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◆「ノルウエーの森」以来、全く彼の作品は読まなくなった私ですが、友人が新作について書いているので、
以下に転載いたします。転載した以上は私も読むことになるのですが。
2013年 04月 16日
僕としては珍しいのだが、なんと発売間もない村上春樹「色彩をもたない多崎つくると彼の巡礼の年」という小説を購入し、すぐさま読んでしまったのでした。というのも新幹線で出張なのに読む本を持たなかったので、どうせならと思い東京駅で買ったのでした。小説を読むのは久しぶりのことです。
なんて言えばいいのでしょうか…たしかに一気に読ませてくれました。昔から彼の著書はだいたい読んでいるので馴染みの感覚で読めるのですが、この小説の主人公は団塊の世代の子どもの話で36歳になっている。つまり団塊ジュニアの喪失感を描いているのです。でも村上春樹の描く団塊ジュニアはまるでいつもの村上春樹の主人公たちのようで僕には発見がありませんでした。現代の人間を描く意味で彼の視線はすでに老朽化しているように思えました。ただ物語の設定は名古屋が中心で主人公は名古屋から放り出された人間になっているのが村上春樹流の確かな場所を設定していると思わせるところです。 僕にはよく分からなかったところがリストの「巡礼の年」という曲がこの小説のキーワードになっているのですがその曲のイメージと作るという青年のもーチーフの重なり合いがピンと来ないのでした。 それにしても初版が50万部といいますからちょっと考えられない数字です。この本はそんなに受け入れられる本なのだろうかと考えてしまいます。内容と言うよりまるでユニクロやi-padを売り出すときのような商戦模様と言えばいいのだろうか。 確かにこの物語はうまいけど、あきらかに彼自身の二番煎じであり、深みに欠けている様に思えるのです。それなのにとにかく売って売って売りまくれという版元と書店の動向がなんだかいやだなあと感じるのでした。載します。 |

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