(1987年)

Joe Henderson - The Standard Joe (1991年)

Charlie Haden - The Montreal Tapes (1989年)

Joe Henderson – Barcelona (1977年)


 このうち,わたくしが聴いたことのあるのは,最後のJoe Henderson – Barcelona だけで,他は聴いたことがありません。

 バルセロナは,わたくしの拙ブログにもアップしたことがあります。

 その他の3枚中,「Charlie Haden - The Montreal Tapes」については,東信JAZZ研究所さんのところで,以前にもアップされておりましたので,気にはなっていたアルバムでしたが,未だ未入手となっています。

 あとの2枚については,このたび,初めて知ったアルバムで,何れも素晴らしい演奏だと思いました。

 その4枚の選曲された中では,「Joe Henderson - The Standard Joe」が,一番聴きやすい演奏だと思いましたが,いずれもピアノ・レス・トリオのテナー・サックス,ベース,ドラムスという編成となっており,ヘンダーソンとしては,この編成による演奏がベストだというわけです。

 さて,「Joe Henderson Meets Kankawa Jazz Time II」は,1曲目と3曲目が,テナー・サックス,オルガン,ドラムスのピアノレス・トリオ,2曲目と4曲目が,そのトリオにギターを加えたカルテットという編成であります。

 因みに,オルガン入りのジャズを,オルガン・ジャズとかいっておりまして,オルガンをジャズの楽器として位置付けるに至った功労者は,ジミー・スミスといわれていますが,オルガンは,ピアノのような打楽器的な音とは異なり,ハーモニック的で,カチッとした音色でないため,一聴何をしているかがわかりにくいところがあるので,わがブログでもアップしたことはありません。
 しかし,ジミー・スミスの流れを汲む寒川敏彦というオルガニストがヘンダーソンに声をかけて共演したのが,このライブ・アルバムでありますが,演奏時間がいずれも10分を超えるものばかりで,このため,それぞれのソロがたっぷりと聴けるよさがあります。
 演奏されたのは1987年で,比較的上のアルバムの時期に近いものでありますが,肩の力を抜いたといいますか,比較的リラックスした感じのヘンダーソン特有の演奏を聴くことができます。

 また,オルガンが奏でる低音のリズム感は,オルガンならではの独特のものがあり,また,演奏も優れたものを感じますが,特に最後の「Blue Bossa 」でのソロは秀逸で,一聴の価値がありそうです。

 それと,バス・ドラムを意識させるような躍動感のあるドラムスやギターのソロもなかなかのものがあって,全体としてそれぞれの個性が生かされた共演という完成度の高いものではないかと思います。
 というわけで,ヘンダーソンをフィーチャーした上記アルバム?とは違いますが,ある意味,オルガン・ジャズの魅力も感じることのできたアルバムでしたが,残念なことに,この演奏の音源がみつかりません。
 なお,東信JAZZ研究所さんのところで,4枚のピアノレス・トリオに匹敵するものがあれば・・・,ということでしたが,「バルセロナ」以外のピアノレス・トリオはもっておりませんでしたので,ご紹介することはできませんでした。
 なので,これをもって,匹敵するといえるかどうかは,分かりませんが,この時期のヘンダーソンの演奏には変わりないものと思われますので,ご存じかもしれませんが,ご参考までにアップさせていただきました。


"BLUEBOSSA" LIVE 1987

1. Softly As In A Morning Sunrise ( 18:20 )

2. Recorda - Me ( 13:46 )

3. Stella By Starlight ( 14:07 )

4. Blue Bossa ( 20:11 )


Joe Henderson ( ts )

寒川敏彦 (org )

Keith Kilgo ( ds )

杉本喜代志 (g )


Live At Loft – 6 In Osaka , Septmber 1987

Joe Henderson / Our Thing

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 「Page One」に続く,ジョー・ヘンダーソンのブルーノート第2作のアルバムが,この「Our Thing」で,約3か月後の演奏。

 メンバーは,ピアノとベースの奏者が「Page One」と違うところだが,特にマッコイからヒルに換わったことにより,雰囲気の違いを感じさせられるとされているもの。

 因みに,「PageOne」にあった,「ブルー・ボッサ」という人気曲がないようなので,当時のジャズ喫茶では,どういう評価(印象)を受けていたのか,とても気になったところでもあります。

