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アマチュア無線の話題を中心に、昔のラジオ少年が作るブログです。

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当局が開局間もない時代は、アンテナが建っていれば気軽に「シャック見せてください」と上がりこんだものだった。当局の玄関に黒塗りの高級車が止まったと思ったら、恰幅の良い紳士が下りてきて「シャックを見せてもらいませんか」と入ってきたこともあった。その時は母親の方が慌てていたことを思い出しました。
 
さて第1回目として、はなはだこのテーマに好適なな中西さんのお宅訪問を紹介します。御年70歳ながら、お仕事も現役で海外出張の合間に無理矢理お願いして伺いました。「CW再々々々チャレンジ 」の中で、「CWは音楽だ」をノタマッタ張本人です。関西出身の中西さんは、かつてJA3BFTと言うコールサインをお持ちでした。
 
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大森山王の高台に、ひときわゴージャスな低層マンションがあり、その広々とした屋上を独り占めしているのが、JA1UTB中西さんだ。高台のマンションの屋上と言う、ロケーションに、Cushcraft R−8(40m〜6m)バーチカル、15m/10m4エレメント八木、6m5エレメント八木、40mダイポールなどが、ゆったりと配置されていました。V/UHFの多段コリニアGPがあって、当局がうかがった時点では5本のアンテナが上がっていました。
 
2013年12月にアンテナが変更されました。このページの下段に変更したアンテナが載っています。
 
周囲の森に囲まれた角部屋のシャックには、訪問者のためにイスとテーブルが用意されていました。メインのリグはIC−7700でサブにIC−756−PRO3,V/UHFはIC−911、HF用リニアアンプがIC−PW1とサブにFL−2100Bが置かれていました。
 
近隣に住宅の少ない地域でKWという局は多いが、JA1UTB局は紛れもなく人口69万人の大田区からQRVしているのです。周辺住民の同意など、さぞかし手間取ったことでしょう。
 
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ところで、ほとんど単一メーカーでリグを揃えた理由を伺った。ウガッタ目で見れば、何処かのメーカーの「お先棒を担いでいるのか?」・・・と疑いたくなる。無論、下衆の勘ぐりで、そのようなことは一切なく、中西さんの技術屋さんとしての合理性からきているようです。
 
つまり、5系統のアンテナ、複数のリグ、リニアアンプなどを使うとき、普通は複雑な配線をしたり、切替器やコントローラーなどを用意しても、操作が面倒なものだ。リグやアンテナを切換えるたびに切換えスイッチを操作したり、裏側のコネクタをつなぎかえたり、チューニングを取りなおしたり、大変に手間がかかる。更に間違いなどミスがあれば、キロワットでは重大な事故につながりかねない。
 
その点、同一メーカーであれば、機器間の結線も楽で、連動が可能なことから操作が簡単になる。現在は、リグでバンドを切換えれば自動的にアンテナまで切り替わり、チューニングを取るシステムになっていて、KWでもトラブルがないようだ。
実際に当局も操作させて頂いたが、バンド内でも周波数が離れると自動でチューニングしてくれていた。断わっておくが、当局の操作は受信だけですよ。
 
それでは・・・と伺ったのがマイクの多さである。折角、吊りマイクにしてあるのに、卓上にもマイクが置いてある。これは吊りマイクをA/D変換して、光ファーバーでIC−7700につないでいるが、残念ながら他のリグには、光ファイバーの入力がなく、アナログとデジタルのマイクが混在しているとのことでした。
 
アマチュア無線もお金をかければ際限ないが、すっきりとまとめあげられたシャックのデスクと棚はUTB局手作りで、まさに合理的と言えるだろう。
 
実は、今回訪問した最大の目的は、吊りマイクの奥に見え隠れしているオーディオDSPの効きを知りたかったからだ。bhi製のNEIM1031と言うノイズ・キャンセル装置に付いては別ページに回します。
 
中西さんが面白いことを言っていた。40mバンドのダイポールより、Cushcraft R−8(バーチカル)の方がSにして2程度ノイズが少ないと言うことだ。ディレクションの向きによるのかもしれないと言うことであったが、ビームアンテナを、当局ある蒲田方面に向けると、ノイズレベルが上がるという、悲しい話も伺った。
 
アンテナやリグの設備面だけで言えば、フルサイズの八木に数十メートルのタワー、多くのリグやリニアアンプを使い分けるキロワット局も少なくないが、JA1UTB中西さんのシャックは、合理性を追求してシステム化することで、シンプルに見えることです。勿論、操作もシンプルそのものです。
 
さすがに世界の名立たる望遠鏡を手掛けられた、中西さんならではの究極のシステムと言えそうです。
 

 
強風でローテータが壊れたのを機会に、HFのアンテナを再整備されたとのことで、拝見してきました。
 
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JA1UTB局アンテナ(2013-12-29撮影)
 
頑丈な鉄骨製ルーフタワー(CQタワー)を使って、上から6m用5エレ八木、14/21/28MHz用4エレ八木、ワークバンド用4エレ八木が、真新しいマストに輝いていました。
 
タワーの中段には,3.5MHzローディング+7MHzフルサイズの自作ダイポールアンテナが張ってありました。
 
少し離れたところに、単独でV/UHF帯用コーリニアGPが上がっていました。
 
今回HFが八木に変わったので、下ろした「Cushcraft R−8」を、当局はチャッカリ頂いちゃいました。頂いたR−8を上げれば、垂直系の打上角を送信に使い、更にワークバンドにも出られそうです。
 

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