ジャズトリガースクールブログ

ジャズトリガースクール、横山陽一のブログです。サックス等の楽器やマウスピースについて語ります!
 今回はオットリンク、スーパートーンマスター、フロリダ、7☆、テナーマウスピースの紹介です!
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 オットリンクのスーパートーンマスターは1950年代に製造がはじまります。
この頃はオットリンクの工場がニューヨークにあったそうです。
その後1960年代に入ると工場がフロリダに移転します。
このフロリダ工場で作られたスーパートーンマスターはフロリダリンクとか呼ばれています。

 一言にフロリダといっても年代によっていくつかに分類されます。
ニューヨーク時代からフロリダ初期までのダブルリング、その後に製造されたNo USAモデル、さらに後期のUSAモデルとなります。
実際にはもっと細かく分かれていると思いますが大きくこの3つに分けられるのではないでしょうか。

 今回の物はシャンクにダブルリングは無いです。USAの刻印も無いのでいわゆるNo USAと呼ばれるものです。
ただしサイドにシリアルというか番号の刻印があるので、ダブルリング直後でNo USAの初期にあたると思われます。
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 こういった昔のマウスピースは長く使用されていて表面が削れてしまっているものがほとんどなので、リフェイスと言ってレールやテーブルを削って整える作業が施されているものが多いのですが、こちらは珍しくリフェイスされていないオリジナルになります。

 見た感じ、レールやディップ等作りが非常に美しいです。見ただけで良い音出そうな感じがしてワクワクしてきますね!
ロールオーバーバッフルはそこそこ長く付いているようです。
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 中期のアメセルマークⅥと合わせて吹いてみると、やっぱりあの時代の音がしますね。
ボワッとしているのですが音の芯が非常にしっかりしています。

 現代のサックスでジャズの音を出そうとすると、色々テクニックを駆使して自分でジャズの音に寄せていくわけですが、マークⅥとフロリダの組み合わせだと普通に吹いたニュートラルの音色がドンピシャな感じです。

 こういうマウスピースは眺めながら2時間くらいは飲めますね(笑)

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 今回はバンドレン、トラディショナル、ハンドセレクト、リードの紹介です!
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 バンドレンのトラディショナルリードは、フレンチカットの代表的なリードで、クラシックや吹奏楽では圧倒的な人気を誇っています。

 現在は売られていませんが、トラディショナルリードにはその昔、ハンドセレクトというバリエーションありました。

 ご存知の通り、リードというのは非常にばらつきがあり、使えそうなものが1箱の中に1枚から2枚なんてことも良くあります。
そこで、良さそうなリードを選別してまとめたのがこのハンドセレクトになります。

 パッケージは同じですが箱にHAND SELECTEDというシールが貼られています。

 実際吹いてみると確かにばらつきは少なく、鳴りの傾向も同じものが多い気がします。
ただし良さそうなものだけを選別しているので値段的にはかなり割高で、普通のトラディショナルの2倍くらいしたような記憶があります。
このリードも特価品で購入したのですが1箱5000円ほどでした。
まあそれでも全部使えるリードでしたら安いですけどね。

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 今回はデーブガーデラ、スタジオモデル、テナーマウスピース、レーザートリム第2世代の紹介です。
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 デイブ・ガーデラと言えばマイケル・ブレッカーやデイブ・リーブマン等が使用していたことで人気に火が付いた、特にテナーでは一世を風靡したマウスピースですね。

 初期はもちろんガーデラさんのハンドメイドでした。
私も一度オリジナルを吹いたことがありますが音色の幅も広く、素晴らしい吹き心地でした。

 その後ガーデラの復刻版がレーザートリムという名前でL,A,Saxという会社が製造し始めます。
オリジナルのガーデラをレーザーで精密に計測して作ったものになります。

