曇のち晴

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Archie Shepp

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アーチー・シェップ・カルテットによるパリでのライブです。
最初のドナ・リーは,シェップの定番なのでしょうか,よく見かける曲名のような気がします。
 ドナ・リーはアップ・テンポで,シェップ特有の細いノズルから熱いものが凝縮して出てくるように,繰り返し,繰り返し,うねるようにして執拗に演奏される強烈な迫力には,聴き手が圧倒されてしまいます。
 しかも注意深く丁寧に聴いていないと,何をやっているのかわからなくなってきます。しかし,このドナ・リーがわかってきますと,2曲目以降の演奏もわかります。
 ラウンド・アバウト・ミッド・ナイトは,シェップのバラードともいえる演奏で,テナーの音を抑制しつつ激情的な表情は,とても素晴らしいです。
 圧巻は3曲目のミディアム・テンポでの演奏で,何と30分近い長丁場となっていますが,実に聴きごたえのあるシェップのブルースです。これは全くもって素晴らしいとしかいいようがありません。ピアノやベースのソロも素晴らしい演奏です。
 最後の曲はパーカーのお馴染みで,トラック収録時間は4分17秒となっていますが,観客の拍手も入っていますので,実演奏時間はもっと短くなっています。まあ,これまでの演奏時間が長いものですから,これはエンディングのようなものなのでしょうね。とはいっても,シェップ特有の個性が発揮されていることは,いうまでもありません。
因みに,これはフランス盤で,レーベルはわかりません。また,VOL.2しか持っていませんので,VOL.1が欲しいのですが,ネット検索しますと,VOL.1は5,888円という法外?な価格でしたので,ちょっと待ってくださいですね。
 確か,VOL.2は,レコファンで700円くらいだったと思いますが・・・
 
1.DONNA LEE(16:46)
2.ROUND ABOUT MIDNIGHT(14:30)
3.BLUES FOR BROTHER GEORGE JACKSON(27:56)
4.CONFIRMATION(4:17)
 
ARCHIE SHEPP(ts)
SIEGFRIED KESSLER(p)
BOB CUNNINGHAM(b)
CLIFFORD JARVIS(ds)
 
Recorded  Live  at  the  Totem / Stadium,  Paris,  January,  9, 1979

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 これはお洒落なジャズではありません。ヨーロッパ最高のバリトン・サックス奏者といわれるラルス・ガリンとアーチー・シェップが協演したアルバムです。

 ガリンはスウェーデン出身であり,マリガン的なスタイルで,スタン・ゲッツをバリトンに置き換えたようなイメージがあるといわれていますが,相手がシェップということもあってか,かなりボルテージの高い演奏をしており,その実力の高さが実感できます。

 全4曲中,和気藹々とした感じで始まる1曲目が19分という長丁場であり,バリトン〜テナー〜ピアノ〜ベースの順でソロがタップリと演奏される。

 2曲目はシェップ抜きのカルテットで,バリトンでありながら,かなり高音程のフリーキーな音を交えた,泰然とするガリンの詠唱が素晴らしい。

 3曲目はガリン抜きのカルテット。何かに憑かれたような,エネルギッシュなシェップのブロウが素晴らしい。

 4曲目はアップ・テンポな演奏で,テナー〜ピアノ〜バリトンというソロの順であるが,バリトン・ソロのところでフェード・アウトして終わるのが惜しまれる。

 このアルバムは10分前後の演奏が3曲と長丁場の演奏が1曲という聴き応えのあるものであり,耳当たりのいいジャズではないですが,それだけに取り組みガイのあるジャズですので,聴いたなぁ〜という満足感が得られます。

曲目
 1.You Stepped Out Of A Dream(19:06)
 2.I Should Care(9:00)
 3.The House I Live In(9:09)
 4.Sweet Georgia Brown(11:22)

メンバー
 Archie Shepp(ts)
 Lars Gullin(bs)
 Tete Montoliu(p)
 Niels-Hennining Orsted Pedersen(b)
 Alex Riel(ds)

録音 1963年11月21日 Recorded Live At Montmartre Jazzhus,Copenhagen  Steeple Chase盤

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 アーチー・シェップは1937年生まれだから,このアルバムは64歳の年に録音されたものです。

 ここでは嘗ての前衛的で晦渋な演奏ではなく,晩年の円熟したシェップの演奏を聴くことができます。

 これはバラード集でありますが,エネルギッシュで情念が沸き上がるようなシェップの演奏はとても素晴らしく,感動的であります。

 まあ,晩年といっても色艶が溢れているので,まだまだ枯淡の境地というには程遠いものがあります。

 シェップの枯淡の境地はどんな演奏となるのか興味はありますが,それともこのまま枯れずに生涯を閉じてしまうのでしょうか。(まだ,生きているのですよね?)

