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手品には「ミスディレクション」というテクニックがあると聞いた。客の視線を別のところに引き付け、その隙にコインを隠したり、ハトを登場させたりする技である▼最近の電力会社のやり方を見ていて、手品師を連想した。「原発再稼働、さもなくば料金の大幅値上げ」。そんな二者択一に世間の注意を集め、その隙に「エネルギー政策の転換」という核心をどこかに隠してしまいたいという思惑を感じる▼政府もしかり。うっかりすると、視線はさらに狭い範囲に導かれそうだ。「再稼働が許される安全性は確認できるか」という問いには、「安全なら再稼働ですよ」という答えが用意されている。最後は「政治的判断」をする姿勢だ。高レベル放射性廃棄物の最終処分など大局的な話も聞こえてこない▼手品では、使い終わった仕掛けは一瞬で消せるが、放射性廃棄物はそうはいかない▼東京電力柏崎刈羽原発は、6号機がきょう26日定期検査に入り、全7基が止まる。再稼働をめぐってさまざまな議論が交わされることになるだろう。
(一部を割愛させて頂きました) |

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