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Eric Dolphy

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Eric Dolphy Last Recordings

イメージ 1

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 エリック・ドルフィが亡くなったのが1964年で,このラスト・レコーディングスも同じ年にレコーディングされていますので,まさに死の年に演奏されたものです。
 死因は糖尿病だったようですが,ドルフィの額のコブは何を物語っているのでしょうか。
 このアルバムは何といっても最初のスプリングタイムが20分近い長丁場となっており,まずこれに注目すべきではないでしょうか。
 幸いそれだけがYouTubeにありましたので,アップいたしますが,どういうわけか,2つに分割されています。
 続けて聴けばいいのでしょうが,残念なところです。
 さて,このスプリングタイムですけれど,冒頭異様な感じの音が聴こえてきますが,これはまさにゆらゆらと動く春の陽炎のようではありませんか。
 雰囲気としては,どこかアラビア風?のイメージがある演奏だと感じましたが,ドラミングを中心としたリズムが何かに向かって進んでいくようで,実にカッコイイですね。
 これに鼓舞されるかのように,ドナルド・バードがこれまた実に素晴らしいソロを展開していますね。
これに続くネイザン・デイビスのテナーもバードに劣らず素晴らしく,申し分ありません。
 最後のドルフィのバスクラも選ぶ言葉が浮かばないほど素晴らしく,ドルフィの狂気?の世界に浸ろうではありませんか。


1. Springtime (19:20)

2. 245 (10:05)

3. GW (6:10)

4. Serene (7:58)


Eric Dolphy ( bcl : tracks : 1, 4 as : tracks : 2, 3 )

Donald Byrd ( tp )

Nathan Davis ( ts )

Jack Diéval ( p )

Jacques Hess ( b )

Franco Monzecci ( ds )

Jacky Bambou ( conga : tracks : 2, 3 )


Recordingmade in Paris, June 11, 1964

Diw Diw-320





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 1961年11月から12月にかけて,ジョン・コルトレーン・カルテットがヨーロッパ・ツァーを行った際に,エリック・ドルフィも参加していたようで,このツァーの最後の日における演奏が,このアルバムというわけです。
 このツァーには,ディジー・ガレスピー・クインテットも同行していたようで,このためツァー最後の日におけるジャム・セッションは,ガレスピー・グループの一員であるメル・ルイスが参加したため,このようなメンバー構成となったようです。
 因みに,当時は,ジョン・コルトレーン・グループの演奏日程以外にも,お互いのグループによる気軽なジャム・セッションが行われていたようです。
 さて,エリック・ドルフィといえば,アルト・サックスやバス・クラリネット,フルートといった楽器を使って演奏するミュージシャンであることは,ご存じのとおりですが,このジャム・セッションでは,全て,バス・クラリネットによる演奏となっています。
 ジャズにあまり馴染みのない人は,このバス・クラの音を聴いて何を感じるでしょうか。
 まず,バス・クラという楽器自体の音色が,アルト・サックスやフルートといった楽器の音色よりも耳慣れないところがあるのではないでしょうか。
 わたくしも,初めてこのバス・クラの音を聴いたときには,何という奇妙な音だと思ったほどです。
 特にドルフィがやるバス・クラには,そういう印象が強く,コリャ何だろうと思いました。
 たぶん,ジャズに馴染みのない人は,コリャいいというよりも,拒否反応が起きるのではないかと思います。
 一般にジャズは毒だといわれていますが,正しく,このドルフィーの音は,その毒の一種じゃないかと思います。
 まあ,ドルフィーの毒とでもいいましょうか。しかし,中毒という言葉があるように,毒を毎日摂取続けていますと,中毒になりますね。
 お酒もそうですよね。毎日飲み続けていますと,アルコール中毒になります。まずかったお酒も飲まずにはいられなくなるということになるわけですね。
 ジャズも毎日聴き続けることにより,次第にジャズ中毒になってしまうわけです。
 つまり,徐々に毒に慣れていき,気が付いたらジャズの耳ができあがっていたというわけです。
 これが大体何年かかかるわけですが,わたくしの場合ですと,5年くらいかかりましたね。
 しかし,5年でジャズの耳ができあがったとはいっても,そこで止まってしまうわけではないので,ますます中毒が進行し,深みに嵌ってしまうという現実があります。
 酒も同じですね。どんどん強くなっていく。酒量が増え,度数の高い酒もOKとなるという具合に。
 このドルフィーの音に慣れるのは,中毒の何期かわかりませんが,多少の時間がかかるかも知れません。
 さて,演奏の方ですが,中毒になっていない人からすれば,スットンキョーとも思えるドルフィのバス・クラが炸裂している1曲目が家路のメロディを交え好調です。
 ほかの曲も同様,ライブならではのエキサイティングな演奏となっており,どれもが比較的長めのため,聴きごたえがあって,文句なしに素晴らしいですが,3曲目のピアノが「・・・マッコイではないような気がするがいかがなものだろうか?」と上不三雄氏がライナーに書いていますが,そういわれてみますと,そんな気がしますけれど,よくわかりません。
 というわけで,ドルフィを聴いて,中毒になりましょうね。アル中じゃないですよ。
 
1.ON GREEN DOLPHIN STREET(23:24)
2.SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE(14:39)
3.THE WAY YOU LOOK TONIGHT(11:37)
4.OLEO(18:00)
 
Eric Dolphy(bcl)
McCoy Tyner(p)
Reggie Workman(b)
Mel Lewis(ds)
 
