曇のち晴

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Clifford Brown

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p { margin-bottom: 0.25cm; line-height: 120%; }
 モダン・ジャズメン・ハイライトでは,大したコメントはできなかったが,この記事にリンクさせようと,クリフォードのアルバムである「ベイズン・ストリートのブラウン=ローチ」でもと思って,YouTubeを探してみたところ,残念なことに見当たらなかった。
 そこで,このアルバムにある「チュニジアの夜」という曲のYouTubeをたまたま見つけ,聴いてみました。
 そこで,「えっ,これ,メチャクチャいいじゃないの」と思ったので,早速,これだ,これにしようと決めました。
 しかし,このアルバムについては,最初のうちは,これのどこがいいのか分からなかったのですが,こんなにも生き生きとというか,パワフルというか,適当な言葉が見当たらないほど,活気溢れた凄い演奏だったとは,気がつかず,あのときのことは何だったのか,あ〜ぁ,自分の耳は駄耳だったか,と嘆いても始まらない。 笑
 そこで,ほかの演奏も探してみると,あるある大事典。願わくば,後ほど,YouTubeが削除されないことを望みまぁ〜す。 笑
 しかし,この「チュニジアの夜」なんか聴いてると,もしかして,クリフォードのベストの演奏じゃないかと思えるほどなのだが・・・・・。

 というわけで,このアルバムは,Walkin'」もいいが,最後の4曲目と5曲目のクリフォードの演奏が特によく,また,「チュニジアの夜」におけるテナー・ソロもいいし,「ドナ・リー」のピアノ・ソロも活気があってとてもいい。

 因みに,アルバムには,TheBeginning And The End」とありますので,初期のものと最後の演奏をカップリングされたものとなっています。つまり,初期の演奏は,トラック13,それ以降は,最後の演奏だということです。

 最後というのは,クリフォードが交通事故で亡くなった日(1956626日)の早朝といわれるその前日に行われたジャム・セッションの録音だからです。

 ところが,これには,異論があって,そのジャム・セッションは,彼が亡くなる1年くらい前だということのようですが,果たしてそうなのかどうかは,わかりません。また,3曲目の「Walkin'」も,1及び2曲目の演奏日や共演奏者などが異なるという情報もあり,詳しいことはわかりませんが,ここでは,ライナーにある情報に基づき,記載しました。

 しかしまあ,これだけの演奏をするクリフォードの死を残念がるジャズ・ファンは多かったでしょうし,それがなかったら,ジャズはどうなっていたかという「たら・れば・イフ」で想像することも,興味深いことですが,クリフォード自身にしても,その後これを凌駕する演奏を創造するとなると,これまた大変なのではないかと,素人考えをしてしまいそうです。 笑


1. I Come From Jamaica ( 2:37 )

2. Ida Red ( 1:59 )

3. Walkin' ( 11:35 )

4. Night In Tunisia ( 11:00 )

5. Donna Lee ( 7:11 )


#1, 2, 3

Chris Powell & His Blues Band

Clifford Brown ( tp )

Vance Willson ( as, ts )

Duke Wells ( p )

Eddie Lambert ( g )

James Johnson ( b )

Osie Johnson ( ds )

Chris Powell ( vo & per )

Ziggy Vines ( ts ; only3 )


1952.03. 21 at Chicago


#4, 5

Clifford Brown ( tp )

Billy Root ( ts )

Sam Dockery ( p )

Ace Tisone ( b )

Ellis Tollin ( ds )


