jcp宮古ボランティアセンターですッ!(旧・住めば“みやこ”)

日本共産党の宮古地区ボランティアセンターです! 日々の活動や現地の様子を発信していきますね(^o^)

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こんにちは、アナグマです。JCP宮古ボランティアセンターは今月13日から15日までの3日間、市内の仮設住宅4会場で、島根県出雲市の出雲医療生協出雲市民病院麻酔科部長、鈴木正典先生による、認知症予防のための回想法実演イベント「想い出かたりは元気のもと」を開催しました。13日午後の赤前仮設会場を皮切りに、翌14日は午前中がグリーンピア・テニスコート仮設、午後が宮古二中仮設、そして最終日の15日午前が河南仮設と、それぞれの集会所で約2時間のイベントを行い、来場者総数は約百名に上りました。
 
 
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        始まりは鈴木正典先生のチェロ演奏コンサート(13日、赤前仮設)        
 
 
 
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     スクリーンに懐かしい写真を投影し、思い出を語り合う「回想法」の実演(赤前仮設)  
 
 
各会場とも鈴木先生の司会・演奏・実演で進行し、①「ミニコンサート」、②「回想法実演」、③「リズム遊び」の3つの演目で構成されています。参加した被災者は、鈴木先生のチェロが奏でる「浜辺の歌」などおなじみの曲に聞き入り、また「鼻をたらした少年」や「メンコ遊び」、「教室での弁当温め」、「子守り」、「母親の手で散髪」など、戦後間もなくの懐かしい写真に見入り、「三つの歌」や「鐘の鳴る丘」、「誰か故郷を思わざる」など思い出の歌を合唱して記憶をよみがえらせ、時代を共有した参加者各自が思い出を語り合うなど、終始和やかな雰囲気と笑いの中で進行しました。そして最後のリズム遊びでは、参加者全員が太鼓や鳴り物の鉦(かね)を思い切り打ち鳴らし、指揮を執る鈴木先生のユーモラスな動作に会場は歓声と大爆笑の渦、盛り上がりは最高潮に達しました。
 
 
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   「リズム遊び」太鼓チームと鉦(かね)チームにわかれ打ち鳴らします(14日、二中仮設)
 
 
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    三味線で津軽甚句。参加者は「ホーイホイ」と合いの手を入れます(15日、河南仮設
 
 
回想法とは、認知症予防と進行抑制に効果的な心理療法で、高齢者ケアのひとつとして取り入れられています。昔懐かしい写真や品物、歌、食べ物を見る、歌う、味わう中で昔の思い出を語り合う心のケアで、鈴木先生は「想い出かたり」(かもがわ出版)、また共著で「写真で見せる回想法」(弘文堂)を出版、ガン患者の痛み緩和ケアに「回想法」を導入、また高齢者の認知症予防、レクレーションの目的で回想法の講演、実演を全国で展開し、普及に努めておられます。
 
 
今回の宮古訪問は、鈴木先生から「秋の敬老の日にちなんで、被災地のお年寄りに何か心のケアに繋がるボランティア活動をしたい」という相談を受けた、島根県中部地区委員会の仲介により実現したものです。ちなみに同地区委員会からは昨年6月から11月にかけて後藤地区委員長はじめ赤木さん、奥井さん、萬代さん、荒木さん、鶴原さん、吉井さん、大国さんなど、たくさんの方が宮古に滞在し、支援活動を行っていただきました。また今回の回想法イベントにご来場いただいた参加者に配付した記念品「洗剤セット」は、島根県中部地区委員会の皆様がカンパで集めて頂いた義援金で市内の地元商店から購入しました。
 
 
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       島根中部地区委員会からの義援金贈呈。右は田中宮古地区委員長
 
 
「回想法旅芸人」を自称する鈴木先生は、チェロ、三味線など楽器の演奏から流行歌の歌唱、民謡まで何でもござれで、まさに「玄人はだし」の芸達者でした。ユーモアたっぷりの語り口と親しみやすい風貌、軽妙な動作で、最初はちょっと緊張気味だった参加者の心を一気につかんでしまいます。笑いと歓声で雰囲気が和やかになると、後は先生の独壇場。それこそ口八丁手八丁の大熱演で、司会から演奏、語りかけまで、何から何までお一人でこなしてくださいますので、私達スタッフは楽なものでした。 ^_^;
 
 
二中仮設の会場では、イベント終了後、スタッフに美味しいコーヒーを淹れて労をねぎらってくれた、自治会副会長のNさんから、「鈴木先生、ぜひまたこの仮設に足を運んでくれませんか? この次は午前と午後の二部構成でやってもらえば、被災者はもっと喜ぶと思います」とリクエストされていました。鈴木先生は即答は避けていたようですが、後で「芸人冥利に尽きます」と嬉しそうにそっと耳打ちしてくれました。
 
 
自称「回想法旅芸人」の鈴木先生は、若いころ先輩医師から聞かされた、「医者と役者と芸者は客に呼ばれてナンボの職業。医者も接客業であることを忘れないように…」という助言が、今でも耳に強く残っているそうです。お忙しい先生のスケジュールは半年以上先まで埋まっているようですので、はたして実現するかどうかは分かりませんが、アンコール公演の要望やうちの仮設でもやってくれないかという声が多くなれば、可能性は無きにしも非ずです…。なお13日の赤前仮設での模様が、9月14日付け毎日新聞の岩手版トップ記事として紹介されました。
 
 
 
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        9月14日付け毎日新聞岩手版。左は鈴木先生の著書「想い出かたり」
 
 
回想法イベントが終わった翌日の宮古秋祭り、偶然、街中で出会った参加者のお二人から、「いや〜、久しぶりに大笑いして楽しかった〜♪ 」、「カネや太鼓を思い切り鳴らしたら、体がスッキリした」、「また楽しい企画を期待してますよ! 」など、嬉しいお言葉をかけていただきました。「これもボランティア冥利というのかな…」と一人悦に入ってるアナグマです。(*^_^*)
 
 
※鈴木正典先生の「回想法」については、下記のアドレスから参照できますので、ぜひ、ご覧ください。
 
 

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素敵なレポートありがとうございました。マネージャーが良かったので楽しく”旅芸人”出来ました。 削除

2012/9/17(月) 午後 5:45 [ 鈴木正典 ] 返信する

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こんばんは。「回想法」凄いですね。早速本を購入します。出雲で本物にも触れられるといいのですが…。いつか叶うかも知れません。アナグマさんの記事もリアルで楽しく読みました。どうぞ、お元気で活動続けてくださることを祈念しています。鈴木先生、お疲れさまでした。 削除

2012/9/17(月) 午後 9:54 [ 佐古ひとみ ] 返信する

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佐古さま
ご声援ありがとうございます。一番心配しましたのは 宮古の皆様に受け止めていただけるかどうかでした でも皆様は深い悲しみや、辛い生活を乗り越えた明るさで私を迎えて下さり 感謝しております。

回想法旅芸人はどこにでも参ります 10/18は岩国市美和町にお邪魔する予定です。 削除

2012/9/18(火) 午前 9:03 [ 鈴木正典 ] 返信する

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