曇のち晴

ブログの継続か終了か? 思案中

Art Farmer

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全1ページ

[1]

イメージ 1

 アート・ファーマーとベニー・ゴルソンは1959年夏に結成された双頭コンボ「ザ・ジャズテット」で有名だが,これはその先駆的なアルバムといわれています。

 油井正一氏はファーマーの最高傑作といっているが,寺島靖国氏は「名盤のホマレ高いが,1曲目の極めて浅薄なリズムを聴いただけで聴く気が失せる。」とも書いているので,評価はまちまちか?

 ファーマーのトランペットはマイルスの流れを汲むもので,抑制された叙情性にマイルスと共通性があります。

 しかし,マイルスのクールなところや鋭さ,激しさといった点はファーマーにはなく,あるのは,艶消しのある端正な美しい音色といったところでしょうか。

 ぼんやり聴いていると,これのどこがよくて名盤なのかわからないかも知れませんが,アドリブの定型的なフレーズの中で,音を選ぶようにして歌う叙情性に魅力があります。

 中でも,1曲目のモックス・ニックスという曲におけるフレーズはカッコよさを感じさせます。

 一方,ベニー・ゴルソンのテナーも素晴らしいものがあり,6曲目のムードはとてもいいものがあります。

 ゴルソンのテナーは柔らかな音色で,ファンキーでもありますが,妙にくつぐったく撫でられるような感じのイメージで,その叙情性を発揮しています。

 まあ,これは喫茶店のバック・グランド音楽として使ってもいいようなところではありますが,スパイスの利いたジャズばかりだと疲れるので,その間の癒しに聴いてみるというのはどうでしょうか。

 因みに,ベーシストはファーマーの弟のようです。また,ブルー・ノートから販売していますが,オリジナルはユナイテッド・アーティスト盤です。

曲目
 1.Mox Nix
 2.Fair Weather
 3.Darn That Dream
 4.The Touch Of Your Lips
 5.Jubilation
 6.Like Someone In Love
 7.I Love You
 8.Cold Breeze

メンバー
 Art Farmer(tp)
 Benny Golson(ts)
 Bill Evans(p)
 Addison Farmer(b)
 Dave Bailey(ds)

録音 1958年9月10日,11日  United Artists盤

イメージ 1

 このアルバムは前半が54年5月,後半が55年5月の演奏で,丁度1年の隔たりがあり,ピアノ以下のリズム・セクションが異なっています。

 トランペットのアート・ファーマーはクリフォード・ブラウンやリー・モーガンなどのようなエキサイティングな演奏ではなく,美しい音で叙情的な演奏をするタイプだと思います。

 このアルバムでは,1曲目の楽しい演奏と8曲目のバラードはとてもいい演奏ですが,7曲目のブルー・ライツが何といっても素晴らしい演奏です。

 トランペット,アルト,ピアノの各ソロがとてもよく,ハード・バップの快感をすごく感じてしまいました。

 これはハード・バップのよさを知るアルバムとして,ビギナーにお薦めいたします。

曲目
 1.A Night At Tony’s
 2.Blue Concept
 3.Stupendous Lee
 4.Deltitnu
 5.Social Call
 6.Capri
 7.Blue Light
 8.The Infant’s Song

メンバー
 Art Farmer(tp)
 Gigi Gryce(as)
 Horace Silver(p)1〜4
 Freddie Redd(p)5〜8
 Percy Heath(b)1〜4
 Addison Farmer(b)5〜8
 Kenny Clarke(ds)1〜4
 Arthur Taylor(ds)

録音 1954年5月19日(1〜4) 1955年5月26日(5〜8)
Prestige盤

全1ページ

[1]


.
ジャズ・ヒロシ
ジャズ・ヒロシ
男性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事