1956.06. 25 at Philadelphia


Sony Records SRCS - 9164






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P { margin-bottom: 0.21cm; }A:link { }
 ハード・バップの夜明けともいわれています「アート・ブレーキー/ア・ナイト・アット・バードランド」のいわゆる「バードランドの夜」(ブルー・ノート盤)というアルバムがあります。
 しかし,このセッションでハード・バップが誕生したわけではないともいわれていますが,詳しいその理由はわかりません。
 ただ,その鍵はドラミングにあったといわれ,ビ・バップのドラミングを基礎に,より複雑なビートとアクセントを用いた奏法をブレーキーが行った結果,ハード・バップの演奏スタイルになっていったということのようです。
 この「バードランドの夜」は歴史的にもジャズを語る上で忘れることのできないアルバムですが,それはその演奏自体の質の高さがなければ,語り草にはならなかったのではないでしょうか。
 中でもキラリと光る若きクリフォード・ブラウンの演奏が何といっても素晴らしいのですが,この後,クリフォードはブレーキーとではなく,マックス・ローチとの演奏に加わってしまったのです。
 まあ,早い話がブレーキーよりも先にクリフォードがローチにゲットされてしまったという単純なことだそうです。
 さきの「バードランドの夜」のセッションが1954221日で,この「マックス・ローチ&クリフォード・ブラウン・イン・コンサート」は,その年の4月と8月30日にロサンジェルスで行われたライブ演奏ですが,これもハード・バップ誕生時期の名演奏の一つといっていいのでしょう。

 ところで,最近「バードランドの夜」(VOL.1&VOL.2)を聴いたんですけど,クリフォードの素晴らしさが前にも増してわかったんですよ。

 特に「クイックシルバー」での輝かしいトランペットは最高だと思いましたが,そんな感動を得たことから,このアルバムも聴いてみたくなったわけです。
 この「イン・コンサート」は,比較的ジャズを聴き始めた頃にゲットしたものですから,そのよさもわかっていませんでしたし,そもそもクリフォードのよさもわかっていなかったのです。
 今は違いますよ。なんてね。でもこれだけすごいことなら,ブレーキーとやっていたら,どうなったんだろうと・・・・。
 えっ,「それは,もっと素晴らしくなる。」
 なるほど。それは,どうして?
 ブレーキーが効かなくなる。
 ははー,そうか。座布団1枚。
 しかし,「たら・れば」でいってもしょうがない。「たら・れば」は,飲み屋の注文で充分。


 さて,この「イン・コンサート」,ブレーキーとローチのドラミングが全然違うね。ブレーキーはお祭り的というか,煽動的。ローチは,パワフルで激しく,直球勝負といったところかな。キック・ドラムのドスン・ドスンといった音がすごいね。
 しかし,こちらの方のブラウンもなかなかのものですよ。その他では,3曲目でのメロディアスで生きのいい快調なリッチー・パウエルのピアノもいいです。ランドも快調。
 おもしろいのは,4曲目の「パリの舗道」という曲。最初ブラウンとランドがテーマを奏でているバックで,ピアノが,あれっ,どこかで聴いたフレーズだなーと思ったら,ランドのソロのときに,あの有名な「天国と地獄」のフレーズを織り込んでやってましたね。また,最後のところでもランドが控えめに吹いています。
 というわけで,これもハード・バップ誕生時期の名演奏として聴かれるべきものだと思いました。 

P { margin-bottom: 0.21cm; }A:link { }

 因みに,ベスト・オブとなっていますが,いいものを寄せ集めたものではなく,「完全版」となっていますので,コンサートの完全収録だと思います。

1.Jor-Du (9:44)

2.I Can't Get Started (3:52)

3.I Get A Kick Out Of You (8:32)

4.Parisian Thoroughfare (7:33)

5.All God's Chillun Got Rhythm (6:05)

6.Tenderly (5:16)

7.Sunset Eyes (6:29)

8.Clifford's Axe (7:07)


1〜4

CliffordBrown (tp)

HaroldLand (ts)

RichardPowell (p)

GeorgeMorrow (b)

Max Roach(ds)

Recordedlive at California Club; August 30, 1954

5〜8

CliffordBrown (tp)

TeddyEdwards (ts)

CarlPerkins (p)

GeorgeBreadsaw (b)

MaxRoach (ds)

Recordedlive at California Club; April 1954

P { margin-bottom: 0.21cm; }A:link { }

CRESCENDO GNP S-18

試聴はAllGod's Chillun Got Rhythm (著作権の関係か,途中で終了。)

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 このアルバムは,「クリフォード・ブラウン〜マックス・ローチ」とともにクリフォードの代表的なものの1枚です。

