|
(続き)
■森を語る しかし貧乏教師は貧乏教師なりに世の中を見る見方をおのずから自分の中に養ってきました。そしてその見方に基づいて、皆さんのご質問を受けとめて、その場しのぎに何とかかんとかお返事をしてきたわけです。私は大体において直接的なお答えはしなかったつもりです。第一、短い投書の文面を見ただけで直接的なお答えが出来るわけのものではありません。したがって私は皆さんのご質問や悩みを一段高いところからながめてと申して悪ければ少し遠いところからながめて、そのご質問や悩みが立っている平面を皆さんに指摘しようと思ったのです。つまりある問題をかかえ込んで、ああでもない、こうでもないと思案投げ首の最中には、その問題しか目にはいらない。その問題の前後左右にあるものは目にはいらない。言ってみれば「木を見て森を見ず」なのですね。そこで私は「森はこうなっていますよ」と申し上げることを私の任務と考えたわけなのです。 (続く) |

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用



