|
こんにちは!
きょうは朝から快調に音楽を聴いていまして。 言わずもがなのソニクラ足ジャケです。
このヴァージョンの良い所は, ボーナス・トラックが収録されていないところです(笑。 アナログ盤を聴いているようで,「DEEP NIGHT」が終わったら,「あ〜終わった終わった」感に浸れます。 これは, 90年代にジャズ・ファンを良い音であっと驚かせた東芝EMIのHS−2088リマスター盤。
1800円という当時としては格安な価格設定,1500番台を番号順に発売していくというマニア心をくすぐる演出で結構買い直した方も多いと思います。ですからこれは「TOCJ−1588」です。 元印刷屋としてうれしいのはジャケ印刷がきちんと二色刷りだったということ。当時の輸入盤はLPもCDも二色刷りを強引に4色に分解してオフセット印刷していましたから,灰色の部分も4色の網点で構成されており,「背中ムズムス感」が止まりませんでした。安いので買っていましたが。 この盤は当時,3500円時代にがんばって買ったCDを持っていたので,買いませんでしたが,アマゾン1円で最近「ポチ」してしまいました。 到着して音を聴いてみると一聴して「良い音」と感じます。よく「リマスターは『人』」と言われますが,このリマスターに関わった行方均さんの意思が強く反映されていると思います。単に20ビットでリマスリングするだけではなく,安いオーディオ装置でも良い音で聴こえるように,中音は張り出し,ボリュームを高めに収めてあります。貧弱なオーディオからも強靭なジャズ喫茶のような音が出ます。 このシリーズ,当時はオーディオのことなど全く分からずミニコンポ崩れのものにJBLの「A520ヴェッキオ」という鳴らしにくいスピーカーをつないで悦に入っていたわたしには,大げさに言うと衝撃を与えた音でした。持っているものを買い直すほどの余裕はなかったものの,お小遣いの大半はこのシリーズのCDに消えていきました。 今冷静に聴いてみると「??」な部分もあります。リマスタリングで音質を変化させていると思うので,初期盤とは印象が違うところはありますが,初期盤もボリュームを上げると結構細かいところまで音をとらえていて,なかなか捨てがたい魅力があります。音は良い意味でフラット。 ちょっと疑問に思うことがあるのですがリマスリングには「人」も反映されますが,20ビット,24ビットでのリマスタリングの効果ってどれほどのものなのでしょうか? ジュースなんかで言うと「濃縮還元」のようなものなのでしょうか? ハイビットでサンプリングしても結局CDに16ビットで収めてしまいますよね。 CDプレーヤーで24ビットとか32ビットにアップサンプリングされますから「濃縮還元」を繰り返しているということなのか,と思ってしまいました。最終的にはCDプレーヤーやPCオデオにお金をかけたほうが,良いのかな?個人的な感想ですが。 うちの当時のヘボイ音響システムでは大きな音がなっただけで一聴良い音!と感動していた可能性もあり…。 このHS−2088というリマスタリングシステム,クラシックでは大変不評で「2088倍歪む」という極端な意見も聞かれます。わたしもフルトヴェングラーの名盤などはノイズをカットする際に,音の成分というかおいしいところもカットされているように思えるところがあります。 先日のジャクリーヌ・デュプレのCDは冒頭の所を含め,結構ドロップアウトがあるのですが,そこがきれいに修正されていました。 リマスタリングについては「戦争」が起こっているようです。 ラウドネス戦争 ダイナミックレンジ戦争 ラウドネスを掛け,ダイミックレンジの隙間を埋めるようなリマスタリングが一聴良い音に聴こえてしまうというものです。 ですから,貧弱なオーディオシステムでも,大きな音で,また細かい部分まで聴こえると「良い音だ!」と勘違いしていた部分もあったかと思います。 堂々巡りになってきたのでこの辺で終了します。 朝から仕事や電話の合間に書いていたらこんな時間に。 |

- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- ジャズ


