品川徹の役者日記

眞緑のキャベツ畑に蝶が舞いジェット機飛びし三里塚あり 「三里塚に生きる」を観て

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大澤恒保さんを偲んで

◆4

2012年10月07日

百舌鳥

  百舌鳥に顔切られて今日が始まるか         西東三鬼

http://livedoor.blogimg.jp/tsunesawa/imgs/6/6/66e07fb8-s.jpg

                
百舌鳥が目の前でキチキチキチと鋭く鳴く。まるで顔面をスパッと切りつけられるかのようだ。一瞬で身が引き締まる。さあ、今日も始まるぞ。百舌鳥は一年中鳴くが、その鳴き声が秋の澄んだ空には余計に響き渡るように感じられる。百舌鳥、鵙は秋の季語。三鬼は一時期無季俳句を詠んだが、また季語にもどった。顔を切られるというショッキングな描写がいかにも三鬼。


               ***

血尿になってしまった。久々だが、やはりショックだ。土曜日の午後、訪問入浴がすんで、車椅子でほっと一息ついたところで、下をみると、チューブにどろっとしたぶどう色が。あ〜あ。もう血尿とは完全におさらばしたような気分でいたのに。
4月26日大澤恒保さんのブログより転載。大澤さんには西東三鬼詩論がある。

映画「39窃盗団」

◆mixiより転載
「39窃盗団」を友達二人が観たいと言うので、案内かたがた観に行きました。1年半ほど前に試写会で観ていたのですが、なんと!!自分の出ているシーンは当然覚えているのですが、出ていないシーンを全くといっていいほど覚えていないのです。こんな事ってあるの?私本当の認知症が始まったのかと怖くなった。(04月20日)
この映画いまいち何かが足りない。私の演じる認知症の老人も冴えないな。4年ほど前に撮った作品。

村上春樹の新作2

友人のブログからの転載の続きです。
 
昨日村上春樹の小説について少し感想をもらしたのだけど、その小説に少し気になっていたところがあったので
追記しておきます。つくる君は36歳の独身男なのだけど、スマートフォンはあまり使わないというところが気にかかってしまったのです。というのも僕の身の回りの若い連中はいつでもなにかを調べたりするときはスマートフォンだからです。つくる君がフィンランドに行ったときもふつうだったら、グーグルで地図なんかを検索するだろけど、彼は紙の地図を見たりしてクルマを移動しているのです。僕の世代(村上も入る)だったらアナログのほうが近いけど、それでもグーグルは見ます。そんな感覚があれって思うのです。つまりあの世代のリアリティに少し欠けている様な気がするのですが…
 それとつくる君の回復のもととなった恋人沙羅という年上の女性のことがよくわからない。彼女には50男の恋人がいるのだろうかという疑問がなっとくいくかたちで主人公の回復になったのかが僕の頭ではよくわからないのです。つまり沙羅という女性にもしつくる君が見たあの男性がほんとうに沙羅の恋人だとしたらそれでもつくる君は彼女と一緒になりたいと思うのだろうか。そんな疑問を残して小説は終わるのだが、この結末の続きがあるようなきがしてならない。また続巻が出るのだろうか?
 僕が年を取ってきて読解力がなくなってきたのだろうか?読み落としたところがあるのだろうか?

村上春樹の新作1

◆「ノルウエーの森」以来、全く彼の作品は読まなくなった私ですが、友人が新作について書いているので、
  以下に転載いたします。転載した以上は私も読むことになるのですが。
 僕としては珍しいのだが、なんと発売間もない村上春樹「色彩をもたない多崎つくると彼の巡礼の年」という小説を購入し、すぐさま読んでしまったのでした。というのも新幹線で出張なのに読む本を持たなかったので、どうせならと思い東京駅で買ったのでした。小説を読むのは久しぶりのことです。
 なんて言えばいいのでしょうか…たしかに一気に読ませてくれました。昔から彼の著書はだいたい読んでいるので馴染みの感覚で読めるのですが、この小説の主人公は団塊の世代の子どもの話で36歳になっている。つまり団塊ジュニアの喪失感を描いているのです。でも村上春樹の描く団塊ジュニアはまるでいつもの村上春樹の主人公たちのようで僕には発見がありませんでした。現代の人間を描く意味で彼の視線はすでに老朽化しているように思えました。ただ物語の設定は名古屋が中心で主人公は名古屋から放り出された人間になっているのが村上春樹流の確かな場所を設定していると思わせるところです。
 僕にはよく分からなかったところがリストの「巡礼の年」という曲がこの小説のキーワードになっているのですがその曲のイメージと作るという青年のもーチーフの重なり合いがピンと来ないのでした。
 それにしても初版が50万部といいますからちょっと考えられない数字です。この本はそんなに受け入れられる本なのだろうかと考えてしまいます。内容と言うよりまるでユニクロやi-padを売り出すときのような商戦模様と言えばいいのだろうか。
 確かにこの物語はうまいけど、あきらかに彼自身の二番煎じであり、深みに欠けている様に思えるのです。それなのにとにかく売って売って売りまくれという版元と書店の動向がなんだかいやだなあと感じるのでした。載します。

寂聴さん

◆4月14日。何気にリモコン押したら、瀬戸内寂聴さんが沢山の人たちを前にお話をしていた。それは東北の震災  で罹災した人々を前にした人々との交流を撮った、映像を挿入しながらの寂聴さんの説法でした。
 この人の話を聴いていると、いつも思うのだが、誰にでも理解できる優しい言葉で人を励まし、愛について語る、
 愛とは和ですよ、和みです、自分のことはさておき他人の心を思いやることですと。愛にあふれている人なのだ   な。

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