|
今月で、大学のクラスも終わり、長い夏休みに入ります。
2013年度の州立大学の学生たちは活発で、わたしも楽しく教えることができました。
最初の1年は軽く楽しくするのがいいと言われていますが、そうしてしまうと外国語教育の定められた
レベルにはおぼつかない。そして、それに到達するようにすると、結構落第者が出てくる。本当にジレ
ンマです。
日本語はヨーロッパの言葉に比べると、女性、男性、中立の区別もないし、活用変化もそんなにないし
、難しくないと思うようになりました。
というのも、高校に入った娘がスペイン語を習い始めているのですが、「聞いていると日本語の方が簡
単じゃないの。」とつくづく思うのです。
ただ、日本語は文字がアルファベットと全く違うので、読み書きでくじけてしまうことが多いんですね
。ひらがな、カタカナ、漢字。3種類のアルファベットがあると聞いただけで圧倒してしまう。そして
、また、その形を見て恐れをなしてしまう。
発音は結構よく、会話がうまくできているのに、読み書きを導入した途端、ペースが一気に落ちてしま
う。
アメリカ人で日本語が流暢に話せるのに、読み書きは全然だめという人も今までにどれだけ出会ってき
たでしょうか?
でも、言語は、いくら話せて会話ができたとしても読み書きができなくては半人前ですね。重要な契約
なども、口頭だけではしないし、必ず書面でサインをして初めて契約が成り立つ。それが読めなければ
話にならない。誰かに頼っても、信頼できる人でなければ知らない間に全然違う契約にサインをしてし
まっていることにもなりかねない。
クラスの最初にいつも、読み書き、会話、言語分野の全てのどれを欠けてもいけないこと。日本語はと
にかく文字がアルファベットとかなり違って時間をかけてこつこつと学んでいかなければならないこと
をかなり強調しますが、それでも、毎回数人は、読み書きについて来れずに落ちていきます。
でも、今年の学生は今までになく、2期にわたって頑張りました。何人かは来年には是非、州でやって
いるスピーチコンテストに参加してもらいたいと思うような学生もいました。
私は州立大学では残念ながら、中級コースを教えておらず、もう一人の先生が教えているので、この学
生たちの将来はその先生にバトンタッチです。
やっと会話が楽しめると思ったら、学生たちを別の先生に任せないといけないのはちょっと寂しいです
が、卒業して数年経ってからも連絡をくれたりする学生もいるので、その時は本当に嬉しく思いますね
。
来週、私立と州立のファイナルテストがありますが、みんないい成績を取ってほしいなぁと思っていま
す。
|