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▼16台の車が同時に給油できる。元売り大手から売れ残ったガソリンなどを割安に仕入れるとみられる。米国などのコストコではスタンドを併設する店舗が多いが、日本では初めて。今年夏以降、富山県射水市などでもスタンド併設型の出店を計画している。 ▼石油元売り大手の系列スタンドが、量販店の「安売り攻勢」に悲鳴を上げている。
系列店側は、元売りが売れ残ったガソリンを割安な価格で、大量に系列以外に卸していると不満を募らす。人口減少や車の燃費向上で逆風にさらされているスタンドの経営が、いっそう苦しくなる恐れがある。
▼近隣の数十店が潰れかねない。東北地方のスタンドの間では、米国の会員制量販店「コストコ」が山形県上山市に今年夏にオープンする店舗に大型スタンドを併設することに警戒感が強まっている。
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▼トヨタはこの新たなビジョンで、GM、フォルクスワーゲンとの三つ巴の争いから一歩抜け出そうと考えている。少なくともトヨタの歴史において、重大なターニングポイントになるであろう大改革なのだ。それだけの改革となれば、シャシーのモジュール化だけで済むはずもなく、エンジンにも新たな手法が注入されなくてはならない。
▼2015年、14機の高熱効率エンジンが登場するトヨタは4月6日に行われた発表会で、2015年中に14機種の高熱効率/低燃費エンジンを投入することを明らかにした。これらはすべてグローバルビジョンのモジュール化構想に含まれる新しいユニットだ。資料によれば、性能面では「高レスポンス」と「高トルク」に加え「高い静粛性」を目指し、そのための基盤技術としてコンピュータによるシミュレーションと可視化計測を確立し、設計のスピードアップを狙う。
▼具体的には燃焼室内の気流を分析し、燃料噴射を含めた動的な燃焼のコントロール精度を高めた。エンジンによっては、ターボチャージャーを内製開発することで最適化を進め、各部のフリクション低減なども徹底して行う。もちろんダイレクトインジェクションを用いた吸気冷却による圧縮比のアップやクールドEGRとミラーサイクル(トヨタではアトキンソンサイクル)によるポンプロスの低減と膨張率の拡大は継続して採用される。
▼ベールに隠されたハイブリッド14機種登場するという新エンジンのうち、すでに発表になっているのは8機種。しかし、おそらく本当に注目すべきは未発表の6機種だろう。なぜならば発表済みの8機種には、ハイブリッドユニットがひとつも含まれていないからだ。すでにトヨタの国内販売台数のうち、ハイブリッドが過半数を占めている。当面、その比率が増えることはあっても減るとは考え難い。ハイブリッドはエンジンユニットだけでなく動力用バッテリーなどを含むため、サイズの異なる車両に適合させるモジュール化のハードルが高い。これをどうやってまとめてくるかが、トヨタの命運を大きく左右することになる。
▼トヨタは現在4種類のハイブリッドユニットを持っている。小さい方から挙げていくと、(1)アクアなどに使われる1.5リッターのNZ系、(2)プリウスやノアなどに使われる1.6〜2.0リッターのZR系、(3)クラウンやカムリに使われる2.4〜2.7リッターのAR系、(4)レクサスGSやマークXに使われる2.5〜4.0リッターGR系だ。アクアに搭載されるNZ系は初代プリウスに搭載されたユニットで、プリウス用はすでにZR系に置き換えられているが、大幅な改良を加えてアクアに転用され生きながらえている最古参ハイブリッドシステムモジュラー化に向け、このユニットが新型になる可能性は高い。もはやハイブリッドが特別な動力源ではなくなった今、販売台数の多いBセグメント級の小型車にローコストで高効率のハイブリッドシステムを投入することは、社会的意味合いも大きい。
▼秋に登場する新型プリウスはどう変わる?プリウス用のZR系はトヨタのプライドがかかったユニットだ。プリウスの看板にかけてなにがなんでも世界一の低燃費を実現しなくてはならない。特にこの秋には新型プリウスのデビューが控えており、ZR系ユニットの動向は注目を集めている。真偽は定かでないが、噂されるところでは、初代以来続いてきた遊星ギヤを用いた動力選択機構が全く新しいシステムに変わるという。遊星ギヤによるシステムは天才的なエンジニアリングとして世界を驚かせたが、その機構上どうしても大きく重い。電制多板クラッチを使ったシステムに置き換えればもっと軽く小さくできるという意見もある。
▼プリウスに期待される「リッターあたり40km」の燃費をマークするためには、ハイブリッドシステム全体の軽量化とコンパクト化を避けて通れないはずだ。そのための手法が噂通りのものかどうかはまだ分からないが、仮に遊星ギヤハイブリッドシステムを止めるとなれば、トヨタハイブリッド史上最大の改革となるだろう。軽量化と言えばバッテリーの重量問題も大きい。現行のプリウスではニッケル水素バッテリーが採用されているが、これをリチウムイオンバッテリーに置き換えればバッテリーの小型化と軽量化が可能になる。エンジニアとしてはリチウムイオンバッテリーを採用したいところだろう。すでにプリウスαの7座モデルやプリウスPHVにはリチウムイオンが採用されているので、技術的にはすぐにでも可能だ。
▼ただ、問題がないわけではない。まず熱の問題だ。リチウムイオンバッテリーは、高エネルギー密度の恩恵で小型にできる半面、他社の事例ではあるが海外で発火事故が起きたケースもあり、慎重を要するところがある。ほとんどのケースはサプライヤーの製品不良の問題ということになっているのだが、採用車種が拡大すれば当然それだけリコールリスクも高まる。ピークを過ぎても月販2万台とコンスタントに売れ続けているプリウスならなおさらだ。さらに価格面でも問題がある。高価なリチウムイオンバッテリーを搭載すれば車両価格に与える影響も大きく、メリットとデメリットを乗せたてんびんがどちらに傾くかは、現時点では何とも言えない。ただ、モジュールの小型化と軽量化が可能になる。エンジニアとしてはリチウムイオンバッテリーを採用したいところだろう。すでにプリウスαの7座モデルやプリウスPHVにはリチウムイオンが採用されているので、技術的にはすぐにでも可能のようです。
▼トヨタが次のステージに行くために「これまでと同じ考え方や仕事の仕方では、持続的な成長は望めない」と言う章男社長の発言から考えて、大胆な改革が行われる可能性は高い。モジュラー化世代のハイブリッドカーが果たしてどんな構成要件で現れるのか、それがこの秋にはっきりするようです。
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