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オスカー・ピーターソンのガール・トークは,ピーターソンの最高傑作というようなことがある本に書かれていたことから,このアルバムをゲットした記憶がある。
しかし,そのときは,このガール・トークがそれほどいいとは,思えなかった。
それから数年後にこれを聴いてみた。
ピーターソンといえば,ウィー・ゲット・リクエストというアルバムが一番印象にあるが,これだって最初はこれのどこがいいのか分からなかった。
そのウィー・ゲット・リクエストのよさが分かったので,ガール・トークもわかるだろうと思っていたときの出会いなのであります。
そういう意味では,わたくしにとっては,ピーターソンは分かりにくいミュージシャンでもありました。
一説によれば,ピーターソンは黒人なのに,音楽は白っぽいともいわれているようで,よさが分からないのは,そのせいかとも思っていた時期がありました。
また,テクニックは凄いけど,その分,中身は薄いとかいう勝手な印象のせいにしてしまっていたこともありました。
しかし,どうだろう,その割にはピーターソンはうなり声?を出して,ノリノリにピアノを弾いているではないか。
まさかパフォーマンスではあるまい。だとすれば,どちらに問題があるか,いうまでもないことだが,聴き手側にあるといわざるを得ない。
それを波長が合わないといって,簡単に済ませることもできるが,それではピーターソンを理解する道から遠ざかってしまう。
「う〜ん,難しい問題だね。ピーターソンは。白黒含めて。正体は何なんだ?」
白か黒かもあるけど,正体は,当然のことながら,オスだよ。
「えっ!? どういうこと。」
雄か〜雌か〜のピーターソン。(笑)
「くだらね〜。」
さて,このガール・トーク。ノリノリのピーターソンらしさは,1曲目と5曲目に代表されるが,17分近い演奏の2曲目が何といっても素晴らしかった。
スロー・テンポの演奏だが,実に心地よい。
正に「I'm In The Mood For Love 」というだけある名実ともにムード溢れた演奏になっている。 YouTubeにないのが残念だが,リラックスした中に,若干の緊張感を伴う演奏で,酒でいえば,泥酔というよりも,ほろ酔い気分といったところだろうか。
1. On A Clear Day ( 4:29 ) 2. I'm In The Mood For Love ( 16:50 ) 3. Girl Talk ( 5:32 ) 4. Medley ( 6:24 ) (1)I Concentrate On You (2)Moon River 5. Robbins Nest ( 6:16 ) Oscar Peterson ( p ) Ray Brown ( b ) ( tracks : 4, 5 ) Sam Jones ( b ) ( tracks: 1, 2, 3 ) Bob Durham* (ds) ( tracks: 1, 3 ) Louis Hayes (ds) ( tracks: 2, 4, 5 ) OscarPeterson (p) Ray Brown (b) Louis Hayes (dr) atHans Georg Brunner-Schwer Studio, Villingen, West Germany, late 1965 5.Robbins' Nest RayBrown (b) replace Sam Jones (b) Same place, November, 1966 2.I'm In The Mood For Love LouisHayes (dr) replace Bobby Durham (dr) Same place, November, 1967 1.On A Clear Day 3.Girl Talk OscarPeterson (p) Ray Brown (b) Louis Hayes (dr) Same place, April, 1968 4.Medley: I Concentrate On You / Moon River MPS Records ULS - 1701 Ona Clear Day GIRLTALK |
Oscar Peterson
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その昔,クラシックばかりバカのように聴いていた頃,時にはジャズも,と(浮気して)聴いたことがあるアルバムがいくつかありました。
その中の1枚がこれで,当時はLPでしたが,ジャズではオスカー・ピーターソンがいいと思ってました。
まあ,聴きやすかったという印象が一番の理由でしたが,ピーターソンのアルバムでは,「プリーズ・リクエスト」を当時としては一番聴いてみたいと思っておりました。
それは音がいいということで,よくオーディオの試聴にも使われていたということもその理由の一つだったからです。
だから,当然,「ハロー・ハービー」よりも「プリーズ・リクエスト」の方を先にゲットしましたが,本当のところ,マイルスの「マイ・ファニー・バレンタイン」同様,よくわかりませんでした。
だから,「プリーズ・リクエスト」よりも「ハロー・ハービー」の方がいいと思っていたのですが,それじゃー「ハロー・ハービー」がどれほどよかったのかといえば,今ほどジャズがわかっていたわけではありませんでしたので,単なる印象に過ぎなかったかと思います。
さて,この「ハロー・ハービー」はギター・カルテット(というのか?)という構成だが,どちらかというと,奇数番号曲が急,偶数番号曲が緩と,交互に編集された演奏となっています。
特に最初の「ナップ・タウン・ブルース」は,超急速調で,ピーターソンの超絶技巧?とともに,ハーブ・エリスも凄いテクニックを感じさせるような非常に活気のある絶好調ともいえる演奏で,さすがはハーブ・エリス,ハーブを吸って演奏したか,というようなハイテンションでございます(笑)。
因みに,最後の曲もいいのですが,偶数曲ではテクニック一本槍とも思われがちなピーターソンにしては,しっとりとした趣きを感じさせるところがある演奏となっており,7曲目の「恋に過ごせし宵」がとてもいいですね。
まあ,ピーターソンとエリスのコンビネーションと,ベース,ドラムの一体化した演奏は陽気で,活気に溢れ,嬉々としている感じもあり,ギター・カルテットの名演奏だと思います。
1. Naptown Blues ( 5:18 ) 2. Exactly Like You ( 4:48 ) 3. Day By Day ( 4:44 ) 4. Hamp's Blues ( 3:44 ) 5. Blues For H. G. ( 6:04 ) 6. A Lovely Way To Spend An Evening ( 8:22 ) 7. Seven Come Eleven ( 5:04 ) Oscar Peterson ( p ) Herb Ellis ( g ) Sam Jones ( b ) Bobby Durham ( ds ) RecordedNovember 5th and 6th 1969. 1970MPS Records. |

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この「リクエストをどうぞ」というアルバムはオーディオ文化が華やかなりし頃,オーディオ店で試聴用によく使われていたので,当時,ジャズなんか聴かなかった私でも録音がいいということで,輸入盤のLPを購入したことがありましたが,自宅では録音がそれ程いいという印象ではありませんでした。 |

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