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最終日早朝。5時55分発のヴェネツィア空港行き水上バスを待ちます。 程なくして、水上バスが現れました。意外にも時間通り。今回イタリアの交通機関は良い意味で予想を裏切ってくれました。 この日はヴェネツィアから空路でローマに移動、ローマで乗り継いで成田に向かうだけの移動日です。 水上バスの中から窓ガラス越しに見るヴェネツィアは、夢の中の光景のように滲んでみえました。 70分かけてVenezia空港に到着。ここからローマにワンタッチして成田へ向かいます。 綺麗な空港ですが、いまひとつどこに並ぶのか分かりにくく少し迷いました。 ローマ空港行き、9時25分発のAlitalia航空AZ1468便に乗ります。 アリタリア機、機内。 隣に座ったイタリア人はノースリーブのジージャンを着た、ちょっと野性的な感じの無口な男でした。 しかし、エアポケットに入った時や着陸の時など、シルベスタ・スタローン風に口を歪め、右手で「独り言」ならぬ「独りジェスチャー」をしていました。 それでも言いたい事が分かってしまうから凄い・・・。イタリア人のジェスチャーの雄弁さに脱帽。 ローマ、Fiumicino空港に到着。ここから国際線に乗り継いで成田に向かいます。 ロビーでスーツケースをきれいにラップしてくれるコーナーがありました。 スーツケースにキズをつけたくない人には重宝するかも。防犯にも有効? 空港で見つけた、Hello Kittyコーナー。ローマでわざわざキティちゃん? 誰が買うんでしょうね?・・・一般的ないわゆる有名ブランドとして、それなりに人気があるという事なんでしょうか。 便所の落書き。 CATALONIA地方は現在スペインの一部ですが、言語、文化ともにスペインと異なるといいます。 空港を巡回する警官たち。 エスカレータに乗ったら、ホルスター内の銃口がこっちを向いてました。 安全装置かかってるとわかってても、本物は怖い! それに私、先端恐怖症なんです・・・ (´Θ`:) 成田に向かうアリタリア航空機内。 がら空きで3席分のスペースを自由に使えた行きのJAL便と異なり、帰りの便はほぼ満席。隣の席の日本人カップルが、日本に着く直前に痴話喧嘩をはじめました。 「S君はどう思ってるの?」 「・・・何が良いかなんて、分からないよ。一生かけて答えを探して行くんだよ。」 はたから聞いていてもS君の発言は的外れで、着地点が見えない感じでした。 エンターテイメントシステムは故障中で、隣のメロドラマから避難するには寝るしかありません。しかし、S君と彼女の攻防はえんえんと続き、寝ようにも寝られません。 最初すこし横柄だったS君は次第に弱気になり、最後には黙ってしまった彼女の気を引こうとおどけた態度でつっついたり息をふきかけたり。 駄目だこりゃ・・・。 そうこうするうち、機は成田空港に到着。こうして、私のイタリア旅行は終わりました。 なお、この後アリタリア航空は経営破綻。8月29日の取締役会で会社更生手続きに入る事が決まりました。
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VENICE, ITALY
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今夜はついにイタリア最後の夜。やはりシーフードで締めくくるべきかな、などと考えつつ、シャッターを切りました。 最後はとびきり豪勢にと、ガイドブックで評価の高い店に行くと、既に予約でいっぱいになっていました。よく見るとミシュランのマーク。道理で、入り口でもまだ多くの人が座って順番を待っています。店の前でどうしようか迷っていると声をかけられました。 「何人だい?一人?予約は?・・・申し訳ないけど予約で一杯なんだ。今日は特別忙しくてね、この人たちも待ってるんだよ。そうだね、20分くらい待つか、あるいはもし良かったら道をはさんだ隣の店はどうだい?うちの系列店だし、そこも美味しいよ。」 20分。果たして本当に20分なのか?イタリア人の20分は日本人の小一時間てとこだろうか? 色々考えると悩ましくなってきたので、とりあえず薦められるまま、隣のRistorante Antico Pignoloに行ってみる事にしました。 最後という事で、奮発して前菜にスパイダークラブを頼みました。美味い!!!しかし、結構高い!ローマの某ぼったくりレストラン程でないにしろ・・・ とはいえ、ここで食わねば、あとどこで食うというのか?男なら食え、食うんだ!どうせ最終夜、最後の晩餐。ここで破産してもいい。チケットさえあれば良いではないか。財布をカラにせよ!そして代わりにありったけの料理とワインで胃袋を満たせ、腹の皮が裂けるまで・・・ プリモは、ヴェネツィア名物ボンゴレ・ビアンコ。ていうか、私は何が名物でどこが美味しいのか全く無知ですのでガイドブックの受け売りです。これは思ったよりオリーブオイルがこってりしていました。自分的にはもうすこしあっさりした方が好みなんですが。 セコンドは、なんだか分かりませんが魚のグリル。量があまり食べられないんですけどとウェイターに言うと、なら量半分で半額で良いよ、と、半分にしてくれました。