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Keith Jarrett

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 キースのピアノ・ソロによる1988年10月17日のパリでのコンサート。1曲目は演奏年月日を曲目名としているので,テーマ曲がない演奏となっている。

 しかも,38分という長丁場でもあり,最も聴き応えがあって,このアルバムにおける一番の聴き所というべき演奏です。

 最初はバロック的な演奏で,バッハ風とでもいいましょうか,これが暫く演奏された後,低音に3蓮音符で強打されるリズムが現れ,瞑想的な雰囲気とともにキース独特の世界に入っていきます。

 これが徐々に高揚し,3蓮音符のリズムから2蓮音符+3蓮音符のリズムが中心となって,クライマックスが築かれる。このあと,静まって単旋律的な叙情的演奏が続き,2蓮音符+3蓮音符のリズムを更に速めてデフォルメされ,打楽器的リズムとともに再び装飾的,幻想的なクライマックスを築いて,キースの忘我の境地に達するという正に感動的演奏となって,コーダは静かに終了していくというものです。

 ピアノ単独の演奏で,これだけテンションの高い,精神性のある内容は全くもって素晴らしく,キース絶好調といっても過言ではありません。

 2曲目も瞑想的雰囲気があっていいのですが,1曲目が群を抜いていますので,まずはこれを聴くべきでしょう。

 ジャズ的でもあり,クラシック的でもあるというキース独特の演奏ですが,クラシック音楽ファンにも是非ともお聴きいただきたいアルバムです。

1.October17,1988(38:23)
2.The Wind(6:32)
3.Blues(5:22)

1988年10月17日(SALLE・PLAYEL) ECM

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 今日は昨日までの暑さが嘘のように涼しい。35度以上もあると音楽を聴く気にもなれなくなってくる。

 涼しい午前中に幾つかのジャズのアルバムを聴いていたが,どうもブログにアップできそうもなかった。

 そこで,ふと思い出したアルバムがあったので,聴いてみた。有名なキース・ジャレットのケルン・コンサートである。

 ベース,ドラムスのないピアノだけの演奏なのだが,特に曲目名がない。パート1とパート2で,パート2は更にabcと分かれている。このパートの意味はよくわからない。

 パート1が約25分,パート2のaが約14分,bが約17分,cが約5分で,トータルで1時間という聴き応えのあるものとなっています。

 まあ,涼しいので,聴くのに集中力をもって臨んでみたわけですが,ピアノだけで1時間というのはかなりしんどい。

 かつては,キースについて,あれはジャズなのかという議論があったようですが,キース独特のスウィング感がありますので,これもジャズだとは思いますが,ジャンル分けしても意味のないことだと思います。

 要はその音楽に感動できれば,どんなジャンルであろうと,それはどうでもいいことではないでしょうか。

 さて,このキースですが,これだけ長い演奏であると単調に陥る危険性があるので,そこには起伏や強弱の対比,リズムを強調したり,潜めたりするなど,あらゆる音楽的表現を用いており,キース独特の世界という感じです。

 キースのピアノはエレガントで,透明感のある響きが美しいところがあり,繰り返されるリズムや動機を徐々に変容させて,クライマックスを築き上げていくといったところが実に素晴らしく,これが即興で展開されるというのは,驚異的なことだと思います。

 まあ,この交響的な響きのするピアノを聴きますと,キースが霊感を得て演奏しているとしか考えられません。

曲目
 Part1
 Part2a
 Part2b
 Part2c

録音 1975年1月24日 ECM盤

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 私が昔,といっても30年位前にクラシック音楽ばかり聴いていた頃だが,当時,まだ,LPの時代で,いつもレコードを購入していたお店の中年女性と私的な会話もできるようになったことから,何かの話題で,その女性に「何を聴いているの?」と聞いたことがあった。

