医療と現実

最近は、病院、医療を取り巻くニュースが多いですが、その末席ながら関係者として思うところを書かせて頂きます。気軽に読んでください。

医療事故

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

新潟大学医歯学総合病院は25日、60代の男性患者に電子カルテの記入ミスが原因で、不要ながん治療を行ったと発表した。現在、男性に異常はみられないが、放射線の影響で将来直腸に悪性腫瘍(しゅよう)ができる可能性があるという。
 同病院によると、男性は2007年5月、前立腺がんの病理検査を受検。この際、研修医の勘違いにより、がんだとする誤った検査結果が電子カルテに記載された。主治医はこれに基づき放射線治療などが行ったが、今月になって、病理検査の結果が「悪性腫瘍なし」と修正されているのに気付いたという。
 問題を受け、同病院は医療事故対策委員会を設置。調査の結果、研修医が病理専門医の最終確認を受ける前の診断所見を電子カルテに入力したことが原因と分かった。入力から5日後、病理専門医が修正したが、主治医は修正に気付かなかったという。


このような医療ミスは、医療(医師)の高度な裁量の範囲とは違って、厳しく追及されるべき種類の医療ミスです。確かに、人間のことなので、ミスもありますし間違いもあります。やはり最初の検査結果の記入がミスされていたことが原因ですし、可能であればそれがダブルチェックされるような体制(主治医が確認し治療について議論するというような場)があれば防げていたミスです。

 香川県立中央病院(高松市)で2005年、腹部大動脈瘤(りゅう)を人工血管に入れ替える手術を受けた男性=当時(62)=が死亡したのは、医師の誤った判断が原因として、妻と長男が県に総額約1億1800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が13日、高松地裁であった。吉田肇裁判長は、医師の過失と男性の死亡との因果関係を認め、県に総額約4400万円の支払いを命じた。
 吉田裁判長は、手術前の計画で医師が人工血管と接合予定だった大動脈の部位が、もろい状態になっていたと指摘。医師はその部位を変更すべきだったのにこれを怠り、接合自体も思うようにいかず大量に出血、結果として肝臓や腎臓などの機能障害が悪化し、多臓器不全に陥ったと認定した。
 判決によると、男性は05年1月、同病院への検査入院で腹部大動脈瘤が見つかった。翌月21〜22日に同病院で手術を受け、27日に多臓器不全により死亡した。
 香川県病院局の話 判決文を入手していないので、入手し次第精査して、今後の対応を検討したい。



 この判決は、、、判決文だけ読めばその通りなのですが、、、、一般的に腹部大動脈瘤を起こしている患者さんは動脈硬化もひどいでしょうし、何処の部分が血管がもろくないか?判断も難しいと思います。変更したからそれで済むかといわれると、、、そう簡単ではないと思います。勿論十分な確認がとられていたかどうかは検証すべきかもしれませんが、、、、、、結果論から言えば、、、そうなりますが、現場で目で見て判断してですから、、、、。ここでもよく言っていますが、神様ではないので、(例えベストを尽くしても)その後のことは予測できません。そこまで言われるのであれば、、、リスク管理(高血圧をしっかり治していかなかった患者)にも落ち度があると言えますし、判決で死刑を判決したのに、真犯人が別にいたという誤認判決では、裁判官は業務上過失致死に問われなければなりません。

 人間が判断するしかない問題ですので、必ずミスはあります。結果論から糾弾するのは大きく間違っており、一連の行動、その場の判断やその過程が論理的であったならば、それ以上は罪に問うことは難しいと思います。少なくとも、無過失責任制度を取るべきです。

 聖マリアンナ医大病院(川崎市宮前区菅生2丁目)は25日までに、心臓弁の置換手術を受けた70代の男性患者の術後措置で、静脈カテーテルを誤って頸(けい)動脈に挿入したため、患者が心不全で死亡する事故があった、と公表した。
 同院医療安全管理室によると、心臓弁の働きが悪くなる心臓弁膜症を患っていた男性は8月中旬、心臓弁を人工弁に置き換える手術を受けた。5日後に栄養補給のため、30代の医師が静脈カテーテルを頸静脈に挿入しようとしたところ、誤って頸動脈に挿入。カテーテルの先端が刺さり人工弁が開いて、体内の血流が妨げられた。容体の急変を受け、直後に救命措置を行ったが、男性は2日後に死亡した。
 同院は遺族に事故の経過を説明、謝罪するとともに、宮前署と厚生労働省などに事故を報告。第三者を含めた事故調査委員会を設置し、原因究明を急ぐ。県警は業務上過失致死の疑いもあるとみて、慎重に捜査する方針。
 同院はホームページを通じ「亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、重大な医療事故を引き起こしたことに関し、ご家族並びに関係各位に深くお詫(わ)び申し上げます」などとコメントした。

