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日本ボクシング界唯一の五輪金メダリストで、プロ転向後も華麗なテクニックで人気を集めた桜井孝雄さんが亡くなった。プロでは世界の頂点に立てなかったが、バンタム級史を飾る名ボクサーだった。
(29面参照) 東京五輪での活躍は素晴らしかった。サウスポーからの切れ味鋭い連打で勝ち進み、決勝でも相手を寄せ付けずに金メダルを手にした。日本初開催の五輪を盛り上げた1人でもある。 プロデビューは1965年。打たせずに打つ、という技術は秀でており、早くから世界チャンピオン候補と評判は高かった。68年7月、世界バンタム級王者ライオネル・ローズ(オーストラリア)への挑戦は、絶好のスタートだったが、中盤以降は逃げ切りを図り、小差の判定で敗れた。「安全運転」が裏目に出た、悔いの残る試合展開だった。 その後、世界挑戦の機会はなかったが、東洋王座を獲得。「ボクシングは力だけではない」という大切さを伝えてくれた。 (共同通信編集委員 津江章二) 写真=1964年10月、東京五輪のボクシング・バンタム級決勝で韓国の鄭選手(左)と対戦する桜井孝雄氏 |

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