|
職場の結婚できない男Jさん
彼は、お金を貯めることが趣味ですから、光熱費はもちろん節約しています。
一番の節約の方法。それは、お風呂に入らないこと。
水道代もガス代もかかるのですから、お風呂に1回入らないだけでかなりの節約になるでしょうね。
彼のお風呂は4,5日に1回です。
もともと体臭はひどくないのですが、さすがに3日目くらいから、臭います。
汗臭くはないのです。あぶらの臭いですね。
4,5日目になると半径5メートルに近づくだけでも臭います。
私の職場は、毎朝、交代制で2人組で現場に向かいます。
30分から1時間、車の密室に二人きりです。
Jさんと一緒になると、息が吸えません。苦しいです。
窓はもちろん、全開です。
あまりに臭いので、女性はたいてい、機嫌が悪くなります。
朝の挨拶さえしたくないほど、機嫌が悪くなります。
私も、だんだんと機嫌が悪くなり、朝、なるべくJさんを見ないようにして、ちっちゃい声で
「おはようございます」
と言ってました。
そのうち、私はJさんが目に入らないようにしたりして・・・つまりは、無視です。
私に無視をされて、Jさん、ストレスがたまってきました。(私だけのせいではないと思うけど・・・・)
悩んだJさん、ぼーっとして、一時停止無視、信号無視、たくさんするようになりました。
ある早朝、職場に向かっているとき、私の進行方向の信号が青だったので、直進すると、
私の右手から、赤信号に気づかず、スピードも緩めず交差点に進入し、右折していく車がありました。
私がもう少し早く交差点に入っていたら、私の車のボディの真横にぶつかっていたかもしれません。
(ちなみに、国道4号線で、ひろーい道路です。早朝なので車は少なかったです。)
「うわっ。ものすごい信号無視だよ。信号気づいてないな、あれ。
あんな運転はきっと爺さんだな。どんなモーロク爺さんだよ」
と、その車の後ろについてみると・・・・
その車はJ(じぇい)さんだったのです。爺(じい)さんではなかったのです。
職場について、私は、怒りながら言いました。
「Jさん、さっき、危なかったですよ!信号無視、ダメじゃないですか!」
するとJさん
私 「4号線ですよ! 赤信号でスピードも緩めず突っ切って行ったじゃないですか!」
Jさん
Jさんは、私が因縁でもつけていると思ったのでしょうか?全然信じていない様子でした。
私 「そうですよ!もう少しでぶつかりそうでしたよ!」
Jさん 「でも俺、無事故無違反で、もうすぐゴールドだから」
たまたま捕まってないだけだろが!!
(もうこれ以上、あきれて物が言えません・・・)
この1件でも私は腹をたて、ますます無視をするようになりました。
職場の女先輩Kさん、さすがにみかねて私に忠告しました。
「○○ちゃん(私の名前)、最近、Jさん、悩んでるみたいよ。ちょっとやりすぎなんじゃないかな?
精神の病になったらかわいそうだし、もう少しやさしくしてあげたほうがいいんじゃない? Jさん先輩なんだし・・・」
私
「はい・・・・そうですね。臭いから、むかついちゃって、ついひどい態度とっちゃうんですよね。
これから、なるべく、気をつけます」
それからは、なるべく挨拶はするように心がけていたのですが、あまりに臭い日は、やっぱり挨拶したくなくなっちゃうんです。
そして、Jさん、とうとう怒りました。
Jさん 「挨拶くらいしようよ!!」
私 「挨拶??してるじゃないですか。ぼーっとして聞こえてないんじゃないですか?」
(まあ、私も意地悪な口調ですね。年上だけど、そんなこと関係ないってくらい、怒っていました)
それから、おとなげもなく、口喧嘩が始まりました。
ちなみに、上司も止められません。(後で思ったけど、上司、止めろよ?)
私 「だいたいですね!ぼーっとしてるから信号無視もして、危ないですよ!もうちょっと運転気をつけた方がいいですよ。」
(↑喧嘩の内容とずれてますが・・・・)
Jさん「俺がいつ信号無視したんだよ!?」
私 「こないだ信号無視してたじゃないですか!しかも、そのこと言われて信じないってどういうことですか?」
Jさん「・・・・・わかったよ!そのことは悪かったよ!!」
でも、こんな口喧嘩をしても、
「臭い」
と忠告できないのはなぜなんでしょう。
このときは、結局、言いあいをして、和解しました。
私も挨拶をちゃんとすることにしました。
それからは、Jさんもかわいそうになり、臭くても我慢して挨拶しました。
ある日、私に忠告をしてくれた女先輩Kさんが、Jさんと出張しました。
その時は冬で、極寒でした。
しかし、その日は、Jさんも極臭だったのです。
Kさんは、車の窓を全開にして行きました。
車の中はとても寒い。
でも、臭いよりも寒い方がマシです。
何十分か、寒さに耐えていたJさん、とうとうキレました。
Jさん 「あのさ!なんで窓開けてるの?寒いんだけど!」
Kさん 「えっ・・・窓を開けていたいからです!」
Jさん 「俺がこんなに寒い思いしてんのに、気が利かないなっ!!」
Kさん ブチッ!! キレました。
Kさん 「とにかく、窓は開けていたいんです!!」
出張から戻ってきた、女先輩Kさん、私に愚痴ります。
「やっちゃった! 今日は臭いがひどかった! 喧嘩しちゃったよ!」
それから、Kさんは、Jさんを無視し始めました。
あの〜・・・Kさん、私がJさんを無視してた時、 『無視はやめよう、やさしくしてあげよう』 って言ってませんでしたか??
つまり・・・Jさんの臭いは人間の理性を失わせるほどひどかったって事ですね。
でも、Jさんかなり臭いのですが、おじさんたちは大して気にならないようです。
前に、あるおじさんと、職場の臭いの話になった時に、 「Jさん、臭いきつくないですか?」 と聞いてみたら、
「ああ。そうー? そういえば、彼は少し 男臭い かもね」
えーー。あれが 【少し 男臭い】 程度かぁ。
やっぱり男の人はあまり気にならない臭いなんですね。
しかし女性陣には耐えられません。
その後、Kさんと私は、この臭さはなんとかしてもらわないと、精神衛生上もよくないと思い、
自分達ではなかなか言えないので、Jさんより何歳か年上の男のH先輩から言って貰うことにしたのです。
「なにぃ? 彼はそんなに臭いのか。困ったやつだ。じゃあ、俺が彼に言ってやろう」
と先輩は言ってくれたのです。
私とKさんは、ワクワクして、JさんとH先輩のやりとりを見守ります。
H先輩 「Jくん。君、ちょっと臭いぞぉ?」
Jさん 「えーー。そうですかぁ?」 と、くんくんと自分の袖を臭いかぐ真似をする。
H先輩 「ちゃんと、お風呂はいってるの?」
Jさん 「あはははー。大丈夫ですよぉ。お風呂なんて、3,4日入らなくたって、死にゃあしないんですから。」
(おいおい!笑うとこじゃないぞ?死ぬ死なないの問題でなくて、臭いって言ってんだぞ??)
H先輩 「だめだよ。臭うんだから、ちゃんとお風呂に入らなきゃ」
Jさん 「あはははーー!! そういえば、コートも臭うかもぉ。んーーー。いい臭いー。あはははー」
Jさん、ちょうど帰ろうとしていた時だったため、手に持っていたコートを臭いかぎながら言いました。
(ちなみに、コートには臭いがしみついて、コート単品でも臭っていました)
自分の臭いって、いい臭いだと思ってんのかぁ。。。。
こりゃ、治らんな。。。。
|