シニアからのジャズピアノ

ピアノのお稽古を再スタートしました^^

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実は私、先日からある人間関係でどうしたものかと悩み中です。

ふと、書棚にあった夏目漱石の「道草」が目についたので、取り出して久々に読み返しました。
前回の完読は1996年5月なので11年振りになります。

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夏目漱石といえば、日本近代文学の最高峰に位置する文豪であまりにも有名ですが、「道草」は彼の自伝的作品であると言われており、晩年に書かれた作品です。

彼は、当時の貴族院書記官長という高官の長女と結婚していますが、その結婚生活は必ずしも幸福なものではなかったようです。

漱石の分身である主人公・健三は30代の大学教師、妻はおすみ(お住)といい高級官僚の娘です。
人々の祝福を受けて結婚・・・しかし、二人は、どうしてもお互いを理解できず、心は、ギクシャクとすれちがってばかりいる。「道草」は、こうした夫婦間の葛藤を描いた作品です。

心に残った場面、、、、

健三がアルバイトをした。妻おすみのやりくりを楽にしてあげたい、少しでも家計の足しにしたいとのけなげな心だった。アルバイト料が入ったので妻に渡した。
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しかし「その時、細君は別に嬉しい顔もしなかった」・・・

漱石は、このときの二人の心理を次のように書いています。

おすみは「もし、夫が優しい言葉に添えて、それを渡してくれたなら、きっと優しい顔をすることが出来たろうにと思った」と。。。
一方、健三は「もし、細君が嬉しそうにそれを受け取ってくれたら優しい言葉もかけられたろうにと思った」と。。。

これは、お互いが、かたくなに相手に“期待”し“要求しているだけ”、、、

もし、おすみが「ご苦労様でした、ありがとう貴方!」と感謝の言葉と満面の笑みでそれを受け取っていたら!
もし、健三が「苦労かけてすまないね、家計の足しにしてくれ」と優しい言葉をかけて渡していたら!
全く違った展開になったことでしょうね。

結局、健三夫婦の場合、この些細な心のすれ違いが、やがて二人を修復しがたい中へと導いてしまいます。
 
「道草」を読み終わったときに思いました。

私も相手に“期待”し“要求しているだけになっていたなって、、、

↑笑ってしまいます。

自分が苦しいときこそ、相手の立場に立ってみよう
相手の立場に立って、そこから景色を眺めてみよう

そして、勇気を出して、相手を思う真心で言葉を発していこう・・・と。。。
いけたらいいなと。。。難しいことですけれど。。。(^^)

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