 知名度ではこれが一番のアルバムかも知れません。それは前者のようなタイトル名では名前と顔が一致しないのと同じことになるからでしょうか。

 さて,このアルバムでは1曲目のチェロキーがテーマ曲の親しみやすさもあって,アルバムの代表的な曲となっているようですが,ハロルド・ランドのアドリブがイマイチのような気がします。

 クリフォードのアドリブに関しては,5曲目のジョージス・ジレンマでの旋律豊かで叙情的なアドリブが一番気に入りました。

 9曲目のテイク・ザ・A・トレインなんかは,列車の走る音を模した演奏が面白く,スタンダード・ナンバーということもあって,これも人気曲だと思います。

 アルバム全体としてはローチのドラムスをバックにピアノやテナーもいいのですが,クリフォードのトランペットの音色がよく,暖かみがある質感で,安定した吹き回しは素晴らしいと思います。

 岩浪洋三氏は50年代末のジャズ喫茶で毎日のようにこれを聴いて,テーマもアドリブもみんな歌えるほどになったそうですが,それほど聴き込むともっとよくなるアルバムかも知れません。

曲目
 1.Cherokee
 2.Jacqui
 3.Swingin
 4.Lands End
 5.George’s Dilemma
 6.Sandu
 7.Gerkin For Perkin
 8.If I Love Again
 9.Take The A Train

メンバー
 Clifford Brown(tp)
 Harold Land(ts)
 George Morrow(b)
 Riche Powell(p)
 Max Roach(ds)

録音 1955年2月23日(3,4,7,9)
    1955年2月24日(5,8)
    1955年2月25日(1,2,6)

Emarcy盤

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 スウィング・ジャーナルの推薦盤を獲得した,上位6名のジャズ・ミュージシャンは第1位がマイルス・デイビス,第2位ジョン・コルトレーン,第3位ソニー・ロリンズ,第4位ビル・エバンス,第5位アート・ペッパー,第6位クリフォード・ブラウンとなっていて,これがいわゆるジャズのジャイアンツということになるようです。

 まあ,この人選には異論はないけれど,推薦盤獲得数で順位が付けられるとすれば,早死にしたクリフォードなんかは損しているし,長生きしているロリンズなんかは,そのうち第1位になるかも知れません。(笑)

 ところでこのアルバム,私のジャズの友人が学生時代よく通った明大前にある「マイルス」というジャズ喫茶に二人で行った時にママさんが掛けてくれたが,これがきっかけでクリフォード・ブラウン開眼ということになったものです。

 クリフォードは旋律豊かで,湯水の如くフレーズが出てくるなどといわれているようですが,ジャズを聴き始めて暫くはこのよさが分からなかったのです。

 「マイルス」の音は余分な音が無く,かなり硬質で,周波数レンジは広くなく,中域に厚みのある感じで,小骨っぽい野性味のある音という印象なのですが,クリフォードのビシッとしたトランペットの音を再生するのに適した感じがして,よく聴こえたためかとも思っています。

 それで,家に帰って早速これを取り出し,JBLのコントロール12SR(2ウエイのホーン型で,SR用)で聴いたのですが,この時初めてそのビシッとしたトランペットの凄さを確認しました。

 現在,JBLの38CM,2ウエイで聴くと,更に厚みと柔らかさが感じられて,パワフルなトランペットの音を堪能できます。

 1曲目のデライラがエキゾチックな感じのテーマで,特に素晴らしいのですが,脇役であるハロルド・ランドのテナーも渋く,こういう感じもいいし,リッチー・パウエルのピアノもいい味を出しています。

 5と6曲目もとてもいい演奏です。クリフォードがもう少し長生きしていたら,どうなっていたかと思いますが,マイルスの知的な演奏に対する情熱的な演奏といったところでしょうか。

曲目
 1.Delilah
 2.Parisian Thoroughfare
 3.The Blues Walk
 4.Daahoud
 5.Joy Spring
 6.Jordu
 7.What Am I Here For

メンバー
 Clifford Brown(tp)
 Max Roach(ds)
 Harold Land(ts)
 George Morrow(b)
 Richie Powell(p)

録音 1954年8月2日(1,2)
    1955年2月24日(3)
    1954年8月6日(4,5)
    1954年8月3日(6)
    1955年2月25日(7)

Emarcy盤

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