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Johnny Griffin

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 テナーのジョニー・グリフィンが亡くなられたということを東信ジャズ研究所のジャズ・パワーさんのブログを見て知りました。

 7月25日に逝去されたようで,享年80歳ということだから,ジャズ・マンとしては長生きの方かも知れない。

 ジャズ好きの方々はご冥福を祈って,グリフィンのアルバムを聴かれているようですが,私も遅ればせながら,グリフィンのアルバムを聴いてご冥福を祈ることとしたい。

 グリフィンはこのブログでも何枚か紹介してきましたので,重複を避け,このアルバムとしますが,小さな巨人との異名があるグリフィンと同じアルバム名であるこれが相応しいと思いました。

 グリフィンの最近の演奏がどうであったかは知りませんけれども,グリフィンというと速吹きテナーで,相手が誰であろうと臆さないといわれているようですが,このアルバムもグリフィンの特質がよく出ている演奏で,ガンガンと吹きまくり,艶っぽく熱いものがあります。

 どの演奏もアンサンブル的にもいいものがあり,ブルー・ミッチェルなどのサイドメンもいい演奏をしているので,とてもまとまりのよさを感じます。

 グリフィンはコルトレーンのようにアドリブを極める方向やフリーに向かうということではなく,どちらかというとマイペースで,自分の演奏で燃焼しているタイプのような気がします。

 ジャズをアートとしてではなく,エンターテナーとして演奏していたのではないかと思います。

 3曲目がこのアルバム唯一のグリフィン作によるテーマ曲ですが,グリフィンの音楽性が現れているようにも思えますし,途中,ラプソディ・イン・ブルーを思わせるフレーズも出てきます。

 グリフィンのアドリブには私たちがどこかで聴いたことのある曲のフレーズがよく出てくることがあり,こういったところが,アドリブを極めるというよりも,エンターテナー性でもあり,自分自身の世界を演じてしまうから,相手が誰であろうと意識しないということになるのではないでしょうか。

 まあ,私の知る範囲では,晩年は円熟しましたが,このアルバムのグリフィンの演奏は年齢に例えれば,30〜40代の油が乗った時期といえるでしょうか。

 ジャケットがサングラスでちょっと怖いという印象ですが,中身的には取っ付きやすい演奏ですので,グリフィンのレパートリーの1枚に入れて頂けたら,天国のグリフィンも喜んでいただけるでしょう。

曲目
 1.Olive Refractions(4:15)
 2.The Message(7:20)
 3.Lonely One(4:06)
 4.63rd Street Theme(7:30)
 5.Playmates(4:18)
 6.Venus And The Moon(6:29)

メンバー
 Johnny Griffin(ts)
 Blue Mitchell(tp)
 Julian Priester(tb)
 Wynton Kelly(p)
 Sam Jones(b)
 Albert T Heath(ds)

録音 1959年8月 Riverside盤

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 ジョニー・グリフィンは私がジャズを聴き始めた頃に好きになったテナーマンですが,特に叙情的なアルバムの「ザ・ケリー・ダンサーズ」が気に入ったものでした。

 この「ブルース・フォー・ハーベイ」は「ザ・ケリー・ダンサーズ」とは異なり,ハードなところがあるアルバムで,欧州に渡ったグリフィンのライブでありますが,どういうわけか,スティープル・チェースのリーダー・アルバムとしては,これしかないようです。

 アルバム中,1と6と7は,ジャズ的なノリを中心とした演奏で,2〜5はミディアム・テンポ以下での叙情性を中心とした演奏となっています。

 1はアルバム中一番長く,やや早めのテンポですが,グリフィンの豪快なブローが聴ける聴き応えのある演奏です。

 6と7はアップ・テンポで,6は肩の力を抜いたようなリラックスした演奏,7はエネルギッシュな元気のいい演奏です。

 4は独立した演奏というよりも,3のあとに続いて演奏される3とは別の演奏で,終わりを締めるおまけ的なものです。

 この2と3及び5はグリフィンの豊かな情感をテナーに乗せた表現が心に染みこみ,とても感動的で素晴らしいものがあります。特に3は2と5がメロディを中心とした表現であるのに対して,ベースとドラムスで始まる曲で,動機的なフレーズでの感極まるようなエモーションが特に素晴らしいです。

 なお,ケリー・ドリューは欧州に渡ってからは,これまでのバップ的なノリのピアノではなく,欧州の風土といいますか,その影響下にあったようで,洗練されたピアノ演奏となっていて,ベースのソロとの絡みがとても素晴らしいです。

曲目
 1.That Party Upstairs(14:38)
 2.Alone Again(8:40)
 3.Sound Track Blues(6:12)
 4.Theme(0:25)
 5.Soft And Furry(11:33)
 6.Blues For Harvey(11:49)
 7.Rhythm−A−Ning/Theme(2:36)

