|
ギリシャ危機は、EUが効果的政策を打ち出せないまま、スペインに飛び火してきている。
先進各国の財政が逼迫してからは、金融政策のみで危機を沈静化してきた。
FedのQE1、QE2に、ECBのLTRO1、LTRO2である。
QE3とLTRO3はないという雰囲気が出てきたところでのギリシャ危機の再燃だ。
自立回復できない先進国経済は、金融緩和によって持ちこたえている。
金融緩和を止めると、ぎりぎりで持ちこたえているところが耐えられなくなり危機が発生する繰り返しだ。
スペインの不動産バブル崩壊の不良債権処理はまったく手つかずで来ている。
これからが本番だろう。
日本のバブル崩壊を生き延びてきた諸兄は、充分承知しているはずだ。
スペインは、今後数年かかる不良債権処理に持ちこたえられるのか?
恐らく、EUの助けがなけば (ドイツと言ったほうが良いかもしれないが) 持ちこたえられないだろう。
今すぐではないにしても、数年後には、またスペイン危機として現れてくるだろう。
現在のギリシャ、スペインを中心とした欧州危機を止めるには、
公的資金の注入・LTRO3・欧州共同債の発行のいずれかである。
理想は欧州共同債だが、これはまだまだ、メルケル首相がOKしないだろう。
メルケル首相といえば、最近、欧州危機に対する発言記事が少ない。
欧州の各国首脳は、話合いの中で、危機の沈静化と自国の国益の妥協点を探っているはずだ。
それまでは、余計なことは言わないほうが良い。
オバマ大統領も他人事ではない。
欧州危機が米国経済に影響しはじめている。
このままでは、再選が危うい。欧州危機を一刻も早く沈静化させたいはずだ。
オバマの追い落としを狙うウォール街にとっては、欧州危機は、渡りに船なのかもしれない。
欧州危機を最も悲観的に書いているのは、米英の記事のように感じる。
(英は、欧州での独の存在感に危機感をもっているのかもしれない)
恐らく、水面下では、オバマ大統領がメルケル首相に圧力をかけているはずだ。
日本ほど効かないだろうが。
メルケル首相がどこまで妥協するかにかかっている。
独にとって、現状の危機では、共同債は妥協できないだろう。
LTRO3が落としどころかもしれない。
利下げも付けてほしいところだ。
6月6日のECB理事会が注目される。
今晩は、米の雇用統計だ。6月20日のFOMCの判断材料となる。
日銀の政策決定会合は、6月15日だか、日銀に期待するのは無理だろう。
6月17日のギリシャ選挙前というのも、日程的に良くない。
先手を打てない、だらしのない総裁だ。
政策は、後手後手に回る。今回も「注視」と言って、様子見だろう
とりあえず、日米欧の金融政策に頼るしかない以上、今月は注目の月だ。
催促相場に、どう対応するのか注目である。
効果的な金融政策が出るまでは、打診買いの域をでない。
|
全体表示
[ リスト ]






スモールインベスターさん、こんばんは。
>スペインの不動産バブル崩壊の不良債権処理はまったく手つかずで来ている。
これ、もう出しちゃいますか。
もう少し先にして欲しいなぁ、と思っているのですが・・・(^^;
2012/6/1(金) 午後 8:55 [ kabuoyaji ]
kabuoyajiさん、こんばんは。
もう少し、後のほうが良かったですか・・・。(笑)
カハの破綻は、今のところ、まだ先の話だと思っています。
資本増強でなんとか延命はできそうですね。
今は、催促相場の材料に使われているように感じます。
ただ、不良債権を切り離さなければ、
いくら資本増強してもザルですからねぇ・・。
1・2年後には、破綻するのではないかと思います。
ギリシャが破綻したときの影響は未知数ですが・・。
2012/6/1(金) 午後 10:24 [ スモールインベスター ]
スモールインベスターさん、どうもです。
不良債権は本命ですので、もう少し引っ張って欲しいなぁと。
今からですと高い処で売れないものでして(笑
メトロバセサ等開発業者を隠れ蓑にした現時点での優良債券がどうなるか?
スペインの金融機関だけで700億ユーロ?とも言われていますが、ユーロ全体となるともう解りませんよね。
これが本当に出て来るのであれば、ギリシャどころかスペインのデフォルトすら現実味を帯びて来ますしねぇ。
2012/6/1(金) 午後 11:12 [ kabuoyaji ]
kabuoyajiさん、こんばんは。
そうですね。
金融機関の救済を国ごとに処理していては、
行き詰まる国が出てきますね。
欧州は、国の財政規模に対して、あまりにも大きい銀行を
抱えている国がいくつかあります。
ESMによる資本増強と欧州全体での不良債権買取機関の創設、
欧州共同債の発行が必要になりそうです。
2012/6/2(土) 午前 0:08 [ スモールインベスター ]