 さて,このアルバムですが,1〜3曲目がとてもシリアスな演奏で心打たれるものがあります。

 4曲目以降はこれと比べてやや明るさがある演奏ですが,どれも優れた演奏です。

 このアルバムを聴きますと,ジャズが60年代をピークに衰退したとはとてもいえなくなります。

 これをまだ聴いたことがない方には,今の時代にもこんなに凄い演奏があるということを是非知っていただきたいものです。

メンバー
 Archie Shepp(ts)
 Harold Mabern(p)
 George Mraz(b)
 Billy Drummond(ds)

曲目
 1.What Are You Doing The Rest Of Your Life
  (これからの人生)
 2.Petite Fleur(小さな花)
 3.Les Feuilles Mortes(枯葉)
 4.L’Ame Des Poetes(詩人の魂)
 5.Gigi(ジジ)
 6.April In Paris(パリの四月)
 7.Sous Le Ciel De Paris(パリの空の下)
 8.Deja Vu(デジャ・ヴ)

録音 2001年6月11日,12日  Venus Records盤

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 このアルバムのシェップは1〜3曲目までがパーカーの曲ということもあってか,テナーでなくアルトで演奏しています。

 パーカーの曲だからといって,パーカーのようには演奏してはいませんが,アルトであってもシェップはシェップで,そのスタイルに変わりはないようです。

 シェップの60年代は前衛的であったため,敬遠する向きもあるようですが,ここでのシェップはその陰を潜め,晩年の円熟したスタイルに通ずるものを感じさせます。

 とはいっても,気楽に聴けるかというと,一概にはそうとは言い切れないと思われますので,その特徴を把握しなければなりません。

 特徴としてはコルトレーンのようにストレートな感情表現ではなく,シェップにあっては比較的抑制された中での感情の極度の集中を強弱の対比において表現しているようですので,そこを理解すれば聴いた感じも変わってくるかと思われます。

 この特徴が色っぽさを感じさせるところですが,全5曲ともそのようなスタイルで演奏されていますので,どれをとっても聴き応えのある内容のものとなっています。

 特に最後の5曲目はスロー・テンポで始まる曲で,シェップ独特のムードが込もった演奏となっており,また,バイアードのピアノ・ソロがサロン風の美しい旋律を奏でるところもあって,たいへん素晴らしいものでした。

 シェップはどうもと思われている方はこのアルバムを聴いてみてください。

メンバー
 Archie Shepp(as)
 Jaki Byard(p)
 Cecil Mcbee(b)
 Roy Haynes(ds)

曲目
 1.Donna Lee
 2.Relaxin’ At Camarillo
 3.Now’s The Time
 4.Lady Bird
 5.Flamingo

録音 1978年12月7日  Denon盤

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 このアルバムは76年のエンヤ盤と比べて前衛性ではやや後退していますが,その分,とても聴きやすくなっています。

 ここでは1曲目がとても素晴らしい演奏をしています。アップ・テンポにより,アーチー・シェップがソプラノで快調に飛ばしており,実にメロディアスで流麗な演奏です。

 また,ミッキー・タッカーのピアノも快調で,時にはドラマチックなところも見せ,シェップの演奏に続く素晴らしいソロとなっていますので,1曲目は快演といえるでしょう。

 2曲目はシェップのテナーによるバラードで,感情のこもったムードたっぷりに歌い上げています。

 3曲目は76年のエンヤ盤にもある曲ですが,エンヤ盤のテナーに対してシェップのソプラノによる演奏となっていますので,比べてみるのもいいと思います。この演奏の方がこの曲の美しさを引き立てているように思います。

 4曲目はコルトレーン作による曲ですが,このアルバム中では前衛性の片鱗を感じさせる演奏となっており,聴き応えのある曲です。

メンバー
 Archie Shepp(ts,ss)
 Mickey Tucker(p)
 Buster Williams(b)
 Horacee Arnold(ds)

曲目
 1.Caravan
 2.In A Sentimental Mood
 3.Steam
 4.Straight Street

録音 1978年6月6日 中野サンプラザ  Denon盤

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