メンバー
 Johnny Griffin(ts)
 Kenny Drew(p)
 Mads Vinding(b)
 Ed Thigpen(ds)

録音 1973年7月4日&5日  Steeple Chase盤

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 これはコペンハーゲンでのライブで,テナーにジョニー・グリフィン,ピアノがケニー・ドリューの参加したカルテットです。

 グリフィンのテナーは時折通俗的な曲のフレーズを交えた演奏をするのが面白いところですが,エネルギッシュでパワフルであり,感情表現のたっぷりした演奏はどれを聴いても素晴らしいものがあります。

 ここでは50〜60年代にあったそのような特質を更に厚みをもたせたというか,円熟した演奏が聴けます。

 ケニー・ドリューも相手がグリフィンということもあってか,1曲目のソロではかなり力の入ったピアノだという印象です。

 2と3曲目のテーマ曲の雰囲気を保ちつつ演奏されたドリューのピアノもよく,5曲目はこのアルバム中最もスローな曲ですが,静謐な雰囲気をたたえたピアノと力を溜めたムードでのテナーの表現がとてもいいです。

 このアルバムは,ライブならではのリラックスした中でのテンションの高い演奏ですので,聴き応えがあります。

 特に3曲目のハッシャ・バイが聴き所で,ケリー・ダンサーズのそれと比べてみてはいかがでしょうか。

 ベースとドラムスのリズム・セクションもよく,ジョニー・グリフィン・カルテットの実力の高さを感じさせる演奏ではないかと思いました。

曲目
 1.Just Friends
 2.If I Should Loose You
 3.Hush−A−Bye
 4.Slukefter Blues
 5.Isfahan
 6.Rhythm−A−Ning

メンバー
 Johnny Griffin(ts)
 Kenny Drew(p)
 Jens Melgaard(b)
 Ole Streenberg(ds)

録音 1989年7月15日  Storyville盤

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 このアルバムについては,ジャズを聴き始めた頃,演奏がギンギンした感じがして,あまり好きになれなかったのですが,今では激しいジャズの音に慣れたせいか,このスリリングな演奏のよさがわかるようになりました。

 でも,このジャケット,ブローウィング・セッションという題目に相応しい感じがしますが,1曲目の凄まじさを象徴しているようです。

 アルバムはパワフルなアート・ブレーキーのドラムスとポール・チェンバースのリズミカルなベースに支えられて,全体としてエキサイティングで快調な乗りとなっています。

 中でも,1曲目が超急速調で,テナー3人の速度を争うかのような演奏となっており,アルバム中,一番の聴き所ではないでしょうか。

 こういうアップ・テンポでの曲におけるグリフィンの艶やかで張りのあるテナーは,独特の迫力で,コルトレーンもこれに負けじとしていますが,一杯機嫌で口が滑らかになったような節回しと小回りを利かせた素早さは,グリフィンの真骨頂といったところです。

 こういう競争ではエッジを利かせた演奏の方が有利かと思われるので,モブレーの柔らかな音色のテナーは損していますが,持ち味は出ていると思います。

 3曲目もグリフィン絶好調で,リー・モーガンやウィントン・ケリーなどのソロもいいものがあります。

曲目
 1.The Way You Look Tonight
 2.Ball Bearing
 3.All The Things You Are
 4.Smoke Stack

メンバー
 Johnny Griffin(ts)
 Lee Morgan(tp)
 Hank Mobley(ts)
 John Coltrane(ts)
 Wynton Kelly(p)
 Paul Chambers(b)
 Art Blakey(ds)

録音 1957年4月6日  Blue Note盤

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 ジョニー・グリフィンは私が最初に好きになったミュージシャンですが,コルトレーンのようなくそ真面目な演奏ではなく,テナーをときにはバリバリと,ときにはムーディにというように器用に吹き回すという感じです。

 このスタジオ・ジャズ・パーティーというアルバムはスタジオでのライブという面白い企画です。

 ここでのグリフィンは強面なところは全くなく実にリラックスしており,乗りに乗っていますので,とても楽しく聴くことができます。

 まあ,パーティーということで和やかにやっていますが,これはグリフィンの名演に入るでしょうね。

メンバー
 Johnny Griffin(ts)
 Dave Burns(tp)
 Norman Simons(p)
 Vic Sproles(b)
 Ben Riley(ds)
 Babs Gonzales(commentary)

曲目
 1.Party Time(commentary)
 2.Good Bait
 3.There Will Never Be Another You
 4.Toe Tappin’
 5.You’ve Changed
 6.Low Gravy

録音 1960年9月27日 Riverside盤

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