零細相場観

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ギリシャ問題がまたしても市場をかく乱している。
2007年の金融危機以来、欧州は時間稼ぎの連続であり、
いずれ蒸し返されることは分かっていたことだ。 ただし、逃げ道は徐々に狭くなっている。
ドイツが丸ごと面倒を見なければ、遅かれ早かれ、ハードランディングは免れないだろう。
ギリシャはどう見ても破綻している。欧州共同債の発行が待たれるところだ。
 
ドイツがユーロ加盟国に強制した緊縮財政は、
欧州経済の減速として表れ、中国の景気に影響を与え始めた。
中国の景気減速は、エネルギー消費の減速として資源国に影響するとともに、
中国の消費減速として日本にも影響を及ぼすだろう。
今年度の日本企業業績は、復興需要があるとはいえ、
今回発表された企業の業績見通しを下回る可能性が高い。
 
市場は、催促相場となっている。
ギリシャ問題が、とりあえず、ポルトガル、スペイン、イタリアに
波及しないように落ち着かせるには、ECBによる利下げとLTRO3が必要だと
市場が要求しているように見える。ECB理事会は6月6日だ。
 
一方の米国も3月に言われていたほど景気の上昇は顕著ではない。
雇用の改善も足踏み状態であり、欧州の影響も無視できないところまで来ている。
米国は、昨年末に議会で、もめにもめた緊縮財政と増税が2013年から始まる。
欧州の金融危機が米国に影響するとなれば、短期間の修復は無理だ。
少なくとも1〜2年はかかるだろう。そうなれば、オバマの再選はない。
バーナンキは思い切った手に打ってでるかもしれない。QE3だ。
ギリシャの再選挙が6月17日、FOMCが6月19日20日だ。
 
良し悪しは別にして、ギリシャ問題に端を発する金融市場の動揺を短時間に抑えるには
LTRO3、QE3が必要だと市場が言っているように見える。

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