零細相場観

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クリスマス-イブにも仕事である。
まあ、クリスマス-イブを家族全員で過ごす時期は過ぎたので、
家族からのブーイングも無く、普段と変わりがない。
今夜は家内と二人だろう。
休日のデスクワークは、外からの連絡もなく、仕事が捗るものだ。
仕事が予想以上に捗ったので投稿することにした。
 
さて、本題にはいることにしよう。
ECBは3年物のLTROを実施した。 金利は1%。
523もの金融機関が応札、その額は、4890億ユーロ。
 
この額は、リーマンショック後に実施した1年物の4420億ユーロを上回るが、
参加した金融機関は、半分程度に減っている。
これは、今回のオペが来年2月末に再度実施されるらしいので、
資金繰りに窮していない銀行が、参加を見合わせたということかもしれないが、
参加した金融機関数が減少しながら、応札額がリーマンショック時を上回るということは、
欧州金融機関の中でも勝ち組と負け組に分かれてきているということかもしれない。
 
これまでのECBのオペの最長13ヶ月を大きく上回る3年物を供給、
資金繰りに困っている欧州銀行にとっては恵みの雨となっただろう。
銀行破綻が先延ばしとなる時間稼ぎには効果がありそうだ。
最悪のシナリオは後退した。(消えた訳ではない)
 
今回のオペの後に実施した、スペイン国債の入札は、
金利が、
3ヶ月物、前回5.110%→1.735%
6ヶ月物、前回5.227%→2.435% と大きく低下したことからも
一定の効果があったと判断できる。
 
担保の質が分からないが、くず物を担保に1%の低金利で資金調達できれば、
償還資金のほかに、一部は利ざや稼ぎの資金となるだろう。
なにせ、期間は3年である。調達資金より、短期の物に投資しても利ざやが稼げそうだ。
期間3年を1%で調達し、償還期限1年未満のイタリア国債を購入し、
それを、ECBに買い取ってもらうなんてこともできそうだ。
(ECBによる国債買取額には限度があるが・・)
問題は、今後、この資金がどの程度欧州国債の購入に回るかだ。
 
今回のECBの施策により、マーケットは一息つけるだろう。
クリスマス休暇に入り、欧州銀行系の資産圧縮の為の売りも少なくなる。
 
ただ、欧州銀行には、バーゼルⅢの自己資本比率規制が圧し掛かる。
資産の劣化に加え、コアTier1を9%にするためには、
2兆〜3兆ユーロの資産圧縮に迫られると言われいてる。
今後もアジアから資金が引き上げられることには警戒が必要だろう。
 

閉じる コメント(2)

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この件は日本でも起きた事です、貸しはがし貸し渋りを防ぐ事と銀行の収益確保及び低金利融資が可能になることです。

2011/12/24(土) 午後 1:17 [ 夏美 ]

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今回のオペは、実質的な量的緩和ですね。
ただ、今回の供給量では足りない気がします。
小出しの量的緩和では、日本と同じことになりますね。
銀行救済には、量的緩和だけでは足りません。
もう一つのの政策が必要ですが、今の欧州には無理があります。
時間稼ぎにはなりましたから、直近のマーケットには安心感をあたえますね。

2011/12/24(土) 午後 6:43 [ スモールインベスター ]


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