 今回のガーデラはその後の第3世代、レーザートリムとしては第2世代ですが、どこの会社が作ったものかよくわかりません。
箱にもメーカー名は無く、ガーデラとしか書いていないのではっきりはわかりませんが、ガーデラさんの弟子が作ったとかドイツ製とかいう話を聞きますね。
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  見た感じL,A,Saxの復刻版とあまり変わらない様に見えますが、サイドレールの幅がかなり細くなっていますね。
レールが細いと抵抗が軽くなり、反応が良くなります。
その反面、細すぎれば音色は痩せて、安定しないという事にもつながります。

 また、リードを取り付けた時にマウスピースの真ん中あたりの幅がリードよりも小さいのか、リードが少しはみ出ますね。
これは意図して設計したものかわかりかねますが、レールの幅が細くなって軽くなった抵抗感を、ウインドウを少しだけ小さくすることで稼いでいるとか…?
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  実際吹いてみると、L,A,Saxの物よりもレールが細い為、音は少し細いですが反応は早く、音が開くのも早い感じがします。
しかし力がある人にとっては息の圧力を十分にかける前の早い段階で音が開ききってしまうというか詰まる感じとも言えますね。
 音色は少し軽い(細い)ですがガーデラの音色に近いと言えば近いです。

 という事で、あまり頑張らない感じで気軽にガーデラっぽい音色が得られるマウスピースというところでしょうか。


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Aizen ストラップ

 今回はアイゼン、ストラップの紹介です!
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 アイゼンは日本のサックスマウスピース、アクセサリーメーカーで、高品質であることから日本はもとより世界中で愛用者が増えているようです。

 アイゼンのマウスピースは私も吹いたことがありますが、非常に精度が高く、吹き心地も良かったです。
 
今回はそのアイゼンが作ったストラップを見てみたいと思います。

 首にあたる部分のネックパッドはとても厚い皮で出来ており、耐久性はありそうです。
また中にクッションが入っているので、首の当たりもソフトですね。

 長さを調節するパーツは金属製で、メッキされており、紐が当たる部分のRが滑らかなので非常にスムースに動きます。
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 サックスに引っ掛けるフックにもスライダーと同じメッキが施されています。
これによって楽器のストラップリングがすり減りにくいという効果がありそうです。

 このストラップは十分な長さがありますのでアルト、テナーどちらでも使えるところはうれしいですね。

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Selmer S80 Tenor Mouthpiece F

 今回はセルマー、S80、テナーマウスピース、Fの紹介です!
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  セルマーのS80と言えば吹奏楽やクラシックの定番として広く使われているマウスピースです。

 以前紹介したセルマーソロイストスタイルは1960年代から1970年代にかけて製造されたマウスピースでした。
その後1980年代に製造されたマウスピースがこのS80になります。

 1990年代になってS90というマウスピースが新たに発売されますが、S80も並行して製造され、現在まで引き続き販売されているところを見ると、その人気の高さがうかがえます。

 ディップオープニングのバリエーションはC★からFまであり、選択の幅が広いのは良いですね。
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  外見は、ソロイストスタイルと比べてシャンク部分の網目模様の彫刻が無くなり、ストレートな形状になりました。
 チャンバーの形状を見てみるとソロイストが馬蹄形だったのに対して、S80はスクエアチャンバーになっています。
   
 実際吹いてみると、ソロイストと比べ中が少し大きくなっているので、音色の幅が広い感じがします。
 中心にある基本的な音色はやはり上品な感じで、ジャズで使うには少し音が硬すぎるかという気もします。スクエアチャンバーで息をまとめるので、その辺りもS80の音色に影響しているようです。

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Alrxander Superial DC リード

 今回はアレキサンダー、スぺリアル、DC、リードの紹介です!
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  トム・アレキサンダーさんの作ったリード、アレキサンダーリードは個人的にはいわゆる高級リードの部類に入ると思います。