一般的には動脈と静脈を誤ることは(圧力が違うために)少ないのですが、病気によっては動脈の圧力が低く、静脈の圧力が高く難しいこともあります。その際には血液中の酸素濃度を測定したりすることもありますが、恐らく通常通りに行ったためにそのまま手技を行ったのでしょう。残念ながら人工弁の患者さんなので、人工弁にカテーテルが当たり、急性心不全を起こしたものと考えられます。これらの手技はベッドサイドで行われることも多くなかなか十分な体制を取れないこともあります。そうはいっても万全を期すならば、透視室(血管造影室)を使うしかありません。

 徳島県鳴門市の健康保険鳴門病院で昨年11月、入院していた男性患者(当時70歳)が、抗炎症剤と名称が類似している筋弛緩(しかん)剤を誤って点滴されて死亡した医療事故で、県警は20日、薬の投与を看護師らに指示した女性医師(37)を業務上過失致死容疑で書類送検した。
 県警の任意の聴取に対し、女性医師は容疑を認めているという。
 県警の発表などによると、女性医師は昨年11月17日、肺気腫の疑いがあり、40度近い熱があった男性患者に解熱作用もある抗炎症剤「サクシゾン」を使うつもりだったが、筋弛緩剤「サクシン」200ミリ・グラムを薬剤師や看護師に指示して、投与。翌18日未明、薬物中毒により窒息死させた疑い。
 女医は、サクシゾンの投与を看護師や薬剤師に端末のパソコンを通して指示する際、「サクシ」と3文字を入力、変換。画面には「サクシン」が表示されたのに、確認を怠り、誤ったまま伝えたという。
 鳴門病院は、二つの薬剤を取り違わないように、約7年前からサクシゾンは置いていなかったが、この女医は昨年4月に着任し、事情を知らなかったという。
 一方、事故を受け、サクシンを製造販売している製薬会社は今年7月から商品名を「スキサメトニウム」と改めている。


実際に似たような名前が多いのがやはり問題です。専門以外の薬などの処方もかなり気を使いますし、量も毎回確認しながら使わないといけません。恐らく昼間などだと薬剤師などもいて2重のチェックがなされると思いますが、夜間や休日体制の時などは、看護師だけということもあり、確認が不十分になる可能性があります。PCで処方を入力するというシステムであれば、筋弛緩剤や麻酔剤(睡眠薬なども含む)など、危険性のある薬(大方の薬は危険性があるのですが)はPC上で警告を発しその文書を読まないと発行できないようにした方がよいと思います。

以前も書きましたが、、、、電子カルテの会社の皆さん、、、是非お願いします。

 東京都江戸川区の診療所の男性院長(当時)に対し、医師資格がない事務員に医療行為をさせるよう唆したとして医師法違反教唆の罪に問われ、東京地裁判決で無罪とされた別の診療所経営の男性医師(57)について、東京地検が期限までに控訴せず、無罪が確定したことが10日、分かった。
 確定は8月1日付。この医師は刑事補償の請求を検討している。
 東京地裁は7月17日の判決で、医師から唆されたとする男性院長らの供述について「看過できない変遷があり、信用できない」として無罪を言い渡した。
 医師は2007年8月、病気で入院中だった男性院長(69)=医師法違反の有罪確定=に対し、診療所を休診せず、事務員に薬剤処方や注射を行わせるよう唆したとして同12月に起訴された。



 これって、明らかに医師法違反行為が行われていたということではないのでしょうか?詳細は知らないのでコメントできませんが、院長が入院中にもかかわらず、(代医も居らずに)診療行為が行われていた(それともしようとしていただけ?)としたら。それでも無罪が確定というのは、、、供述の取り方がまずかったというだけなのでしょうか?そうしたら検察側の手落ちでしょうけど。無罪になったいきさつが不明なので、何とも言いようがありませんが、、、、。


.
JunJun
JunJun
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
検索 検索
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事