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宮城道雄さんの名曲に「春の海」てえのがありますね。
与謝野蕪村は、「春の海 ひねもすのたり のたりかな」なんてのをひねりましたね。
春の方が海に似つかわしいように思われているようです。
そして、日本海側では「冬の海」は灰色で荒れ狂い、近寄りがたいもののようです。
しかし、ここ紀伊半島の南端では、冬になってくると天気がよいし、太陽が傾いて低い位置にあるので昼間でも、海はきらきら光っています。
波も穏やかで遠くからだと、海面は縮緬のような模様に見えます。
日の出から日が落ちかける頃までは場所を探せばきれいな海の写真が撮れます。
ちぎれ雲が流れるので海面には適当な明暗も出ます。
朝は寒いので中々日の出を撮りに出掛ける気になりません。
日の出も遅くなって、7時一寸前なので早くは無いのですけどね。
昼間の海でもついでの時に見掛けと車を止めますが、これも、通過しちゃうことが多いほど不熱心です。
これは磯崎地内の国道から撮ったものです。
12月5日11時16分・・・ 冬じゃ無ければ海はこんなに光りません。
熊野灘もこんなに静かです。
でも、こんな静かな熊野灘で70年前1944年12月7日13時36分に「東南海地震」が起きたのです。
そして、このきれいな海が襲ってきたのです。
木本、有馬などは緩やかなカーブを描く七里御浜・・・砂利浜なので津波被害がほとんどありませんでしたが、大泊以北は新鹿も尾鷲も甚大な被害が出ました。
この記録は「戦時中」という理由で消されています。
何人死んだかも解らないのです。
地震、津波も怖いけど、戦争、軍部ってそれ以上に怖いです。
地震を格好良いと思う人はほとんど居ないでしょうが、戦争を格好良いと思う人は結構居るんですよね。
自分が将校で指揮官だという風な勘違いをするんですよね。
困ったを通り越して迷惑なことです。
あなたもあなたの子供も、使い捨ての「召集兵」に過ぎないんですけどねえ・・・
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