 その女性は「キース・ジャレット」の一言だったが,その時思ったことは,「キース・ジャレット?,何かのポピュラー音楽のミュージシャンか」くらいの認識しかなかった。

 今を思えば,キースを聴いていただなんで,凄いことだなということだが,私がジャズの友人と出会っていなかったら,ずっと,そんな認識で終わっていただろう。

 まあ,キースといえばクラシック音楽も演奏するし,キースのゴルトベルク変奏曲のCDを持っているのだが,これはジャズを聴くようになってからのことで,そうでなければ,ポピュラー音楽のミュージシャンが出したCDかくらいで,購入もせずに終わっていただろう。

 キースといえば,私がよく飲みに行っていた店で顔見知りになった某私大の先生がマーラーが好きで,しょっちゅうウォークマンで聴いている人だが,合うといつもクラシック音楽のことばかり話しているけれども,あるとき,その先生がジャズの話を出してきて,キースがいいといったので,う〜ん,流石にいいセンスをしているなーと思った。

 そのあとに,MJQがいいだとかいいだして,黙って聞いていたら,そのうち,ジャック・ルーシェやオイゲン・キケロとかが出てきたので,おいおい,ちょっと待ってよ,という気持ちになり,最後は「ジャズはコルトレーンですよ,トランジションを聴いてください」といって,釘を刺したのだが,よく知らない世界のことは,ああだ,こうだといわない方がいいなということを思った。

 とこで,このキース,スタンダード曲でのトリオということもあって,VOL2の第2弾とともに一番ポピュラーなアルバムだと思うが,ピアノでこれだけのスウィング感を表現しているのはとても凄い。

 しかも,アドリブは霊感に満ちているし,真の天才だろう。これはちょっと思いついたことなのだが,ピアノを弾いているときに,キースは声をあげている。

 その声を聴いていると,どうもピアノという音程のはっきりした楽器では表現し切れていないのじゃないか,サックスでもやればどうなんだろう,と思ったりもした。

 とはいっても,このピアノ・トリオはベースとドラムスとのコンビネーションも素晴らしく,文句なく優れたアルバムですし,これ以上は望めないことだろう。

曲目
 1.Meaning Of The Blues
 2.All The Things You Are
 3.It Never Entered My Mind
 4.The Masquerade Is Over
 5.God Bless The Child

メンバー
 Keith Jarrett(p)
 Gary Peacock(b)
 Jack Dejohnette(ds)

録音 1983年1月 ニューヨーク・パワー・ステーション ECM盤

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 キース・ジャレットの「KEITH JARRETT AT THE BLUE NOTE」というアルバムに枯葉があります。
 枯葉ばかり集めて焼き芋でも造るのですかと聞かれそうです。

 キース・ジャレットは後藤雅洋氏によれば70年代にジャズ・ファンの間で「あれはジャズなのか」と賛否両論大いに賑わったそうです。
 音楽の世界はいつも新奇なものが出てくるとそのような議論に事欠かないのはいつの時代でも同じのようです。

 西洋音楽においても当時理解されなかった作曲家や作品はざらにあるそうです。
 バッハを始めとして,ベートーベン,ワーグナー,マーラーなどがそれで,彼らは当時の前衛でありました。
 西洋音楽史はそのような前衛によって後の作曲家に影響を与え,発展してきたのであります。

 ジャズの世界では前衛というとチャーリー・パーカー,セロニアス・モンク,エリック・ドルフィー,チャールス・ミンガス,ジョン・コルトレーン,オーネット・コールマン,アルバート・アイラーなどがそれだと思います。

 キース・ジャレットもその後に現れた前衛だと思います。
 私見ではジャズもクラシック音楽も前衛を理解することがその世界を理解していく近道だと思います。

 ところで,枯葉ですが,イントロ部分でキースのピアノが枯葉の動機を断片的に表しつつ,ゆっくりとしばらく続きますが,途中からベースとドラムスが入るときにテンポをあげてキースがカレハヨーを奏でるとアップテンポとなり,キース特有のスイング感と集中力に全くもって感動してしまいます。
 ベースのソロも素晴らしいです。

 演奏時間は26分34秒と聴き応えがあります。

 メンバーは
  KEITH JARRETT(p)
  GARY PEACOCK(b)
  JACK DEJOHNETTE(ds)

 録音は1994年6月4日のライブで,ECM盤です。

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