量はこれで丁度よい感じに。決死の覚悟で挑んだ割にはしょぼい私の胃袋なのでした(笑) 奥のテーブルで、マリアッチ達?(それはメキシコか・・・イタリアの流しのギター弾きってなんていうのでしょう?)の演奏と歌がはじまりました。誰か誕生日のようです。美人が二人、むさくるしいけどお金はたんまりもってそうな男達が二人、テーブルを囲んでいました。 金持ち連中(推定)のうち一人の男が、ウェイターに店に飾ってあるコック姿の人形を売ってくれと頼んでいるようでした。結構でかい人形で、高さが30cmくらいあります。 ウェイターは人形を持ってネクタイとスーツ姿のオーナー(推定)に相談しに行きました。結局、売り物ではないので断れ、という話になったようです。この写真を撮った暫く後、2体の人形は元の位置に戻されました。それにしても、どうしてこんな人形が欲しいんだか。。。 腹の皮が裂けるほどでないにしろ結構な満腹状態となり、勘定をすませて外にでました。できればもっと種類を頼みたいところですが、一人だとこの程度が限界です。ごちそうさまでした。 さて、まだ雨が降る中腹ごなしに散歩します。 雨に濡れるサン・マルコ広場は快晴時とはまた違う、幻想的な雰囲気を醸し出していました。 細い小道を感に任せて歩いて行きます。結構夜遅くまでやっているみやげ物屋もたくさんありました。 ねえダーリン、あっちの方に行って見ない?さっき素敵なお店があったのよ。いいともハニー。僕が一度だって君の提案にノーと言ったことがあるかい?まあ、ダーリンったら。愛してるわ! ・・・勝手に2人のやりとりを妄想しつつ、幸せそうな御二人を写真に収めます。
タイトルは、『激撮!ダーリンとハニー、ヴェネツィアで熱愛デート発覚!!』 靴はびちゃびちゃに濡れてしまいましたが、それほど気になりませんでした。 雨が降りしきる中、回廊で演奏が行われていました。 雨脚が弱まるまで、暫く雨宿り。 小降りになってきました。明朝は5時起きです。最終夜、名残惜しいのはやまやまですが、夜遊びはそこそこにしてホテルへの帰途に着きます。 ホテルに帰着。今日はよく歩き、よく食べました。そこはかとない寂しさを振り払いつつ、門をくぐりました。 Ristorante Antico Pignolo Calle Specchieri, 468 - 30124 Venezia Tel. 041 5228123 - 041 5232148 http://www.chaine-des-rotisseurs.it/portal/default.asp?id=100&idcategoria=137&lang=ita&sez=ristoranti Ristorante Do Forni Calle Specchieri, 468 - 30124 Venezia Tel. 041 5228123 - 041 5232148 http://www.doforni.it/ ※ こっちは行こうと思って入れなかった方のリストランテです。 |
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なにやら騒がしい方を見てみると、ボートの前に人だかりができてました。 子供がわんわん泣いています。どうやら、荷物を全部海に落としてしまったようです。警官が鉤取っ手のついた長い棒で海面に浮かぶバッグなどを引き上げていました。 路上のバッグ売り。ブランド物のイミテーション?を地面に敷いたシートに広げ、観光客を待ち構えていました。警官が近づくと、驚異的スピードで店じまいをし、撤収していきます。これもメイドインチャイナなんだろうか? 夕方になると、いきなり突風と共に雨が激しく降り始めました。このあたりでも異常気象なのか? 横殴りに吹き付ける風で傘も意味がありません。 鳩も雨宿り。 突然の雨に、多くの人々が建物の軒先や教会の回廊に逃げ込みます。 雨はかなり激しく、小一時間振り続けました。立ったまま眠気に襲われつつ、雨が小降りになるのを待ちました。 暫く後、また突然晴れ間が広がりました。日本でいうゲリラ豪雨と同じ感じです。雨の後のベネチアはよりいっそう美しく輝いて見えました。 テーブルの上に雨水がたまらないように、雨が降り始めてから屋外のテーブルは全てこのようなフォーメーションで片付けられていました。 極彩色の壁画と天井画。 ここでお土産のオリーブオイルを買いました。日本語ペラペラのおにいちゃんが親切に応対してくれました。 雨上がりの広場で佇む人々。 広場で結婚記念写真を撮影していた、ポパイとオリーブみたいな二人。まわりに集まった観光客もにパシャパシャ写真を撮られてました。おしあわせに! |