 そこで,ネット情報ではどうか,と調べても参考となることが見当たりませんでした。
 というわけで,ジャズ本を見ましたら,色んな人が色んなこと(そんなにないですが,笑)をヘンダーソンについて書かれてましたので,そのうちのいくつかをご紹介してみます。
 ― 「ヘンダーソンが正当に評価されるのは,皮肉なことにブルーノートから離れたあとのことだ。しかし,彼の真価がもっとも魅力的な形で発揮されていたのはブルーノート時代である。」 ヘンダーソンは「フリー・ジャズをも守備範囲に入れた新世代のテナー奏者として,ニューヨークでデビューした直後から大きな注目を集めた」「ヘンダーソンは,旧世代に属するアーティストのようには,ビバップやハード・バップに幻想を抱いていなかった。」―(以上,小川隆夫氏)
 ― リー・モーガンの,ブルーノート発足以来の大ヒットといわれた「ザ・サイドワインダー」への参加だ。この大成功によって,ヘンダーソンの人気も一挙に高まった。― (以上,青木和富氏)
 以上のことから想像すると,ブルーノート時代は,人気は高まったが,正当には評価されなかった(できなかった),ということなのだろうか。
 因みに,岩波洋三氏は,「ページ・ワン」のところで,「コルトレーンのエピゴーネンとして,さっそうと登場してきた頃の演奏だが,スタイルはトレーンを追っているが,精神性といったものがなく,空虚感が漂う。ぼくはヘンダーソンは二流のテナーだと思っている。」と,手厳しい。
 ところで,「ヘンダーソンは,バルトークやヒンデミット,ストラビンスキーらに熱中し,自分の作曲の才も高く買ってほしいと述べたことがある」とも書かれていました。(青木和富氏)
 コルトレーンもストラビンスキーを尊敬していたようですから,ジャズのミュージシャンは,このほかにも近代の曲を聴いていた人もいるのかもしれませんね。
 だから,「ジャズ・ファンもクラシックを聴いた方がいいよ」,といったら,「それを言ったらおしまいよ」,というフレーズになってしまうか?(笑)。
 まあ,冗談はともかく,小川氏によれば,この「アワ・シング」を録音する際に,ヘンダーソンがヒルを連れてきたという。ライオンは,「アンドリューのプレイを聴いた途端,わたしはジャズが新しい時代に入ったことを直感した。ブルーノートには続々と若い世代が集まっていたけれど,彼の存在感は圧倒的だった。しかし,その素晴らしさを的確に伝えられなかったのはわたしの責任だ。」とのコメントを残しており,その印象は,その時のものだったのかもしれない。
 というわけで,この「アワ・シング」と「ページ・ワン」とでは,ピアニストの違いによるところがあるせいか,演奏の雰囲気も変わったことを感じさせられます。
 「ページ・ワン」のところで,東信ジャズ研究所さんから,「マイルドになってます。」というコメントをいただきましたが,これはヘンダーソンの演奏がより奔放になっていることへの比較でいわれたものと思われます。
 まあ,単なる想像ですが,ヘンダーソンは是非ともヒルを連れてきて,新しいスタイル?でやりたいと思ったのかもしれません。
 しかし,そういう流れ?からか,ドーハムもその影響を受けて,より奔放で,いい演奏になっているように感じられます。
 だから,「ページ・ワン」では,最初だからヘンダーソンがドーハムに気を使い,反対に「アワ・シング」では,「ヘンダーソンらしさを強調」(東信ジャズ研究所)して,ドーハムを自分のテリトリーに引き込み,いい演奏を引き出した,ということになるのかな〜〜♪?(豊田真由子じゃありませんよ〜笑)
 というわけで,「ページ・ワン」は旧世代,「アワ・シング」は新世代のジャズということもできるかもしれませんが,要するに,ヘンダーソンは,どんなスタイルでも自在にできるということなんだろうね?。


1Teeter Totter ( 8:33 )

2Pedro's Time ( 10:04 )

3Our Thing ( 5:36 )

4Back Road ( 6:19 )

5Escapade ( 8:05 )

6Teeter Totter [Alternate Take] ( 7:10 )


Kenny Dorham ( tp )

Joe Henderson ( ts )

Andrew Hill ( P )

Eddie Khan ( b )

Pete La Roca ( ds )


1963.9. 9

BlueNote 4152


Teeter Totter


Pedro's Time


Our Thing


Back Road


Escapade


Joe Henderson / Page One

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 ジョー・ヘンダーソンのブルーノートにおける最初のリーダー作ということから,アルバム名を「ページ・ワン」と名付けたのだろうと思うが,そんなこと知らなかったので,子供の頃のトランプの遊びでの「ページ・ワン」を想起してしまった(笑)。
 さて,このアルバムは,最初の「ブルー・ボッサ」という曲に,当時人気があったようで,ジャズ喫茶華やかなりし頃は,A面(の1曲目)にリクエストが集中したとか?いわれているようであります。
 それでヘンダーソンの人気が急速に高まったかどうかは,しりませんが,ヘンダーソンのロリンズと並ぶほどの人気と高評価は,90年代に入ってからだというようなことが,ライナーに書かれています。
 その真偽のことはともかく,今やジャズ・ファンの間では,ヘンダーソンの人気はとても高いように見受けられます。
 わたくしも,90年代以降に,ヘンダーソンのよさが分かったのですが,もっとも当時は,ジャズなんて聴いていませんでしたので(笑)。
 ところで,「ページ・ワン」は,以前にアップしようと思っていたのですが,何分,YouTubeに乏しく,断念していたところ,今回その全曲がアップされておりましたので,記事にすることといたしました。
 最初の「ブルー・ボッサ」は,確かに親しみやすいので,これをもって,このアルバムが注目されたという当時の事情は,よくわかりました。
 わたくしといたしましては,同じブルーノート盤の「IN‘N  OUT」という曲のテーマをどことなく思わせるところがある「ジンリキシャ」(人力車?)が一番気に入りました。ヘンダーソン,ドーハム,マッコイの各ソロがとてもいい。
 最後のベース・ソロも加わった,「アウト・オブ・ザ・ナイト」もいいですが,これはもしかして,ハード・バップが好きな向きに好まれるかもしれません。
 勿論,それ以外の曲もいいですが,ヘンダーソンに目をつけたライオンの慧眼には,敬意を表したいですね。