 ケーンの質も非常に良くまた、安定しているところから世界中で使用されているリードです。

 以前に紹介したアレキサンダースぺリアルはRicoと同じようアメリカンカットでしたが、今回の物はダブルカットのリードになります。

 アレキサンダーの特徴である缶のケースに入っており、非常に高級感がありますね。

 Joe・LovanoさんやTim・Priceさんも使用していたこのDCリード、実際に吹いてみると、スぺリアルに比べ少し先端が厚い為、抵抗が強いです。
抵抗が強いという事は音を出すのがキツイという面もありますが、力を入れればさらイメージ 2
に先まで行けるという事ですから、力がある人にとっては表現力があるリードという事になります。

 Ricoロイヤルやバンドレン青箱と同じダブルカットという事で、音をまとめてくれる感じがあります。
よって、ジャズに限らず吹奏楽なんかでも使えそうですね。


 



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 今回はオットリンク、アーリーバビット、スーパートーンマスター、8番の紹介です!
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 オットリンクのスーパートーンマスターは最初、ニューヨークで誕生しました。
その後、フロリダに工場が移転され、さらにエルクハートのバビット社の工場で製造されるようになります。

 バビット社では1975年くらいから製造されるようになり、現在に至るわけですが、作り始めた1975年から1980年くらいまでの物は非常に品質が良く、フロリダ工場時代の物と比べても遜色ない出来であることから、アーリーバビットと呼ばれ、現在でもとても人気があります。

 よって、オットリンクマウスピースのビンテージと呼ばれるものは、このアーリーバビットより以前のものと言えると思います。
という事でアーリーバビットは最高に素晴らしい品質を誇った最後のオットリンクという事ですね。
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 オットリンクのフロリダまでと比べ、アーリーバビットからボア(ネックを差し込む部分)の太さが太くなります。このボアの太さは現行のオットリンクまで引き継がれています。

 ディップオープニングが現在の物はシャンクの下の方に刻まれていますが、フロリダからアーリーバビットまでの物はテーブルから見て右側のサイドに刻まれています。
また、その数字のフォントが非常に大きい文字であるところがアーリーバビットの特徴です。

中を見てみるとフロリダに比べロールオーバーバッフルが少し長いようです。
やはり現代のマウスピーになるにつれ、バッフルが微妙に長くなってきています。
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  実際吹いてみると、フロリダに比べ微妙に長くなったバッフルの効果なのか少しシュワっとした成分が多い気がします。
しかし音の中心にある充実感というものは変わらず、吹いていてとても楽しいです。
時代で考えるとマークⅥの後期辺りとバッチリ合いそうですね。

 作りも非常に美しく、現行のものとは見た目からも一線を画しています。
オットリンクは何をきっかけに変わってしまったのか、その辺りも興味がわきますね。


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 今回はコーン、トランジショナル、アルト、シルバープレート、25万台の紹介です!
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  コーンで有名なアルト、6mというモデルは26万台からスタートします。
その前はニューワンダーⅡ、通称チューベリーというモデルを製造していました。
チューベリーは24万5千台くらいまで作られています。
そのチューベリーと6mの間に作られた物をトランジショナルと呼び、いわゆる移行期という意味になります。

 移行期ということで6mに切り替わるまでに色々なパーツが変わったりしているので、6mっぽい物の物やニューワンダー風の物もあったりします。

 今回の物はシリアルが25万台前半ですので1932年〜1933年のトランジショナルのちょうど真ん中くらいに製造されたものですね。
チューベリーからmモデルに進化していく過程の非常に興味深いモデルです。
どんな特徴があるか見ていきましょう。
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この頃のコーンのサックスは、トーンホールのふちが丸く曲げられている、カーリングトーンオールという構造になっています。
 低音のトーンホールが左側に2つとも並んで配置されているところやサイドキーの機構、ネイキッドレディの彫刻など管体は完全に6mと同じ様です。

 また、ネックを見るとトーンホールが下向きに付けられていますね。
ニューワンダーの時代はこのトーンホールがほかのサックスと同じように上向きつけられていますが6mから下向きに変更になります。
これはぶつけた時に破損するのを防止するためと何かで読んだことがあります。
よってネックの構造は6mですが、回すことで音程を変えることができるマイクロチューニングデバイスの形はニューワンダーの物と同じですね。
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  サムフックがねじで緩めると動かすことができるようになっています。
この機構はコーンでは見たことがありません。
特注でこういうものがあったのか、それとも誰かが後で付け替えたのかもしれません。

