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一方昨年春、暴動を起こした黒人街へ行く。この地域の黒人運動指導者、マリオン・バリー氏(35)は「白い米国の金も技術も、おひざ元のワシントンではさっぱり使われていないというのに、二人の白い米国人が月に立ったからといって黒い米国人に素直に喜べといっても無理な話だ」「ニクソンはキング氏暗殺記念日もつくらず、なにが国民参加の日か」。そしてアバナシー師のことばを引用して「人種間の隔たりは地球と月の距離くらいも遠い」と結んだ。
またジャーナリストのドルー・ピアソン氏は「月着陸成功によっても米国の世界における威信は低迷を続けるだろう」と述べ、ベトナム戦争、中東戦争、ビアフラなどをあげた新聞の論調は月着陸の意義を一応認めながらも、月到着をなし得た人類の技術と英知を貧困、戦争、人種偏見、大気汚染といった地上の問題解決に向けるよう、期せずして訴えている。 ワシントン・ポスト紙は二十一日付けの社説で「新しいフロンティアは開かれた。しかし、成功は栄光とともに責任を伴う。人類は地上の問題を解決するという挑戦を受けている」と述べている。 |

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