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「Bud Shank Quartet 」によるウエスト・コースト・ジャズです。 ウエスト・コースト・ジャズは,1950年代にアメリカ西海岸LAのハリウッドを基盤として演奏されていたジャズで,主に白人を中心としたジャズをいうものですが,ルーツにはマイルスの「クールの誕生」からの影響があるともいわれているようです。
「Jazz At Cal-Tech 」とあるのは,演奏がカリフォルニア工科大学の講堂におけるコンサートであるためです。 演奏メンバーのバド・シャンク,ボブ・クーパー,クロード・ウィリアムソンは,ウエスト・コースト・ジャズのミュージシャンとしてよく知られていますが,彼らのジャズはとても親しみやすく,リラックスして聴けるところによさがあります。
ところで,何かの本に書いてありましたが,日本ではジャズは黒人のものとの偏見が根強くあり,ジャズ喫茶が流行った60年代は,ウエスト系のレコードをリクエストすると,露骨にイヤな顔をされたということがあったようです。
まあ,そういう意味では,ウエスト系はジャズの傍系で,コアなジャズ・ファンからは,あまり評価されていなかったのかも知れませんね。
しかし,当時のジャズがこうしてCD化され,再販されているところからすれば,今ではそのような偏見はなくなったのでしょうか,よく分かりませんが,ここは後から来たジャズ・ファンの弱いところです(笑)
しかし,後から来たジャズ・ファンは,そういう偏見から影響されずに済んだことが,プラス面としてあるのではないでしょうか(笑)
というわけで,ウエスト系ジャズも素晴らしいと思っているのですが,まず,最初の曲である「When Lights Are Low」からして,バド・シャンクのどこかもの悲しさのあるような音色のアルトに引き込まれてしまいましたけれども,それがYouTubeにないのが残念です。 しかし,ここでは,叙情的な「Moonlight In Vermont 」とアップ・テンポでエキサイティングな「The King」の2曲がYouTubeにあり,これだけ聴いても,このアルバムを知るイメージと何ら変わりありませんので,安心して聴けるものだと思います。 1. When Lights Are Low ( 7:30 ) 2. Old Devil Moon ( 6:38 ) 3. The Nearness Of You ( 4:07 ) 4. How Long Has This Been Going On ( 4:50 ) 5. Tea For Two ( 4:50 ) 6. Lullaby Of Birdland ( 4:03 ) 7. Somebody Loves Me ( 5:38 ) 8. Moonlight In Vermont ( 6:20 ) 9. The King ( 6:09 ) Bud Shank ( as, flute #3 #6 ) Bob Cooper ( ts, oboe #3 #6 ) Claude Williamson ( p ) Don Prell ( b ) Chuck Flores ( ds ) January 19, 1956 Pacific Jazz PJ 1219 |

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