 吹いた感じは、やはり柔らかく太い音がとても気持ちが良いです。
柔らかいと言ってもモコモコしているわけではなく、とても芯のある音がします。
 トランジショナルだからというより銀メッキの効果だと思いますが、音に少し重さが加わりますが、サテンシルバーなので全体に広がる感じです。

古いものですので、あまり音量は出ませんが、アメリカンビンテージ独特の響きの大きさみたいなものがあるので、とても充実した吹き心地です。
個人的には、この時代のアメリカンビンテージは、吹いていて最高に楽しいです!

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 今回はセルマー、ソロイスト、スタイル、D、テナーマウスピースの紹介です。
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  1960年代初めくらいにセルマーのソロイスト、ロングシャンクというマウスピースがありました。
1960年代初頭のセルマーのマークⅥに標準装備されていたマウスピースで、C☆という開きの物が付属していたそうです。

 その後、1960年代後半から製造されたマウスピースが、このソロイストスタイル、あるいはソロイストスクロールシャンクと呼ばれるものになります。

 ソロイストはリードを乗せるテーブルの上にソロイストという文字とディップオープニングが刻まれていました。

ソロイストスタイルはテーブルの刻印は無くなり、背面のセルマーのロゴの下にディップオープニングが刻まれています。
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 ソロイストとソロイストスタイルはあまり変わりはありませんが、バッフルという程ではありませんが多少短いところがあるようで、ソロイストよりも少し暗い響きが特徴です。
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  チャンバーはソロイストの特徴である馬蹄形で、適度に息をまとめてくれます。

 音色的には非常に品があり、音の芯がしっかりせいている感じですが、筆者はジャズ系なので今回のDという開きはかなり狭く感じます。

 特にジャンルを選ばないマウスピースですので、開きによってはジャズでもクラシックでも使えるオールマイティなマウスピースですね。


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Berg Larsen HR Tenor Mouthpiece

 今回はベルグラーセン、ハードラバー、テナーマウスピースの紹介です!
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  ベルグさんは元々イギリスのミュージシャンだったそうで最初はリード作りから始まり、その後マウスピースを作り始めたそうです。

 ラーセンのマウスピースと言えばSonny Roliinsが使用しているステンレス製のメタルマウスピースのイメージが強いかもしれませんが、ラバーのマウスピースも製造しています。

 ラーセンのマウスピースはディップオープニングサイズ、バッフルやフェイシングカーブなど様々な条件を選択することができ、様々なバリエーションが用意されています。

 今回の物は105/1/SMSというモデルになります。
それぞれオープニングサイズ/バッフルのタイプ(数字が大きいほどバッフルが低くなります)/フェイシングカーブ(Mがミディアムフェイシング、SMSがショートフェイシング)を表します。
よって今回の物は開きが0.105インチ、バッフルが高め、フェイシングがショートフェイシングになります。

  0.105インチという事はオットリンクで言うとちょうど7☆と同じくらいの開きですね。
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 実際吹いてみるとバッフルが高いことでギラっとした音色が得られます。
また、フェイシングカーブがショートという事で反応が早く、さらにバリっとした印象です。
チェンバーの形状はラーセン独特の丸形?で、これもラーセンの音色に大いに影響を与えていると思われます。
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 今回の物は、バッフルもきつめでフェイシングもショートなのでかなりブリブリとした印象です。
ボワッとした音を出そうとしてもマウスピースの方でブリッとした音にまとめてるので、ジャズよりもR&Bとかブルースなんかで力を発揮しそうです。

 フェイシングをミディアムにしてバッフルを低くい物を選択すれば、もっとリンクのようなフィーリングを得られるかもしれませんが、 それならリンクを使えばよいわけで、ラーセンはこれくらいブリブリしていた方が、らしい感じがしますね!

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