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私の妻が、近所の所謂ママ友から聞いた話である。
春菜ちゃん(仮名:一歳八ヶ月)が、おしゃべりし始めた頃、
「ママ」は「まま」と言えるのだが、「パパ」は言えずに「たた」と言っていた。
また自分の事は「やー」と言っていた。
母親が春菜ちゃんに「はるな」と言わそうとして「は」と言えば春菜ちゃんも「はー」と繰り返す。
続いて「る」と言えば春菜ちゃんも「るー」。
「な」と言えば「なー」。
しかし続けて「は、る、な」と言うと、春菜ちゃんは「やー」と言うのである。
そのうち、色の名前を言えるようになって「あか」とか「あお」など言えるようになったが、
緑に関しては「じぇれん」、黄色は「じゅと」と言っていたという。
かくいううちの息子も、自分のことは「いば」、父親は「んが」、緑と黄色は「あゆーが」である。
春菜ちゃんのお父さんは、ふとした好奇心でこれらの言葉を調べてみた。
すると不思議な事が分かった。
春菜ちゃんのこれらの言葉はクロアチア語に似ていたのである。
テレビでクロアチアの街を歩く番組がやっていたときに、
試しに春菜ちゃんに見せたところ、春菜ちゃんは食い入るように見ていたという。
まさか前世はクロアチア人だったのではないかと、
前世の存在なんて信じてなかった春菜ちゃんの両親でも、目の前の現実に困惑したという。
その後成長が進むにつれ、春菜ちゃんの「クロアチア語?」は抜けて、
今では普通に日本語で会話しているのだという。
これ、本当のような嘘の話。
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