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と、ジアースは会議を外れて、王室へ行った。王室にはカイザーがいた。
カイザー:ジアース殿。今日はどうしました?
ジアース:私はアローンのシンという者について話をしたいんですが。
カイザー:なるほど。今はザバン様は外交に力を入れているようです。歓喜祭のためだと思います。で、用はシンという者が何ですか?
ジアース:彼は他国にいながらにして大人材だと思います。宗教団体のカソンがいては彼は自分の実力を発揮できないでしょう。
カイザー:なるほど。彼がどういう考えを持っているかについて、実際に会って話がした方がいいでしょうな。
ジアース:では私がアローンへ行きます。
カイザー:ジアース殿。焦る必要はないのではありませんか。
ジアース:しかし、彼を亡くすにはあまりに惜しい。人格も完成されているというではありませんか。
カイザー:確かにそうなら、わが国に連れて来た方がいいでしょうな。
と、そこにザバンが現れた。
ザバン:おお、ジアースよ。どうかしたのか。
ジアース:アローンのあるものを救いたいと思いまして。
ザバン:その話か。あるものとはシンであったな。宗教団体の強烈ないじめに当ているだけでなく殺そうとされているものだな。よし、私がアローンへ行こう。
ジアース:私では駄目ですか。
ザバン:ジアースは忙しすぎる。ここは私に任せなさい。
ジアース:ザバン様がそうおっしゃるなら私はこの国で待機しています。
ザバン:これから出発する。ジアース。カイザー後は頼んだぞ。
ジアース:はい。
カイザー:はい。
と、ザバンは出発した。
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