1. Blue Bossa ( 8:00 )

2. La Mesha ( 9:06 )

3. Homestretch ( 4:12 )

4. Recorda Me ( 5:59 )

5. Jinrikisha ( 7:22 )

6. Out Of The Night ( 7:23 )


Kenny Dorham ( tp )

Joe Henderson ( ts )

McCoy Tyner ( p )

Butch Warren ( b )

Pete La Roca ( d )


1963年6月3日

BlueNote 4140


BlueBossa


LaMesha


Homestretch


RecordaMe


Jinrikisha


OutOf The Night


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 これは「Musings For Miles」という副題が付いており,その多くがマイルスに関する曲目の演奏となっています。

 92年のニューヨーク,パワー・ステーションでのスタジオ録音で,コルトレーン派といわれた60年代でのヘンダーソンの演奏とはだいぶ違うのではないかと思います。

 一般的に60年代までにあった熱演型の演奏は,70年代以降影を潜めていった傾向にあるようで,この演奏もその範疇に入ると思います。

 こういう最近のアルバムは人気がイマイチで,中古市場では安価で出回っていますので,ヘンダーソンの晩年の演奏がどんなものであったのかを知るには手頃なものかと思います。

 さて,演奏の方ですが,熱演型ではないため,最初聴いたときは,あまりインパクトが感じられず,何かちっとも面白くないというのが,第1印象でした。

 ところが,これを何回か聴き続けましたところ,非常に味わい深い演奏だということがわかりました。

 まあ,こういうのは腰を落として,じっくり,こちらから聴いてやろうとしないと,なかなか微笑んでくれないものかと思います。

 ヘンダーソンの渋い演奏ばかりですが,4者が絡み合う演奏はとても素晴らしく,6曲目の抑制された中でのエモーションのある演奏,8曲目のどこかもの悲しいテナーと静謐な雰囲気がある演奏,1曲目の旋律豊かな演奏が特に気に入ったものです。

 ギターのジョンスコは有名ではありますけど,よく知らないギタリストでしたが,ここでの滑らかな演奏も素晴らしく,特にベースと絡んだソロも聴き所だと思います。

 1.Miles Ahead(4:31)
 2.Joshua(6:18)
 3.Pfrancing(no blues)(8:18)
 4.Flamenco Sketches(9:37)
 5.Milestones(5:57)
 6.Teo(8:56)
 7.Swing Spring(8:10)
 8.Circle(6:07)
 9.Side Car(10:24)
10.So Near,So Far(4:30)

Joe Henderson(ts)
John Scofield(g)
Dave Holland(b)
Al Foster(ds)

1992年10月12日〜14日 Verve

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 アバチャンさんのブログで1971年にヘンダーソンが来日し,日本人ミュージシャンと演奏したチケットが紹介されるなど,盛り上がっていますので,そのついでにといっては,何ですが,このアルバムもその時の演奏ではないかと思います。

 ただ,アバチャンさんのは「びわ湖バレイ山ろく」での演奏ですが,こちらは東京サンライズでのもので,日本人メンバーはトランペットの日野皓正以外は異なっているようです。

 1曲目と2曲目はライブならではの快調な演奏ですが,3曲目は各奏者の自由なアプローチによる演奏で,シャンシャンシャンというリズムをバックとした調子の演奏とは全く異なり,フリー的といいますか,散文的というか,そういうスタイルの演奏ですが,決して難解ではない独特の雰囲気をもった演奏です。

 しかし,演奏時間は19分位という長丁場ですが,充実したというか,ゆっくりとした中でのテンションのある演奏なので,長いという感覚は全くありません。まあ,これが一番聴き応えがあると思います。

 なお,録音は悪くないのですが,レーベルが何かよくわかりませんけど,びわ湖の方も録音があるのですかね?

1.Sunrise In Tokyo(12:28)
2.So What(11:28)
3.Get Magic Again(19:52)

Joe Henderson(ts)
Terumasa Hino(tp)
Masabumi Kikuchi(p,el-p)
Kohsuke Mine(as,ss)
Yoshio Suzuki(b)
Hiroshi Murakami(ds)
Yoshiyuki Nakamura(ds)

録音 1971年  Jazz Door盤(JD 12120)

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