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ベネチア二日目、そして観光最終日の朝になりました。 最終日くらいはさすがに早起きして、朝から市内をてくてく散策です。崩落した壁も芸術的に見えるから不思議。イタリア版”もののあはれ”を感じつつ、シャッターを切ります。 通路の先がぷっつり途切れて運河に繋がっています。酔っ払いが落ちそう。というか、実際に落ちる人もいるようです。ネタにはなるけど、カメラ壊れるから嫌だな(笑) 場所にもよりますが、運河の水質がとても綺麗だと思いました。ちょっと乳白色がかった水色。ちっちゃいメダカみたいな魚がいっぱいいました。 アイスもなんだかノスタルジック・ポップな感じで、可愛らしい。ゴミをこんなとこに置いていくなよ、と思いつつ、パステルカラーの淡い色合いに心惹かれて写真に収めてしまいました。しまった、今思えば拾ってゴミ箱に入れるべきだった。。 何故かこの女の子は黒猫を長い紐に繋いでいました。女の子がいくら号令をかけても猫の方はめんどくさそうに座ったままでしたが。猫はどこでも猫なんですね。 教会前の広場で男の子がサッカーボールを蹴って遊んでいました。ボールがこちらに転がってきたので蹴り返してあげました。ボールがあらぬ方向に飛ばずまっすぐ目的地に飛んでいったのは、私としては上出来で、普段あまりない事です(笑) ランチタイム。お目当てのリストランテCORTE SCONTAは、果たして、お休み。 道を教えてくれた売店まで戻ると、おっちゃんが「な、休みだったろ?あそこは高いけど滅茶苦茶美味いんだ。でも、そっちの店も相当いけるぜ。」と、別のリストランテを教えてくれました。 それがこのRISTORANTE AL COVO。 実はガイドブックで目星を付けていたうちの一軒だったのですが、客が少ないのとなんとなく敷居が高そうな雰囲気に躊躇していました。 おっちゃんの一言に後押しされて入ってみる事にした結果、これはなかなかのヒット。 値段設定は高めでしたが、一品一品すべて美味しい。 セコンドをイカのグリルにしたので量的にも丁度良い感じ。満足! 今夜は最終夜。最後の晩餐に向けて、腹を減らさなければ。という事で再び歩き始めます。 大運河沿いの道に戻ると、カフェのテーブル席の食べ残しを雀が突っついていました。雀は日本のものと大差ないですが、若干足が長い気もします。 Ristorante al Covo Castello 3968, 30122 Venezia p.iva:02172030278 http://www.ristorantealcovo.com/Default.aspx?eng=true ※ 一応お店のOfficial HPのようですが、とっても分かり難いですw http://www.veneziaristoranti.it/associati/covo.html ※ こっちの方が分かりやすいかも。。 |
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イタリアを訪れたのは昨年の夏ですのでもう一年近く前の事になります。 先ほど窓から雨上がりの道路を眺めていると、水溜りに映る街灯の光になんとなくヴェネツィアの夜を 思い出しました。 思えばブログを始めたのも、元はと言えばこのイタリア旅行がきっかけでした。 今はブログの方向がなんだか若干ヘンテコな方向に向かってますけど・・・(^^;ゞ 元々は、というか基本的にはひとり旅の記録をとどめる事がテーマです。 ヴェネツィア篇は、実は途中でUPするのをやめてしまったのですが、今しがた撮り貯めた写真を 見返していたらこのままお蔵入りも勿体ない気がしてきました。 最近目新しい旅行先にも行ってませんし、出張ばかりで旅行ネタが貧相になってきましたので(笑) ここにヴェネツィア篇を再開しようと思います。 ヴェネツィア第一日目の夕食は、ガイドブック頼りにサン・マルコ地区を歩きまわり、トラットリアを探します。もうだいぶ日も暮れてきました。 街中のトイレは有料で、使用料は1ユーロ。文化遺産、かつ狭い人口島だから有料は仕方ないでしょうね。利用時間も決まってて、夜8時には閉まっちゃいます。 トラットリア、アル・モンド・ノーヴォ。発見した頃にはもう雨が降り始めていました。 何を頼んだら良いやら分かりませんが、とりあえずお勧めの貝と魚介類のスープをオーダー。 こちらはスープ。見た目あまり美味しそうじゃありません。味は魚介類のダシが効いてて悪くない。ただ、熱々って感じでもなくてもうひとつな感じでした。 アメリカ人?と思しき客に、ウェイターが「うちはイタリア伝統というより、創作料理系なんですよ」とか説明をしてました。あれ?ガイドブックには伝統的なヴェネツィア料理が自慢の・・・とか書いてあったけどな。。ん、novoて新しい、て意味か?・・・だったら看板に偽りなし、てとこなのかな。まあ素人が本で読みかじった情報と飛び込みだけでは、まあこんなものか。。 食事を終え、店からでようとした時は結構雨脚が強くなっていました。通行人もみんな雨宿り。 うちでちょっと食事でもしてきなよー、とか言ってたかも知れません。 幸いにもこの夜の雨はすぐやみました。雨上がりのヴェネツィアは、ぬれた路面が街灯を反射してとても美しく見えました。 コインランドリーもあります。長期滞在のバックパッカー御用達かな。 雨上がりの夜空に輝く、ダイヤモンドのようなお月様。
この時には全く思いつかなかった、この街にはおよそ似つかわしくない忌野清志朗の歌が、旅を終えて一年近くたった今では心に浮かびます。この時、まだ清志朗はこの世にいて、病気と闘っていたのです。 時は流れ、私の中でこの写真は清志朗と強引に結びついてしまいました。 しかし、ほんとに似あわないな・・・清志朗とヴェネツィア(笑) |