1961.12.2 ドイツ ミュンヘンでのライブ
Century Records cecc00095

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 ドルフィー続きですが,宮代町民まつりジャズ・フェスタで,サックスの川村氏がCDを聴いていたらいい曲だったから,このアルバムにあるジッターバグ・ワルツを演奏されたので,どうしてもこれを聴きたくなった。

 勿論,テーマ曲は同じでも演奏は全く異なるのがジャズであるので,比べようがないのだが,このジッターバグというのは,スイング狂のように踊ることを意味しており,ジルバ(ジタバグ)は,これが転じて日本語化された言葉となったようです。

 テーマ曲は何ともユーモラスな感じで,ドルフィーのフルートもそんな雰囲気の演奏です。

 2曲目のテーマ曲は何か休日の行楽地でブラスバンドが演奏するような雰囲気の何とも楽しい感じです。

 曲名で,マタドールとありますが,カルメンで有名な闘牛士のことですので,音楽闘牛士と訳すと何のことだかわかりませんね。

 それでも,ブラスバンド的なサウンドの中でドルフィーの異様なバス・クラが音楽闘牛士を意味しているのかなんて思ったりしました。

 3曲目はドルフィーによるアルトだけのソロですが,約3分半と短く,ちょっと難解。

 4曲目はバス・クラとベースのデュオで,約13分半ですが,これが一番気に入った演奏でした。

 スタンダード・ナンバーのゆっくりとしたテンポですが,ドルフィーのバス・クラによる叙情的な演奏です。

 デフォルメされたアローン・トゥギャザーのフレーズがとても素晴らしいです。

 まあ,川村氏はこういうアルバムを聴いているのかぁ〜なんて,何かわかったような勝手な想像をしています。

曲目
 1.Jitterbug Waltz
 2.Music Matador
 3.Love Me
 4.Alone Together

メンバー
 1曲目
  Eric Dolphy(fl)
  Woody Shaw(tp)
  Bobby Hutcherson(vib)
  Eddie Kahn(b)
  J.C.Moses(ds)

 2曲目
  Eric Dolphy(bc)
  Clifford Jordan(ss)
  Prince Lasha(fl)
  Sonny Simmons(as)
  Richard Davis(b)
  Charles Moffed(ds)

 3曲目
  Eric Dolphy(as)

 4曲目
  Eric Dolphy(bc)
  Richard Davis(b)

録音 1963年5〜6月  

イメージ 1

 宮代町民まつりジャズ・フェスタの興奮さめやらずで,ジッターバグ・ワルツとかいった曲を演奏したのですが,あっこれ聴いたことのあるテーマだと思ったが,確かエリック・ドルフィーのアルバムだとまでは,確信したのですけれども,どうもそれがどこにあるかわからない。(あとでわかったのですが,ドルフィーの「コンバーゼーションズ」というアルバムでした。)

 このアルバムの2曲目にあるブッカーズ・ワルツがそれによく似ている。このアルバムは有名なファイア・ワルツが入っているエリック・ドルフィー・アット・ザ・ファイブ・スポット(ボリューム1は2006.10.29,ボリューム2は2007.2.7にこのブログで紹介しました。)と同じライブからの収録で,その続編とでもいったところです。

 この続編も前2作に劣らず,いい演奏ですので,前2作がお好きな方は是非お聴きください。

 ドルフィーは,アバンギャルドなところと,伝統的なところが共存しているわけですが,このアルバムでは,比較的1曲目がアバンギャルド的要素が強く,2曲目はその要素が少ないといえると思います。

 私は断然2曲目がいいと思います。ブッカー・リトルはタイム盤の「ブッカー・リトル」のようなクールな感じではなく,ハード・バッパーぶりを発揮した素晴らしい演奏です。

 勿論,ドルフィーのバス・クラリネット(1曲目はアルト・サックスでの演奏),マルのピアノのソロもかなりいいことが今回聴いてわかりました。

 ドルフィーを敬遠されている方もあるかと思いますが,この2曲目を聴いて,そのアレルギーを払拭していただけたらと思います。

曲目
 1.Number Eight(約16分)
 2.Booker’s Waltz(約14分)

メンバー
 Eric Dolphy(as,bc)
 Booker Little(tp)
 Mal Waldron(p)
 Richard Davis(b)
 Eddie Blackwell(ds)

録音 1961年7月16日  Prestige盤

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 これは,ファイア・ワルツで有名なVOL.1の続編で,同じ日の演奏です。

 ファイア・ワルツのテーマのような衝撃的なテーマはありませんが,VOL.1と比べて何ら遜色のないアルバムです。

 1曲目はドルフィーのバス・クラリネット,2曲目はフルートですが,どちらかというとフルートよりもバス・クラやアルトの方が好きなのです。

 2曲目の早さはモデラートで,フルートは激しさを出していますが,所詮フルートの音では迫力に欠けますけれど,好みを別とすれば立派な演奏だと思います。

 それよりもアップ・テンポでの1曲目がグイグイと引き込まれてしまう,たいへん素晴らしい演奏で,ブッカー・リトルのトランペットはそれとわかる特徴があり,クールな感じですが,あたたかさもあり,とても気持ちのいい音色です。

 また,ピアノなどのリズム・セクションがとてもいいせいか,自由奔放なバス・クラがこれと調和して違和感なく聴けますし,マルのテンションが高いピアノも凄いところがあります。ベースのソロも文句なしです。

メンバー
 Eric Dolphy(bcl)
 Booker Little(tp)
 Mal Waldron(p)
 Richard Davis(b)
 Ed Blackwell(ds)

曲目
 1.Aggression
 2.Like Someone In Love

録音 1961年7月16日 Prestige盤

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